ようやく夏も終わりか(前にも同じことを書いた気がする)
・ゲリラ豪雨みたいな雨がざっと降って、そのあとの風は明らかに夏のそれとは違っていた……などとカッコつけて書いてみても、前にも同じ事を書いた気がするので台無し感。まあ、人間の感覚など近視眼的なものに過ぎないのだな(などど再び謎のドヤ顔感)。
・ともあれようやく涼しくなってきたので、作業一つするにしてもわりと快適。まあクーラーをつければいいんだけどね。
・『俺の教室にハルヒはいない』(新井輝)を読んだ。明らかにホワイトアルバム(1の方)へのオマージュと言うか、まああれなんだけど、もともと新井輝と言う作家はそういうオリジナリティにまったく拘らないタイプだからな。誤解を恐れずに言うと、新井輝と言う作家は私小説向きの作家で、なんというか物語を書いているというよりも新井輝を書いているという感じなのだった。だからエンタメとして見ると、どうしようもなるグダグダした話になってしまうのだが、そうしたグダグダも含めて新井輝と言う作家であって、エンタメとかそういうものとは別の領域でそれを経なくては語れないものもあるということなのだ。
・『めだかボックス』(西尾維新・暁月あきら)の最終巻も読んだ。最後まで非常に面白かったのだが、週刊漫画としてこれは許されるのか、と言うレベルで危うい作品だった。まあこのグダグダした感じの最終巻とか非常に西尾維新らしいし、自分はこういう終わらせ方はとても好きなんだけど、少年ジャンプを読んでいる層に受け入れられるとも思えないね。まあ、何か異質なもの読んだ、みたいな感触を読者に残すことが出来れば作者としてはオッケーなのかもしれない。
しかし、作画担当の暁月あきら氏のキャリア的にはどうなんだろう。西尾維新は今更周囲に影響を受けるとも思えないが、こんな異質な漫画を描いてしまった時点で、まったく影響を受けないとも思えないが…。まあ、余計なお世話ではあるよね。
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