言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、などと嘆息してみる日記
・最近、新しい本を読むよりも、面白かった本を繰り返し読むことの楽しさを知った。新しい本を読むことは新鮮さがあるけど、繰り返し読むことによって内容が身体に染み込んでくるような感覚もなかなか捨てがたい。
・ふと、あの本が読みたいな、と思った時に電子化してあるとすごく嬉しくなる。手元に数百冊の本を持ち歩けるという幸福感はなにものにも代えがたいものだな。
・『魔女は月出づるところに眠る(上)』(佐藤ケイ/電撃文庫)がすごく面白い。一見したところいまどき流行りの魔法少女ものではあるんだけど、これは性格には魔女ものであって、彼女たちが操る魔法は、高いリスクと犠牲の上に成り立つ古式ゆかしい正しくウィッチクラフト(魔女術)という感じがあって、とても素晴らしいです。児童小説に近い雰囲気があって、正直なところ、これは角川つばさ文庫あたりか、あるいは児童書のハードカバーで出すのが一番ふさわしいのではないかと思います。
・自分はノンポリであることを改めて主張した上で言うけど、秘密保護法案ってのは戦争を前提とした法案(と言うのは言うまでもなく偏見であることは念のため)で、つまり、これから戦争する相手にこちらの情報を漏らすようなことをしたら逮捕するって話なのだから、この法案に反対する人は、「そもそもこうすれば戦争など起こらないのだから、この法案は意味がない」というロジックを展開してくれれば、自分だったら受け入れる可能性はありそう。
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