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2013.10.26

何気なく始めたゲームは面白すぎて睡眠時間がみるみる減った日記

・自分でも理由が良くわからないのだが、五年くらい前(いや、もっと前だったかもしれない)に買ったまま放置していた『空の軌跡FC』を始めてみたところ、これが非常に面白くて作業がいろいろ滞っているのだった。

PC版の発売が2004年、自分がやっているPSP版でさえ2006年発売のゲームだから、下手すると10年前のゲームなのだが、今やってもぜんぜん問題なくプレイ出来る。

見た目はドットとポリゴンで出来た昔ながらの2DRPGの色合いを濃く残すゲームなのだが、とにかく細部への気配りがもはや偏執狂とさえ言えるほどの凄まじい配慮で、多少ロードが長いことを除けばプレイは極めて快適と言える。快適過ぎるとも言える。

偏執狂めいた拘りはそれだけではない。ドットキャラでありながら、主人公たちの芝居は細やかで、ドットでありながら躍動感のあるアクション芝居を行っているのには驚かされた。あるキャラクターが一騎打ちをするシーンがあるのだが、RPGでよくある強制戦闘ではなくて、ドットキャラ同士が飛んだり跳ねたり剣を振り下ろしたりと、まるで時代劇の殺陣めいたアクションをするのだ。軽快なフットワーク、壁を使った三次元殺法、それらがただキャラを動かしているのではなく”芝居”をさせている。すごいなこの演出、ドットキャラってこんなこと出来るんだな、って思った。

あとこれは本当に偏執狂なんじゃないかと思わされたのは、モブキャラたちにまでドラマが設定されていること。本当に、そこら辺を歩いている町人Aでさえドラマがあって、悩みや目標を持っているのだ。ゲームを進めるたびに細かく話が変わってて、家族との交流、仕事悩み、恋人との関係など、さまざまな人生の一側面を見せてくれる。ここまで来るともはや単なるモブとは言えなくて、実際、驚くべきことこのゲームのモブキャラには全員名前が設定されている。さらに当人だけではなく、他のモブキャラ同士でも人間関係があって、全員に話を聞いていくと、「あ、この人とあの人は恋人同士で遠距離恋愛をしているのか」「旅先で出会った夫婦の実家はここなのか」とか、そういう驚きがいくつもあって、みんなここに生きているというような広がりを感じさせられるのだった。

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コメント

いつも楽しく読ませてもらってます。そして思い入れのあるゲームを楽しんでくれているようで、嬉しい限りです。

特徴のあるモブキャラは印象に残ってるので、
「あ、この人とあの人は恋人同士で遠距離恋愛をしているのか」→ツァイスの工房地下のフェイと国境門の兵士?
「旅先で出会った夫婦の実家はここなのか」→王都のエーデル夫妻?
と色々見当がつきますね。
他にも、「楽観的で商売人志望の男の子と、幼馴染の手厳しい女の子」、「紅茶の実演販売をしている双子の姉と、その座を虎視眈々と狙う妹」、「婚前旅行をしてる熱々の(少々うざい)カップル」等々、今思い出すだけでもアクの強いモブキャラがいっぱい居ます。アクの強いモブキャラってなんだ。

メインシナリオそっちのけで街をマラソンしてしまうので、そのうち「メインシナリオが凄い展開で先が気になる、でもモブキャラの会話もきっと更新されてる」という独特のジレンマが発生すると思います。

投稿: | 2013.10.27 19:57

プレイ時間の三分の一はモブ会話を読むために費やしているのではないかと思わされるほどの多彩さには感心するばかりです。無視してもいいんですけど、これが微妙に本編にも絡んで来たりするキャラもいて、会話を見ておくと物語の奥行きを感じられるのが侮れません。これは、世界は主人公たちだけで構成されているのではない広がりを見せてくるという意味で素晴らしいと思いますが、しかし、これほどに作り込むことは相当の手間なんじゃないかと思うと、その丁寧な作り方には脱帽してしまいますね。

投稿: 吉兆 | 2013.10.27 22:31

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