日記
・昨日は焼酎の飲んだ上にダークソウルのラスボスを倒そうとしていたら途中で気分が悪くなってきた。このラスボスを倒すのにかなり集中力が必要で、酒の入った状態だとひどく疲れてしまう。もう歳かな…。
・ちょっと酔いの残る頭で目が覚めたら、いきなり秋を通り越して冬かと思うような一日だった。まあ、まだ寒いと言うほどではないが。
・『スピットファイア』『スーサイドクラッチ』(江波光則)を読んだ。魔術師スカンクシリーズはこれで終わりだろうか。いろいろ伏線は残っているようだけど、まあそれは語られなくても良いことなのだろう。例えば、三作通じて登場人物たちに強い影響を与えた沙都という少女は、結局、その姿を現すことなく(最後になにやら不穏な謎を残したまま)物語は終わっている。それでいいのだし、そうするべきなのかもしれない。
キャラクターの描き方も良かった。主人公たちがクズで外道で駄目な人間なのに、どこか輝かんばかりに美しい一欠片を持っている描き方も好きだ。外道で鬼畜な主人公の父親が主人公に対して本物の情愛を抱いていて、しかも、それが鬼畜で外道な父親が持っていて違和感のない描き方をされているのがけっこうすごいことではないか、と思った。
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コメント
ある属性を持っていたら、ある特徴を持ち得ないのだ、というレッテルというか前提的な意識をテンプレとして受け取っているから、ということかもしれませんね。
実際の人間の多面性というか、たとえばある集団の中で陰口の対象になっているある人物は、その人の持つ別の関わりの中で真実信頼できる関係を築いていても何ら妙ではないわけで。
「あいつはああだからああでなければいけない」が違うと理解するには、ある程度は関係を持って踏み込まないと見えてこない部分がどうしてもありますし。
キャラクター化は単にテンプレ化ではなくて、それを見えるように書くこともできるということかなと。
この作品ではありませんが、この作者の作品はデビュー当時から割と読んでいて、そうした人間の多面性というか個人個人の抱える割り切れなさ、他者と関わりきる事のできない齟齬などが巧く出てるのが凄いなと思います。
スクールカーストを単に扱っていると言うだけでなくて、踏み込み方が一般作品のそれとはまた違う視点があるのが印象的で、どこかキャッチーでなかったり大仰な展開をしなかったりで一般レーベルから出るにはまた違う趣があるなと感じられて、そのへん巧くライトノベルという曖昧な枠が拾い上げてる印象がありました。
星海社からというのは意外……でもないですね、今のBOXと違ってw
チェックしてみたいです。
投稿: 名無し | 2013.10.21 01:24