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2014.02.08

一度さぼるとなかなか戻らないね

・ひたすら小説を書いたりしていた。進捗状況は、あー、三歩進んでは二歩下がる、時には四歩も五歩も下がるような感じ。調子よく一日四千枚ぐらいのペースで書けたり、しかし、一週間ぐらい経ってそこが全部気に入らなくて破棄したり。挙句の果てにはプロットから全部作り直したりしていた。まあ、いろいろと考えることが出来て、有意義ではあった。

・ようやくプロットの書き方がわかってきた気がする。今更か。今更です。もともと自分は頭が整理されてない、ぶっちゃけ頭が悪いので、プロットが必須なのだけど、それでもプロット通りに書けたためしがない。これはプロットそのものが整理されていないからで、言うなれば迷わないために地図を書いたのに、地図の書き方が間違っていた。それがようやく距離や方向に気を付けて書くようになっていた、というところ。今更だなあ。

・今日は雪だ。もう吹雪と言ったありさまである。これほどの雪を北の方にいかないで体験できるとは思わなかった。ここは吹雪をじっくりと味わうべき、と散歩にいった。まず、叩き付けるような風に巻き上げられるように雪煙が立ちあがっていて、思わず時間を忘れた。雪がまるで灰か粉のようにさえ見える。視界の奥からは風にのって粒子の細かい雪がねじれるように吹き付けてきて、なるほどこれが吹雪というものか、と得心した。途中に大きめのドラッグストアがあって、そのライトアップされていた駐車場に降りしきる雪の粒が見えるように、暗い空に浮き上がっていた。歩道と車道の境目が見えなくて、踏み出した時に高低差に足を取られた。自分では歩道を歩いていたつもりだったのでびっくりする。高さは変わらないように見えるのだが。誰かが作った巨大な(僕の身の丈くらいある)雪だるまがあった。ニンジンを切って作った目がちょっとヤバい。危険な虚ろさだ。手袋をしていなかったので手がかじかむどころではなかったが、ひたすら吹雪を堪能して帰った。帰りは近所の丘公園(小さな丘が公園になっている)を通り抜けてみようと思い立った。しかし、すでに階段さえ見えないほどに降り積もった雪のせいで、丘を登ること自体困難だった。上ったら上ったで、そこには人気はまったくなく、つまりは除雪もまったくされていない広場が広がっているだけだった。家に行くためにはその広場(小さな野球場くらいある)を通り抜けていくしかなく、もはや戻ろうにも階段を使う気がしなかった。あたりも暗くなっていたし、ほんの少しだが、遭難するんじゃないかと言う恐怖感が沸いていた。意を決して歩き出すと、ずぶり、と柔らかい雪に足が脛まで沈み込んだ。こりゃやべえ。とにかくひたすら足を前に出した。雪まみれになりながら歩いているうちに、風にあおられて傘が壊れる。わりとびっくりした。ようやく出口が見えてきて、やれやれ、とため息をつくと、目の前を犬の散歩をしている男性が通りかかった。犬は雪を前にして大はしゃぎをしていて、男性がさむそうにしているにも関わらず、広場の隅っこを走り回っていた。犬って本当に雪を駆けまわるんだな、と思った。

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