2011.02.15

2011年1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:39冊
読んだページ数:9357ページ

夢の上〈2〉紅輝晶・黄輝晶 (C・NOVELSファンタジア)夢の上〈2〉紅輝晶・黄輝晶 (C・NOVELSファンタジア)
前回描かれなかった部分が明らかになることで物語の転換がある。次でも引っくり返されるのだろう。
読了日:01月28日 著者:多崎 礼
電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)
ドSなお姉さんか思えば”受け”るとヘタれるところがたまらん/ラストはお姉さんが男前で良かったね彼氏。
読了日:01月28日 著者:黒咲 練導
嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)
梓がメガかわゆい。さらに胸キュンで甘酸っぺえ。まあ表紙ではこんなんですが。
読了日:01月27日 著者:佐藤 将
超人ロック 嗤う男 (2) (MFコミックス フラッパーシリーズ)超人ロック 嗤う男 (2) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
今回は巨悪がいない、悪党どもが知恵を絞ってお互いを陥れる話みたい。ロックはほぼ活躍しないがそれも面白いな。
読了日:01月27日 著者:聖 悠紀
黒のストライカ2 (MF文庫J)黒のストライカ2 (MF文庫J)
一巻に比べれば大分ライトノベルになっていると思う。
読了日:01月27日 著者:十文字 青
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
ミクロの話とマクロな話を同時に進めていって最終的に人類の感動的な黄昏を描かれてはもはや脱帽。
読了日:01月27日 著者:上田 早夕里
真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)
正義とはすなわちシグルイである。狂気に荒ぶりて為すものなり。
読了日:01月26日 著者:永井 豪,田畑 由秋
無限の住人(27) (アフタヌーンKC)無限の住人(27) (アフタヌーンKC)
滅び行くものたちが、それでも明日を生きるために今日を死に急ぐ。
読了日:01月26日 著者:沙村 広明
ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)
ただ一緒の時間を過ごすと言う事のありがたさ。
読了日:01月26日 著者:中村 哲也
伏 贋作・里見八犬伝伏 贋作・里見八犬伝
伏とは人の浅ましさと愚かさを一身に背負い、猟師に狩られる事で完結する。それは人の業がもたらす供犠にも似て。
読了日:01月26日 著者:桜庭 一樹
郭公の盤郭公の盤
最高にボンクラな小説です。グロテスクホラーに和の心は良くマッチいたしますね。
読了日:01月21日 著者:牧野 修,田中 啓文
ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2 (ガガガ文庫)ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2 (ガガガ文庫)
主人公のシンプル過ぎる価値判断は兵士としては正しいとは思うけど、個人的には好きになれないな…。
読了日:01月21日 著者:深見 真
とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)
3巻分くらい圧縮していてドタバタしているなあ。/大きな状況まで視野に入れているのは良い。
読了日:01月21日 著者:犬村 小六
ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)
とぼけてはいるけど真面目な諜報アクションだったような・・・。真実なんて一個もねーよ、みたいな。
読了日:01月21日 著者:虚淵 玄
コップクラフト 3 (ガガガ文庫)コップクラフト 3 (ガガガ文庫)
ヒロインの年齢設定変更の効果が如実に表われた感じがしますね。
読了日:01月21日 著者:賀東 招二
はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)
カップル成立寸止め漫画ですなこれ。
読了日:01月20日 著者:藤木 俊
月光条例 12 (少年サンデーコミックス)月光条例 12 (少年サンデーコミックス)
藤田先生の「過去編をやったらついうっかり本編より力が入っちまった」が来るのか…。
読了日:01月20日 著者:藤田 和日郎
史上最強の弟子ケンイチ 41 (少年サンデーコミックス)史上最強の弟子ケンイチ 41 (少年サンデーコミックス)
フレイヤさんに萌え転がっている人間がここに一人おります。
読了日:01月20日 著者:松江名 俊
マギ 7 (少年サンデーコミックス)マギ 7 (少年サンデーコミックス)
なんかいろいろ納得の行く展開。少年漫画でこう来るかー、みたいな。
読了日:01月20日 著者:大高 忍
ツマヌダ格闘街 9 (ヤングキングコミックス)ツマヌダ格闘街 9 (ヤングキングコミックス)
達人の領域をいつまで理屈付けられるのか。正念場かもしれない。
読了日:01月15日 著者:上山 道郎
顔のない女顔のない女
”顔の無い女”が好きで好きでしょうがないのでバーテンダーは爆発すればいいと思います。
読了日:01月15日 著者:高橋葉介
マルドゥック・スクランブル(4) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(4) (少年マガジンコミックス)
原作に手を入れることをまったく恐れない作者パネエ。
読了日:01月15日 著者:大今 良時
ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト (電撃文庫)ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト (電撃文庫)
”自分こそが”と思ってたら実は無関係だったという取り残され感が良いです。
読了日:01月10日 著者:上遠野浩平
リアル (4)リアル (4)
困難を正しく乗り越える人がいる一方で、それに敗北する人がいるという厳しいリアル。
読了日:01月10日 著者:井上 雄彦
リアル 3 (Young jump comics)リアル 3 (Young jump comics)
”障害”に打ちひしがれる人、甘える人、乗り越える人。それは”感動的な物語”はない。
読了日:01月10日 著者:井上 雄彦
ヒマツリ  ガール・ミーツ・火猿 (角川スニーカー文庫)ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿 (角川スニーカー文庫)
悪くはないけどそんなに面白いと言う感じでもない。
読了日:01月10日 著者:春日部 タケル
絶園のテンペスト 3 (ガンガンコミックス)絶園のテンペスト 3 (ガンガンコミックス)
全員が最善手を追及している結果生じる危うい糸の上に成り立つ駆け引き”だけ”で構築されているのがすげえなあ。
読了日:01月09日 著者:城平 京,左 有秀,彩崎 廉
死神姫の再婚―孤高なる悪食大公 (B’s‐LOG文庫)死神姫の再婚―孤高なる悪食大公 (B’s‐LOG文庫)
カシュバーン様は童貞は童貞でも攻撃的童貞だな。/しかしアリシアのハーレムメイカーっぷりが甚だしく…。
読了日:01月09日 著者:小野上 明夜
死神姫の再婚 -鏡の檻に棲む王- (B’s‐LOG文庫)死神姫の再婚 -鏡の檻に棲む王- (B’s‐LOG文庫)
ゼオさんはラスボスと言うより攻略難度の高いヒロインと言う感じだなー。
読了日:01月09日 著者:小野上 明夜
リアル 2 (Young jump comics)リアル 2 (Young jump comics)
「障害」を持つ人が前へ進み、「健常」な人が足踏みする。「常識的な価値観」からすれば転倒した状況になってる。
読了日:01月09日 著者:井上 雄彦
リアル 1 (Young jump comics)リアル 1 (Young jump comics)
挫折の深さが恐ろしいレベルで描かれている。「リアル」とはそういう意味か。
読了日:01月09日 著者:井上 雄彦
機械の仮病機械の仮病
機械化病と言うガジェットの存在する世界での「普通の話」でした。
読了日:01月09日 著者:秋田 禎信
バビル2世ザ・リターナー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)バビル2世ザ・リターナー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
バビル二世の今回の敵はアメリカ!…いや、まあ、現代的ですよね。
読了日:01月04日 著者:横山 光輝
生贄のジレンマ〈下〉 (メディアワークス文庫)生贄のジレンマ〈下〉 (メディアワークス文庫)
「現実」に回収しないことにかけては定評のある作者らしい結末であった。
読了日:01月04日 著者:土橋 真二郎
量子真空 (ハヤカワ文庫SF)量子真空 (ハヤカワ文庫SF)
1216頁もかけてなにも終わってないよ…。しかし、無駄な部分があるかと言うと思いつかない。
読了日:01月04日 著者:アレステア レナルズ
夜が運ばれてくるまでに (メディアワークス文庫)夜が運ばれてくるまでに (メディアワークス文庫)
ライトノベルと絵本の融合か・・・。テーマはラノベ、でも表現は絵本なのよね。
読了日:01月04日 著者:時雨沢 恵一
薔薇のマリア  15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)
エピソードの大盤振る舞いに、本当にキツキツな構成なんだなあと思った。
読了日:01月04日 著者:十文字 青
ミスマルカ興国物語 VIII (角川スニーカー文庫)ミスマルカ興国物語 VIII (角川スニーカー文庫)
ルナス姫の強烈なヒロイン力に驚き。このままメインヒロインになってもおかしくない。
読了日:01月04日 著者:林 トモアキ
めだかボックス 8 (ジャンプコミックス)めだかボックス 8 (ジャンプコミックス)
どうも描写が綺麗すぎてマイナスの気持ち悪さが伝わらないんだ。そこが残念。
読了日:01月04日 著者:暁月 あきら

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2010.06.30

買ったもの+雑記

1.『自殺島』 森恒二 白泉社
2.『医龍(23)』 乃木坂太郎 小学館

買った。

6月の感想件数がついに一桁になってしまった…。真面目に感想を書き出して(たぶん2005年頃)から一ヶ月の感想件数が一桁になったのはおそらく初めてのこと。今月はエヴォリミットの感想とかも書いていたせいもあるけど、最大の原因はやっぱり体調的なとこかな。どうも文章を書く気力と体力がなくなっていて、パソコンに向かっても文章が書けない。なんか一つの感想を書くのに一週間ぐらい頭を悩ますとか、ほとんど初めてかもしれない。別に変なことを書こうともしてないのに。うーん、とにかく、もうちょっと余裕が出来るまで、もしかしたら現状維持が続くかも。出来れば件数は二桁にしておきたいけど。

とりあえず、今日は頭痛がひどいので寝ます。

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2010.06.07

最近のラノベとこれからのラノベについて雑感

ファミ通文庫の『空色パンデミック』とか、さっき感想を書いた『舞面真面とお面の女』とか、とにかく最近デビューするラノベ作家において、いきなりラノベと言うものを徹底的に解体した、アンチラノベと言うかメタラノベって言うか、とにかくライトノベルと言うジャンルを十分以上に理解しつつ、その上でライトノベルのお約束を積極的に用いながら、そのお約束を解体し、メタ的なガジェットとして機能させるという作品がやたらと目につくようになったような気がすんのよねー、といきなり本題から入る。

なんつーか、ライトノベルと言うジャンルもいい加減に爛熟の域に達していて、やりつくせることをやりつくした所まで来ているので、新しくデビューする作家はライトノベルを解体するところまで来ているのではないか(しなくては新しいものが生み出せない)、と思うんですよ。つまり、ラノベジャンルの崩壊と拡散が目の前まで来ていますよー、という事ですね。かつてSFであったように、あらゆるジャンルに広がり、あるいは取り込まれるということが起きる、いや、すでに起こっているのではないか。

アスキー・メディアワークスがメディアワークス文庫を創設して、ラノベと一般文芸の垣根を取り払おうとしたりしているし(こうした動きは昔からちょろちょろあったけど、ここまで大々的にやり始めたのは時代を感じさせますなあ)。2009年から2010年にかけては、ライトノベル史において爛熟と転換の時代として後世で論じられるのではないかと思ったりもしたのだが、まあたった5分前に思いついただけなので、たぶん普通に勘違いだろう。まあそれはそれでもいいんだ。けど、これからのライトノベルの方向性を考えると、冒頭のような作品が現れたことは、今後の大きな布石になるんじゃねえかなあ、と思ったことをとりあえずここで述べおく。あと5年したらどうなっていくのか、楽しみだぜ。

以下雑感、と言うか脱線。

こうしたラノベジャンルの解体と言うのは、実はすでに西尾維新が10年前にやっていることでもあったりするのだよな。ほんと、西尾維新は10年ぐらい時代を先取りしていたな、と改めて思う(当時は自分は全然気がついてなくて、ちょっと変わったラノベ作家程度にしか思っていなかったのだけど、最近になって西尾維新すげー!と思うようになりました)。西尾維新については、デビュー後の一年ぐらいは、内容は薄いにキャラもうすっぺらいしトリックもしょぼいし、これが評価されたのはミステリの分野だったから珍しがられただけだよね、とか思っていたんだけど、時が経つにつれて自分の中で西尾維新の株が上がっていき、今ではストップ高。時代を先取りしまくった天才性の持ち主だと言うのが現在の評価です。10年たって、ようやく当時の西尾維新の目指していたものが理解出来るようになったというか…。

まあ今の西尾維新はまた別の何かを目指しているっぽいけどね。

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2009.11.12

気になっていること

「true tears」Blu-ray BOX 予約受付開始!

すでにDVDを買っていることを考えて、今更購入する意義があるのかと言う点で迷いはあるんだけど(画質にはそれほど拘りないし)…一応、ファンのはしくれとして予約することにした。一応、例のBD化プロジェクトの成果をいきなり頓挫させるのも気が引けるし(まあ自分は投票してないんだけど)。ただ、申し込みがすごくめんどくさいのでなかなか腰が動かないんだけど、ここで書くことで自分の退路を断つことにする。こういうとき無信仰というのは面倒くさいよな。やる気を出すきっかけを自分で理論化しないと出てこない(オレもブルーレイ教に信仰が持てればよかったんだけどね…)。

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2009.09.29

なんとなくコミックギア関連の話題

http://home.att.ne.jp/wave/applepop/#200909-28_1

http://d.hatena.ne.jp/ruitakato/20090812

ちょっと前の話題になるが、コミックギアの製作体制について高遠るいが批判していた。自分は漫画家ではないので高遠るいの怒りの本質というのはピンと来ないのだが、おそらく高遠るいは「オレがおもしれえと言ったらおもしれえんじゃあ!」と言う信念の人なんだろうな。で、そういう信念の人が同じ職場でお互いの漫画に口出しするようになったら、罵倒批判の嵐でまともに製作なんて出来るはずもなかろうな。もし罵倒批判がなかったとしたら、お互いになあなあで済ませる仲良し空間が出来上がると。高遠るいが気持ち悪いと言っているのはそういう製作環境であるのだろう、と推測は出来る。

結局、作品の面白さなんてものは唯一絶対のものなんてものはなく、誰か一人の価値観がすべてを支配できるわけでもない。高遠るいが怒っているのは仲良し空間を形成することで、自分の”エゴ”剥き出しにした作品作りを排除してしまうことになるについてなのだろう。

まあ個人的見解としては面白ければ製作サイドの事情などどうでもいいとは思うのだが、正直、コミックギアはそんなに面白そうな感じがしないんだよな。大掛かりな同人誌みたい。それをわざわざ非難する高遠先生は本当に損な役回りをする人だなあと思った。ある意味人が良すぎるよね。

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2009.07.03

ネット引きこもりからの脱却その二

しばらく前からtwitterを始めている。が、どういう使い方をすればいいのかよくわからないし、途中で飽きる可能性もあったのでしばらく独り言のメモ代わりに使っていた。

今日、ようやく投稿数も100件に達したこともあり、一応、使い続ける目処がついたような気もするので公開してみることにする。

あと、ブログに最新のつぶやきが表示されるようにしてみた。今まで雑記に書いていたことは、こっちでつぶやくことが多くなるかも。

いまいち、フォローとかふぁぼるとかダイレクトメッセージとかの使い道がよくわかんないので、ま、その辺はおいおいやっていくということで。

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2009.06.04

ネット引きこもりからの脱却その一

ほぼ毎日読んでいるサイト一覧のリンク一覧表を公開してみるぜ!…ってことをやると100件あっても足りないので、その中から自分の思想、ネタ、情報、文体などの元ネタ一覧を公開するぜ!場所はこのブログの右下だ!これを見れば自分が大体なにに興味を持って何を考えているのか丸わかりなので、はっきり言って超ハズイのだが、ネット引き篭もりから脱却するべく、コミュニケーションの一環として作成するぜ!ちなみに無断リンクなので抗議があれば即撤回するぜー。

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2009.05.27

訃報

栗本薫が死去、と知った瞬間の気持ちは筆舌に尽くしがたい。

正直なところ、ぼくは栗本薫の熱心な読者とはいえない。十代の一時期に著作を読み漁ったことはあるが、自分の中ではそれほど重要な作家と言うわけではなかった。とくに、ここ数年の栗本薫に対しては、作品の品質に疑問を覚えざるをえなかったので、すっかり読まなくなってしまった。血気盛んな時期には、はっきりとした反感と言うか拒絶感めいたものを持っていたことさえあった。

それでも、いつかはグインサーガは終わるのだろうし、さまざまな謎が明らかにされるだろうという信頼がどこかにはあったように思える。今でこそ読んではいなかったが、数年前までは、グインサーガの熱心な読者だったのだ。読まなくなった今でも、まあ、完結したら、読んでみてもいいか、と思ってさえいたのだ。

だが、もはやグインサーガは完結しないのだ。永遠に完結することはないのだ。そんな想いが、心を苛んでやまない。理不尽さ、苛立ち、怒り。どこに向かうともしれないそんな感情が、そこにはある。

そこで初めて、自分は栗本薫と言う作家は、これほどに重要な位置を占めていた作家だったのだということに気くのだ。物事と言うのは、ときに失われたときにその重要性に気がつくというが、まさにそれ。グインサーガの完結とは、ぼくの中では、一つの信仰のようなものだったのだ。

なぜ死んだのだ。あんまりにも無責任じゃないか。そんな風に作者に文句を言いたくなる。

これで終わりだって言うのか。認められない。認めたくない。憎しみにも似た感情を、作者に覚える。

死者に対して、生者は無力だ。どんな嘆きも怒りも死者には届かない。ぼくはただ、失われたものを思い、生まれなかったものを思い、無念さを感じ続けるしかないのだ。

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2008.06.19

いつもと同じ日々

ふと気がつけば50万ヒット越え。

ただひたすら散漫に垂れ流していた妄想と駄文がどこまで意味があるのかと問えば、おそらくそこには意味など何一つ無いにせよ、まあ、別にそれでもかまうまいと考えるだけの悟りに到達するほど恬淡には生きられず、かといって、別にだれかに届けたい言葉があるわけでもなく、あえて言うのなら、なにかの表明をするというただそれだけの行為を、楽しいときもつらいときも更新したりしなかったりを繰り返しつつ、これからも出来るといいなと思う。

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2008.05.20

風邪引いた

一昨日から昨日にかけて風邪引いた。熱が出るほどに悪化したのは久しぶりだ。なにか悪いものでも食ったのか。

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