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2013.10.07

日記

・いまさらながら『げんしけん二代目』の最終話を観た。良い作品だった。原作もずっと買い続けているぐらいに好きなのだが、このアニメ化は原作の新しい魅力に気が付かせてくれたと思う。

どのキャラクターも実に活き活きと描かれていて、ゆるいオタク(二代目では腐女子に焦点が当たっているのだが)が持つ関係の特殊さが魅力的だった。げんしけんという空間が生み出す雰囲気と言うか、そういう関係のもつしなやかさみたいなものが描かれていて、すごく印象に残った。これは漫画でも描かれていたものだけど、アニメと言うか”動き”がついたことでより一層魅力的なものになっていたと思う(誰かがしゃべっているときに他の誰かが別のことをしていると言ったような、点と線の関係ではなく、あくまでも”場”としての空間が描かれている)。

・前期のアニメだと、『シンフォギアG』、『ガッチャマンクラウズ』、『げんしけん二代目』の三作品は毎週楽しみに観ていた。どれも終わってしまうのが惜しいくらいだった。

・『物語』シリーズも観ているんだけど、いまのところ原作の方が面白い。と言うか、どうも自分が面白いと思うところと製作者側のそれがずれてい感じ(『傾物語』は忍野の手紙こそが真のクライマックスだと思うのだが、作り手の方はそうは思っていないみたいだ)。

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コメント

>化物語
小説だと時間的な感覚をアニメより自由に制御できる、というのもあるのかもしれませんね。
と言ってもまあ、尺をコントロールすればあそこを普通にクライマックスにできるでしょうし、やはり見方が違うのかもしれませんが。

アニメ未見ですが、感想は同意ですw

投稿: 名無し | 2013.10.08 18:27

自分も物語シリーズのアニメについて。
自分も「あれ、この台詞カットしたら全体の印象変わらね?」というのが結構ありましたね。

まあ、原作ありのアニメとしては出来はかなりいいと思っていますから、その辺が少し歯がゆいなと。

身も蓋もないことを言えば、こういうアニメは、原作の他人の解釈の一つでしかないわけで、合う合わないはどうしてもありますよね。

投稿: torch | 2013.10.09 18:37

>名無しさん

まあアニメには尺がありますからね。小説と同じようにはならないでしょう。

>torchさん

自分と解釈が違うというだけで、別にどっちが正解というものではないですね。こういうこともあるのもしょうがないと思います。

投稿: 吉兆 | 2013.10.09 19:25

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