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2013.09.30

日記

・昨日何気なく書いたガッチャマンクラウズとシンフォギアGの話題だけど、これはヒーロー否定の物語と英雄物語と言う真逆の作品だということに今頃気が付いた。

ガッチャマンクラウズにおいては、ガッチャマンは決して悪を滅ぼさない物語だった。悪と言うにはあまりにも無責任なベルク・カッツェはせいぜい煽動家と言った程度で(2ch的には煽りと言った方がいいのかもしれない)、それと戦うためにはヒーローはあまりにも無力だった。その中でヒーローはどのように存在するべきなのかという問いが作中で重要であった。

それに対してシンフォギアGは、もうコテコテのヒーローアニメだ。私欲を満たそうとする悪がいて、それを打ち倒す英雄たち。世界は悪によって危機に陥り、それを英雄と、英雄が束ねる人々の善意によって覆される(ただ主人公はやっていることは英雄以外のなにものでもないくせに、自分は英雄じゃないと言い続けていて、このあたりに”歪み”があって、それがシンフォギアを単純な英雄物語に位置付けていない感じはある)。

まあそれだけと言えばそれだけなんだけど、自分は本当にヒーロー物が好きなんだな。古典的なヒーローも好きだし、ヒーローの存在意義が失われる話も好きで、そのどちらもが描かれるアニメが同時期に存在するというのはなんとも幸福だと思った。

まあどっちも手放しで褒め称えるタイプではなく、いろいろどうかと思うところも多かったけれども、それを含めて面白かった。

・小説はようやくプロットが完成した、と思う。ちょっと調整が必要かもしれないが…。とにかく、これでようやく書き始められる…プロット地獄から抜け出せると思うとすごくうれしい。

どうも自分は気に入らないところがあると全部作り直すのだが、速めに直しておけばいいのに、わりと後のほうになってから作り直すので、物凄く時間がかかってしまう。ちゃんと全体像を把握してない証拠だ。まあ、この経験が今後に活かせることを祈ろう…。

・『聖剣の姫と神盟騎士団Ⅲ』(杉原友則)を読んだ。なんだかすごく面白いぞ。キャラクターが物凄く動いているというか。イアン(とバスター)と共闘し始めたところで気が付いたが、こうやって”新”騎士団を作っていく展開なのか。口先だけで勇者たちを仲間にしていく主人公はすごく現代的な英雄像だと思った。

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2013.09.29

日記

・『ガッチャマンクラウズ』の最終話を観た。最後まで面白かった。まあ、ガッチャマンと言うヒーローがいるにも関わらず、明確な敵がいないという凄まじく危ういテーマなので、いつ崩壊するかハラハラしながら見ていたのだが、なんとか持ちこたえたと思う。いやー、いつベルク・カッツェを倒せば立川は救われる!みたいな展開になるか心配だったよ。

一握りのヒーローではなく、ボランティア感覚でヒーローが遍在する(まさにクラウズ)と言う決着は、明確な悪がない世界ではけっこう説得力があると思う。誰もが悪となり、同時に誰もがヒーローになりうる世界と言うわけだ。

はじめちゃんと言う主人公がすごく好きなのだが、僕は彼女は普通の女の子だと思う。確かに一見したところ超然とした、視聴者の共感を誘わない少女のように見えるけれど、それは彼女は自分の内面を語らないから。独白もないしね。ただ、あの笑顔の裏では彼女も普通に感情がある。例えば、最終話ではじめとベルク・カッツェが電話で会話しているとき、勝ち誇るベルク・カッツェに対して数秒(笑顔を浮かべたまま)黙るシーンがあって、あれは自分の中の感情を整えている時間だ。たぶん、けっこう腹が立っていたんじゃないかな、けど相手に弱味は見せたくないから、冷静になるために数秒を置いた。そのあとデート(=決闘)の約束をしたあたり、攻撃的な彼女の心境がうかがえる。

要するに想像力次第なのだろう。自分は、はじめのことを感情豊かな普通の女の子だと思うけど、それは彼女の態度に共感できるところがあって(世界をよりよく捉えようという”主観”を受け入れるということ)、だから彼女の”平凡さ”が想像できる。しかし、まったく共感出来ないうちは彼女は怪物のように思えるのかもしれない。

自分は、はじめのような女の子が傍にいてくれたら、もうちょっと人間として成長出来ていたかなあ、などと思う。清音が羨ましいね、などと書いたから言うけど、清音はちょっと他人事と思えないというか、あまりにも十代の頃の自分にそっくりすぎて困った。あの視野の狭さ、正義の硬さ、見てらんないよ。

・『シンフォギアG』の最終話も観た。最後まで中学生の妄想を全力でエンタメに消化しようという姿勢にほれぼれした。大人が真面目に悪ノリをした結果がここにある。素晴らしい。

あまりにもハイテンションで進んでいくためキャラ立ても超スピードで流れてしまって理解が追いつかない。例えば、マリアがあまりにも唐突に復活したような感じだけど、あれは「すべてを失ってどん底に落ちる」→「どん底の失意の中でも諦めきれない真の望み(みんなを助けたい)に気が付く」→「望みに縋るようにしてボロボロの中で歌を歌う」→「絶望の中でそれでも歌う真心が皆に伝わる」→「聖遺物起動、マムが月の軌道を修正する」→「マムを失い、月の軌道も戻し、いよいよ完璧にすべて、彼女を束縛するものを失う。その結果、彼女は解放され、さきほど見出した真の望み(だれかを助けたい)のままに行動する」と言うことなのだろう。うん、ちゃんと理屈は通っている。ただ、これが数分のうちに通り過ぎるので理解が追いつかない(そして理解できていなくても勢いで納得させられる)のだった。

他にも一瞬で通り過ぎるキャラ描写が大量にあるのだが、その辺はもう一度観直しててみないとわからんな…。まあ、きっとちゃんと理屈は通せると思う。

それにしても最後の三話は、毎回観るたびにテンションをMAXまで上げ直さなくていけないのでえらく疲れる。この辺は一気に視聴しないとめんどくさいな。

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2013.09.27

日記

・道を歩いていたら、前を歩いている女子高生二人が「ガッチさんって最初はテンションが低いのに『~なんですよね?』みたいなこと言って、それがすごい面白いよね~」みたいな話をしていて、ニコ動のゲーム実況者マジすげえな、って思った。今の女子高生のホットな話題として、バラエティ番組のコメンテーターと同じレベルにいるわけか、みたいな驚き。

別にドワンゴに所属するタレントと言うわけでもない(まあイベントに参加する際には契約とかしているかもしれないけど)ゲーム実況者(極論、動画さえあげれば実況者になれる)がそういうものとして扱われるというのも、昔と比べると想像を絶する話だな。

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2013.09.26

日記

・書いている小説のプロットを推敲していると、どうにも流れがしっくりこないところがあって、そこをどうするべきか悩んでいたが、ようやくいいアイディアが浮かんだ。不思議なことに一度アイディアが浮かぶと、なぜ今までこれを思いつかなかったのか不思議なくらいにしっくりくる。と言うか、最初からこうするように話を作ってきたような気さえしてくるのだが、まあでもそういうものなのだろう。

・『芙蓉千里』(須賀しのぶ)を読んでいた。すごく面白い。少女大河ロマンと言った風情で、強い意志を持った少女が現実にぶつかりながらも足掻く話で、まあいつもの作者の作品だと言えるけど、舞台が1900年初頭の哈爾濱という歴史を背負ったことで、不思議なまでの情念の物語になっている。その土地に生きる人の持つ業、と書くと陳腐ではあるのだが、歴史というものはそれだけで積み重ねられた念(情念、想念)を持つものであるし、その上で描かれる物語は否応なしにそうした念を引き受けねばならない、と言うことかもしれない。

自分が読んでいるのは文庫版のⅠとⅡまで。Ⅰも面白かったけど、無邪気な少女ではなく一人の女として惑うようになったⅡが良かった。惑うというのはつまり選択肢を持つということで、選べるものがなければ選択の余地はない。そして選ぶことは手に入れることと同時に失うことである。人間の中身と言うのは、何かを得るときよりも何かを失うときの態度こそが真価を見せるものだと思うのだ。

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2013.09.25

日記

・体調不良がいくつも同時に襲ってきて対処に追われる。こういうのは突然起こったのではなくて、今までに不調の兆候があったのを見過ごしてきた結果ということだろう。まあ、自業自得ということか。

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2013.09.24

日記

・腹痛はだいぶ良くなっているが、荒れた胃には胃薬が手放せない。

・どこかに旅行にでも行きたい、などと考える。胃痛から逃れるために脳が変な分泌物でも出しているのだろうか。しかし、そろそろどこかに行ってもいい頃合いかもしれない。まあ旅行になるかは別にして。

・そういえば昨日読んだ『NEEDLESS』というシリーズが完結したことには感慨深いものがある。と言うのは、この作品、展開が異常に遅いので、ずいぶん焦らされたものだからだ。必殺技を撃ちあうだけのバトルが一冊分くらい続いたりする。バトル漫画で一冊分くらい普通じゃないか?と思われるかもしれないが、このシリーズは”月刊連載”。単行本は年に一、二冊しか発売されないのに、大ゴマ連発の少年バトル漫画がひたすら続く。

さすがの自分も、一年以上かけて敵の部下とのバトルがようやく終わるという展開にはキレてしまって、怒りに任せて既刊本を売り払ったこともあった。あったのだが、実は何年か後にまた続きが気になってしまって買い直したりもしていて、我ながら本当に不毛なことをしていたなあ。

正直なところ漫画としては伏線の使い方があまり上手くなくて、意外な展開と超展開の区別がついていないんじゃないかと思わなくもないし、描きたいことが優先で話の展開は実にグダグダしているんだけど、そういうところも含めて実におおらかな作風はそれほど嫌いでもないのだった。一時期は見るもの嫌だ、と言うぐらいになったこともあるけど、まあ自分のセンスも変化があったのだろう。十年間の連載と言うのはそれぐらいの時間を持っているということか。

・で、『NEEDLESS2』はいつ始まるんですか?

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2013.09.23

日記

・突然胃が痛くなってうんうん唸っていた。

昨日の午前中から調子は良くなかったのだが、夕方から脂汗が出るくらいに痛くなってきた。仕方がないので胃薬を飲んで寝ていた。

しかし、胃の痛みがいよいよ耐えがたくなってきたので、仕方がなく痛みから意識を逸らすために『NEEDLESS(16)』や『へうげもの(17)』を読んでいた。

・『NEEDLESS(16)』は最終巻だった。相変わらずむちゃくちゃと言うか勢い任せというか伏線というものはわかるように張らなければ意味ないんだぜとか思ったりもしたが、少なくも今の自分にとってはこの明快さは助かるものだった。

『へうげもの』は大久保長安きさまがすべての元凶になるのかー!と言う感じだった。ある意味美味しいな。

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2013.09.22

日記

・酒を飲んでしまったせいか、あまり頭が働かない。いや、酒のせいにしてはいけないな。明らかになにかを考える力が落ちている。なんだろうなあ、ちょっと頭の調子が悪いのか?頭は悪いけどな(冗談もひどい)。

・小説の方は、まあそれなりに進んでいると言えないこともないような。プロットはようやく大詰めに入ってきたような。そうです、実はまだプロットを書いているのです。前に書いた小説はプロットを詰め切ってなったせいで、修正を繰り返したあげくわけのわからないものに成り果ててしまったのだった。その轍を踏まないように、今回はもううんざりするまでプロットを詰めようと思って、そしたら本当にいくらやっても終わらないというプロット地獄。修正ってほんといくらでも出来るんだな……。

でもようやく終わりそうな気配。実際に書くときにはもうストーリーの筋とか気にしないで書けるといいな。

・えーと…他に書くことがない。どんだけ視野が狭まっているのかわかるというものですね。こういう時は余裕がないか集中力がないかのどちらかで、今の自分はどっちもかなー。あとこれを書いている時も酒を飲んでいるせいもある。これ以上書いてもいらんことを書きそうなのでここまで。

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2013.09.21

日記

・久しぶりに酒を飲んだら酔っぱらってしまって日記を書くのを忘れていた。自分は酒を飲むとすぐに眠くなってしまう体質で、歳を取るごとに眠くなるまでの時間が狭まってきている。弱くなっているんだろうね。

・と言うわけでこれを書いているのは翌日です。実験的に遡りで書いてみるけど、今後は何食わぬ顔で追加していく感じになるだろうな。

・今日は妙に暑くて、なんだかやる気が出ない。なにかをしようと思ってもだらだらとどうでもいいことをしてしまっていて、生産的ではない。

・酒を飲んで寝たのはそのせいだな。いや、他にあまり良く覚えてないんだよね。

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2013.09.20

日記

・納得というものは”する”ものであって”させてもらう”ものではない。つまり、納得とはあくまでも主体的なものであり、そこには納得できるように自分で理屈を構築するという態度が含まれている。そうした態度を抜きにしてにただ目の前の状況に対して納得できないというのはただの我儘でしかない。

・『密葬~わたしを離さないで』(江波光則)を読んだ。やはり続編というのはいいね。前回と同じように物語ながらも、確実になにかが変化している。同じように重苦しいけれど、まったく同じと言うわけではなくて、むしり差異を浮き彫りにしていく。変化と言うのは可能性であり、可能性とは希望でもあるからだ。

・写真を撮りたいなあ、と思う。別に写真そのものに興味があるわけではないのだが、写真を通してものを見るということにはなんらかの意味があるような気がするのだ。肉眼で見るものとは違っていて、静止した瞬間のそれに、ちょっとだけ興味が沸いた。

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2013.09.19

日記

・身体のあちこちに蚊に刺されてしまってひどくかゆい。まだ蚊がいるということにも驚きではあるが、よく考えてみたらまだ9月、蚊がいてもおかしくないか。最近、すっかり秋の気分だったので油断していた。

・どうも風邪を引いたらしく、頭痛はするし集中力は散漫になってつまらないミスはするしもちろん小説は進まないと良いところがない。そのため特に書くことがないのでドラゴンズクラウンの話でもする。

・エルフ。ドラゴンズクラウンの中でも可愛い担当で、彼女を最初に選んでみたプレイヤーは多かったようだ。発売当初、オンラインやってても大抵エルフばかりだったのも懐かしい限りではあるが、その見た目の可愛らしさと裏腹に、そのプレイ難度はハードコアの一言。おそらくプレイヤーの技量がもっとも強く反映されるキャラクターだと思う。

その特色はなんと言ってもスピード。その圧倒的な速度で画面順をピョンピョン飛び回ることが出来る。それ以外の能力も多岐に渡っていて、遠距離+範囲攻撃の弓矢を初めとして近接・遠距離・魔法とあらゆる能力が一通り揃っているのが強みなのだけど、同時に一通りしか揃っていないのが問題でもある。要するに器用貧乏なキャラなのだ。強力な弓は矢のストックがないとつかえなかったりするし、他の能力も似たようなもの。状況に合わせて適切な対応を取れるようになればオールマイティに戦えるのだが、そこまで使いこなすのがそもそも難しいという、まさにザ・上級者向けと言う感じ。まあ、使ってて楽しいんだけどね。

・ソーサレス。ドラゴンズクラウンの中でのお色気担当。正直、ソーサレスのダッシュは胸がすごく重そうに走っていて、なんだか大変そうだ。青少年は大丈夫なのかこれ。

同じ魔法職のウィザードと基本性能は似ているけれども、その魔法の内容はずいぶん違う。敵を石化させたり蛙にしたり、食糧を補充したりと補助魔法が揃っていて、仲間と協力すると効果のある魔法を覚えるタイプ。……なのは間違ってないんだけど、同じくらい攻撃魔法も充実していて、特に画面全体に効果のあるブリザードなど、あまりに使い勝手の良い攻撃魔法を覚えてしまうのはウィザード涙目と言える。数は少ないんだけど、なんか使い勝手がいいんだよねソーサレスの攻撃魔法。まあウィザードもスロウなど使い勝手の良い補助魔法を覚えるのでお互い様ではあるのだが。

他にも細かいところで性能に差があって(空中移動のやり方とか)、その辺は趣味の問題になるのかも。個人的にはその微妙な性能差がかえって難しかった。たまにウィザードとの操作感が混じってしまうんだ。空中移動のなかなかつかめなかったなあ。もうちょっと精進したところ。

・ドラゴンズクラウンの良いところは、それなりに練習すればそれ相応に上達するところ。自分になりにカッコいいアクションで敵を捌いたりできるとすごく楽しい。やっぱり自分が上達していく感覚はアクションゲームには重要だと思うんだよね。

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2013.09.18

日記

・今日は夏を思わせる肌を焼くような強い日差しだったのだが、日陰に入ってしまえば空気は冷たくも過ごしやすく、不思議な天気だった。普段意識していなかったのだが、これが秋晴れというものか。

・小説作業の方は遅々として進…んでいるようなそうでもないような。なんとなく方向性は見えた気がするけど、ここからさらに修正を繰り返してきているので、予定は未定なのだった。

昔から予定通りに物事を進めるのが苦手なのだが、たぶん飽きっぽいんだと思う。新しい案が魅力的に思えてしまって、それに手をつけてしまうと予定がどんどん狂ってしまう。うん、誘惑に負けてはいけないというのはわかっているんだけどね。どうもね。

・ドラゴンズクラウン。キャラ雑感。

・アマゾン。ドワーフとは好対照のスピード重視の前衛職。前衛にしてはあるまじきほどに防御力が紙なので、相手の攻撃をいかに躱すが重要になる。いちおうドワーフと同じ中級者向けとなっているけれど、プレイしてみた感じとしては限りなく上級者向けに近い。初心者は手を出してはいけないね。

とにかく性能がピーキー過ぎるのが問題で、なにしろ通常攻撃が大振りて当たりにくく、前述のように打たれ弱いため、ゴリ押ししようとするとすぐに死ぬのだ(特に序盤)。しかし、固有スキルのバーサークと言うのがあって、これは攻撃を当て続けていくと攻撃力、攻撃速度、移動速度が上昇していくというもの。つまり、敵の攻撃を華麗に回避しつつ攻撃を当てていくと最終的には暴風竜巻ごとき凄まじい爆発力を持つようになる。瞬間火力だけならば全職業中でも屈指と言っていいと思う。

しかし、その爆発力を発揮するためにはそれ相応の技量とスキル構成が必要となるの事実で、特にパッチが当たってバーサークを維持するのが難しくなったこともあり、アマゾン使いは茨の道であると言えよう。しかし、スキルや腕がうまくハマった時の攻撃力は本当に凄まじいので、ロマンを追い求めるなら断然アマゾンであることは間違いない。

・ファイター。初心者向けということもあり、その安定感はピカイチ。多段ヒットするを地上、空中での攻撃系スキル、オートガードを初めとした防御系スキル、パーティをダメージを肩代わりするなどの補助系スキルなど、前衛職としては一通りそろっている感じ。まあ盾は□ボタン長押しなので使い難いのだが、ガードからのバッシュ、あるいは攻撃力上昇スキルなどもあるので、攻撃の起点としては非常に優れた性能を持つ。もう硬いし強いし言うことねーよ。

まあ欠点はその地味さと言うか、前衛職の中ではドワーフやアマゾンと比べると堅実すぎるのも事実。ドワーフのような雑魚無双の爽快感や、アマゾンのような爆発力のロマンに比べると、どうしても、こう、華がない。味方をかばうスキルとかも、効果を発揮しているのに誰にも気が付かれないことあるし、イメージがいまいち不遇な感じがある。ただ、パーティに一人いると安定感が段違いなのは間違いない。

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2013.09.17

日記

・まるで台風が残暑の熱を根こそぎ持って行ったかのように冷え冷えとした夜だ。窓を開けていると空気の冷たさが皮膚を刺さるようだった。

・玄関に巣を張っていた蜘蛛が、今日になってみたらいなくなっていた。おそらく台風の雨風で吹き飛ばされてしまったのだろう。

その蜘蛛は翠玉色の美しい体色をしていて、脚が長くまるでモデルを思わせる優美さがあった。さらに玄関の角をかなり大胆に使って巣を張っていて、扉を開けるとすぐ目の前に蜘蛛の姿が見えるくらいだった。

蜘蛛が巣をはってからは玄関を開ける度に蜘蛛の巣を眺めるのが日課になっていて、狩りの成果や蜘蛛の様子を観察していた。そんな人間の様子に気にも留める様子はなかったけれども。

玄関はどうも蚊がたまる場所のようで、夏の間はずいぶん悩まされたものだ。だが、蜘蛛が巣を張ってからは多少少なくなったような気がしていて、実際、毎日何匹かの獲物がかかっていたところを見ると、それなりに良い狩場であったのだろう。

あの美しい蜘蛛は、今はどこにいるのだろう。どこに飛ばされたにせよ、そこでも上手くやっているといいのだが。

・今日は時間がないので、ドラクラの話は明日にします。

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2013.09.16

『大日本サムライガール(6)』

大日本サムライガール(6)』(至道流星/星海社FICTIONS)

相変わらず面白いことは面白いのだが、面白いほどになんとも暗澹とした気持ちにさせられる話だった。なんというか、作者は本当に大衆がバカだと思っているんだろうな、と言う感じか。いや、さすがにそれは言い過ぎかもしれない。

主人公たちは超有能な集団で、この六巻まで来るともはや向かうところ敵なし、と言った風情があって、実際、彼らが仕掛ける戦略はどんどん成功して社会に対して影響力を生み出していく。その活躍は痛快であり爽快であるのだが、同時にそれは大衆を思うが儘に動かして、都合の良いように誘導していると言うことも出来る。別にそれが悪いというわけではなくて、社会を個人(に近い小集団)で動かして行くのならば、これは当然の選択であろう。そして、これは『羽月莉音』でもそうだったが、”超有能な小集団によってしか世界は動かない”という作者の前提があっての判断なのだろう。

今回、活躍するのは主人公の後輩にして右腕として活躍している由佳里で、彼女もまた若いのにでかい企画を実行できる超有能な天才なのだけど、彼女がメディアに登場することで彼女に大衆がどんどん感化されていく姿が描かれている。その感化と言うのが曲者で、由佳里に憧れる人々は実際のところ由佳里の実像などはどうでも良く、あくまでもイメージとしての由佳里でしかないようだ。由佳里が言ったと思われる気持ちのいい言葉によって、大衆はいくらでもその意思を左右されてしまう。こんな簡単に”イメージだけ”によって操られている大衆の存在、そしてそれが少数の意思によって動いてしまうことに恐ろしいような気持ちになるのだった。主人公たちの活躍が痛快であればあるほど、痛快に撃破されているのは”大衆”ではないかと言う感覚があって、いろいろ考えさせられるところがある。

もっとも、これは貶しているのではなくてむしろ逆で、実際のところは知らないが、このようにして(あるいはこの程度で)世界は動いているのではないかと思わせる現実感さえあるのだった。

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日記

・今日はどうも作業をする気が沸かなくて、ちょっと気分転換にドラゴンズクラウンでもしようと思ったら二時間が過ぎていた…。ウィザードで混沌の洞窟(高難度ランダムダンジョン)をプレイしていたら、途中で別プレイヤーが入ってきて一緒にやってたら終わらなくなってしまった。

しかし、上手い人はさすがに無駄のない見事な動き方をしていて、自分はまだまだだな!と思った。

もう170時間くらいプレイしているのだが、いつ終わるんだろうなこのゲームは。

・各キャラノーマルクリアしたこともあり、キャラの雑感でも書いてみよう。以下、クリア順。

・ウィザード。上級者向けとのことであり、実際にかなり立ち回りが苦しい。基本的に後衛職なこともあり、いかに接近されないように立ち回るかが課題なのだが、MPの管理、魔法詠唱時間など、なかなか思うようにはさせてくれない。しかし、杖の属性によって弱点を突いたりすることによって火力を出すことは出来るし、現在ではパッチによって火力アップチャージが出来るので、その殲滅力は随一と言っていい。逆にパッチが当たるまではつらかった…。補助魔法のスロウがあまりに有用なので、攻撃魔法よりも補助魔法の方が役に立つというウィザードの存在意義が問われるありさまであった…。まあそれも過去の話ですけどね。

上級者向けというのは言葉に違わず、プレイスタイルを確立し、それに沿ったスキル構成を考えなくてはただの産廃という厳しさ。補助主体で行くか、雑魚殲滅力か、ひたすら高火力を目指すか。方向性はいくつかあって、それを上手くチョイスしていくのかが問われますね。自分は未だにどれがベストなのか悩んでいます…。

・ドワーフ。一言でいうと雑魚殲滅特化パワーファイター。ちぎっては投げ、ちぎっては投げが実践できる爽快感溢れる職業。メインとなるのが”投げ”で、スキル次第では広範囲に敵を吹き飛ばし属性のある攻撃が出来る上に、ロックスキンと言うダメージを一定割合カット、タフネスによってのけ反り耐性など、雑魚相手にはかなり無双が出来るガチムチ。ウィザードの次がこれだったので、あまりの道中の快適さにカルチャーショックを受けました。

しかし、スキルのビルド次第ではボス戦では出来ることがほとんどなかったりすることあって、特に空に浮かれているとなにをしたらいいのか…(爆弾を出せるようになっていると違うんだろうか)。敵を蹴散らすのでは最強だけど、足を止めての殴り合いをする場合はある程度工夫(スキル構成とか戦い方とか)が必要かな、と言う印象(その辺はファイターやアマゾンの役回りかもね)。

まあガチの高レベルキャラになればまた違うのかもしれないなあ。

・思ったより長くなりそうなので続きは明日。

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2013.09.15

日記

・今日は早朝に物凄い土砂降りが断続的に降ったものの、昼頃にはすっかり晴れ渡ってしまっていて、本当に台風が近づいているのか信じられないくらいだった。一応出かける時には折り畳み傘を持っていったのだが、まったく必要のないぐらいに良い天気で、帰ってからTVのニュースで大雨の様子をやっていて、なんだか狐につままれたような気分になった。

・『オコノギくんは人魚ですので(1)』(柴村仁)を読んだ。この作者の書く話はどこか緩いのだが、その緩さの中にイメージを溶け込ませるのがうまくて、不思議と退屈はしない。起こっている出来事は大した事件でもないような気がしてしまうのだが、それは語り口の妙というやつで、実のところなかなかにホラーめいた事件が起こっている。しかし、もともと主人公たちが住んでいる街自体、人魚を普通に受け入れている場所であり(その詳細は語られない)、海から不思議な生き物が漂ってくるようなところでもあり、そうした不思議がそれほど不思議ではないもののように語られていくことで、どこかフラットな印象を与えるのだろう。

ところで先ほどから不思議だと書いているのだけど、どうも柴村仁の作品は自分の中で上手く位置付け出来てないところがあって、不思議としか言いようのない感触があるのだった。

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2013.09.14

日記

・小説があまり進まない。一応、方向性は見えたんだけど、感情の流れを上手く通すためにはもう一工夫が必要な気がする。ぶっちゃけ、このままでは面白くない。

・『マグダラで眠れ(4)』(支倉凍砂)を読んだ。結局、誰もが自分の心からは逃れられなくて、フェネシスと言う新しい視点を持ち込まれることで、それまでの視野の狭さから解放されつつあるクースラの関係が良かった。誰かに教えるというのは、同時に相手から教わるということでもあるんだよね。

関係ないけど『マグダラで眠れ(4)』のAmazonでカスタマレビューが酷いことになっていた。まったく、世の中には頭のおかしい人もいたものだ。確かな証拠もなく、不確かな伝聞からよくここまで他人を罵倒出来るものだよ。しかも、罵倒しているカスタマーレビューが上位に来るように、参考になりましたボタン(正式名称は知らない)まで乱用している。悪意が立ち上ってくるようでうんざりしてくるね。

支倉凍砂氏が橋本紡氏を、橋本氏の言葉を借りれば「陥れようとした」という証拠は、今のところ橋本氏のTwitterにおける発言しかないようだ。こういう喧嘩で”片方の言い分だけ聞いて判断する”と言うのは絶対にやってはいけないことなのは少しでも想像力があればわかることだと思うんだけど、なぜ橋本氏の発言に基づいてここまで罵倒出来るのか、正直理解に苦しむなあ……と言う感じ。橋本氏も証拠があるなら出して欲しいものだけど。このまでは完全にただの水掛け論だよ。

・こういうことはなるべく書きたくないんだけど、書いておかないと精神衛生上非常に良くないので、今回は例外。なんかもう、こういう悪意の表出は見ていて本当にうんざり、と言うかがっかりしてしまう。人間って俺が思っているより下劣な生き物なんだなあ…って言う感じ。

これ以上、この件について書くつもりはありません。

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2013.09.13

日記

・今のところは良い感じ。作業速度自体は遅々としているけど、これを上手くまとめられれば綺麗に収まるんじゃないだろうか。まあでも、もうちょっと速度は上げないとダメだなあ。どうも自分は尻に火がつかないと動きが鈍い。

あ、もう抽象的に書くのも面倒になったので書いてしまいますが、小説を書いています。客観的に見て実に拙い素人の手すさびですが、とりあえず完成させることを目標にしています。……ほんと、完成するといいんだけどなあ。

・最近、映画を見てないことに気が付いた。と言うか、物凄く映画が観たい。『風立ちぬ』を見たことだし、ジブリ映画でも観なおしてみようかな。

・お昼にミスタードーナツ前を通りかかったところ全品100円サービスをやっていたので、お、こりゃいいやと思って入ろうとしたら女性ばかりが10人くらい並んでいて足が止まった。なんだろうこの入り込みにくい雰囲気……いわゆる同調圧力ってやつか(違うかもしれない)。

しばし逡巡したのち、違うねんミスドは普段あまり利用しないものだからいまいち敷居が高いねん、などど自分の中で言い訳しつつ、敗北感を噛みしめつつ立ち去るのであった。

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2013.09.12

日記

・なんかもう頭が痛くなってきた。別に体調が悪いわけではなくて、人間の悪意と言うか、悪意を持った人間の言葉の通じなさとか、そのあたりが心底うんざりさせられる。こんなことを書くのもバカバカしいが、喧嘩している当事者の意見なぞ信じるものじゃない。

・それはそうと、今やっている作業についてはようやく突破口が見えてきた。二転三転をしたものの、これならいけそうな気配。まあまだわからんけど。

・ドラゴンズクラウン、ソーサレスをクリア。これで全キャラのエンディングを見たことになる。あと二つトロフィーを取ればプラチナかな。いやー自分にしては珍しいぐらいにやり込んでいる。

正直、ハスクラとしては武器に対する愛着が沸きにくいこともあってそれほどではないのだが(見た目もあまり変わらずにパラメータだけが割り振られる)、とにかくキャラを動かしていて爽快なのが大きい。アマゾンやエルフの軽快かつストレスレスなアクションや、ファイターやドワーフの重量感溢れる操作感、ソーサレスやウィザードのトリッキーさ。それぞれに個性があるだけではなく、ただ攻撃したり移動したりするだけでも不思議な面白味がある。美しい2Dグラフィックもそれに一役買っているかもね。

まあゲームとしてはわりと不親切なので、自分で遊び方を見出していかないと飽き易いかもしれない。そういう時はキャラを変えてみることをおススメする。キャラが違うとほんと別のゲームになるからね。

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2013.09.11

日記

・ひたすらうんうん唸っていたけど、未だに光明が見えない。まあ、途中でふてくされて別のことを始めてしまったのもいけなかったのだが。切羽詰ると掃除を始めてしまうのって、なんでなんだろうね。

・Twitterに書いたものを転載。

ネットでしか知らない相手に対して抱く好悪について考える。ついったーとかの発言に基づいて好悪を判断するのは妥当だろうか?ついったーなどその人の一側面に過ぎないから不当だろうか。あるいは好悪を判断している対象が”ついったーで発言している人格”そのものであるのではないか?

つまり、ついったーで発言している人物とは、ついったー上でしか存在しない人格であるという意味。実際に呟いている主体とは切り離されたものであるという考え方。それは別に奇抜な考え方ではなくて、媒体を介している時点でノイズが混じる。ネット人格の判断基準はネットにしかないのは妥当か。

気を付けるべきなのはむしろネット人格と本来の主体となる人格とどのように切り分けるのか、なのかも。ネット人格だからそれだけで判断して良いというのではなくて、本来の主体の断片でしかないという点を踏まえた上で付き合うべきなのでは、などと思う。要は冷静に行こう、と言う意味でしかないが。

・Twitterだと字数制限があるのでどうしても言葉足らずになってしまうが、これは別にネットには真実はない、みたいなことではなくて、ネット人格も人格であって、そこから派生していく(ように見える)現実における人格までを想定して付き合うべきなのではないか、と言うようなことをグダグダと書いているわけだ。

誰だって失言や書き間違いはあるよ。人間だもの。

・なんだか眩暈がしてきたので今日はここまで。

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2013.09.10

日記

・今やっている作業がちょっと停滞気味、と言うか迷走気味と言うか、なんかこう一見形になっているように見えるんだけど、よくよく考えてみると全然ダメっていう感じ。なんかこう天才的な閃きが下りてきてすべてを解決するアイディアでも出てこないかなあ。

・最近、猫背がひどくなってきたせいか首が痛い。これはマジでヤバい気がするので猫背の矯正を始めました。これを書いているときも背筋を伸ばし首を引き腹筋に力を入れて書いています。

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2013.09.09

『盟約のリヴァイアサンⅢ』

盟約のリヴァイアサンIII』(丈月城/スーパーダッシュ文庫)

作者はこれをゲーム的なストーリーテリングでやっている、みたいなことをあとがきで書いていたような気がするのだが、確かに次から次にボスが現れて撃破していく、みたいな展開は確かにゲーム的にような気もするとともに、そんなにライトノベルとして珍しい展開かなあ、と言う疑問が湧き上がってきた。

そういうわけで、作者がどう言ったところにゲーム的なものを持ち込んでいるのかを考えてみると、たぶん主人公の仲間たちの持つリヴァイアサンを強化していく展開は、なんというか女神転生的なパラメータ強化を思わせるところがあって、どんなゲームシステムになるのかある程度想像がつくようなところはある。主人公の能力が基本的にサポート系のそれであって、仲間にプロテクションを貼ったり攻撃力アップをかけたりする駆け引きも、なんとなくゲーム性を想起させるものだ。

だけど、このように上げてみても、それは確かにその通りかもしれないけど、でもやっぱりライトノベルとして読んでみて違和を感じるものではなくて、どうも作者の言っていることが今一つピンとこないのだった。いや、ゲーム的ではないというわけではなく、これぐらいのゲーム性はそもそも普通にライトノベルにあるような気がするという意味で。

今となっては覚えている人も少ないのかもしれないけど、実は電撃文庫は最初「ゲーム的センスに基づいた小説」と言うものを新人賞のキャッチコピーにしていた時期があった。正直なところ、当時も、そして今もその言葉の意味するところが良くわからないのだが、ともあれ、電撃文庫のイメージとしてはゲーム、おそらく念頭にあるのはTVゲーム的なものであったということは出来るのだろう。

そのように考えてみると、もしかするとライトノベルと言うのはそもそもゲーム的なお約束事に踏まえた影響を受けているジャンルなのだということが出来るのかもしれない。まあちょっと勇み足かもしれないけども。

追記。パヴェル・ガラドのベジータ系男子っぷりは大したもので、こりゃ最終的に主人公にツンデレって「お前が真の竜王だ」とか言い出す気配がプンプンしますね萌え。

追記2。雪風の姫は裏ヒロインなのかーまあそうだろうな現状キャラ力が半端ねえからなあ。

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日記

・感想の書き方を忘れかけている。このようにして自分も数多のブログの同様に消えてゆくのだろうな。まあモチベが無くなってまで続けるもんじゃねえし、いつ無くなるのかもわからないけどね。

・昔、「物語のクライマックス近くになると興味が無くなる」と言う話を聞いたことがあって、その時の自分は「クライマックスと言えば一番盛り上がるところなのになにを言ってんだ?」と思ったのだが、最近になってその言葉の意味が分かってきた。つまり、物事が一番面白い時と言うのは”未知”のときなのだ。いろいろな可能性があって、その可能性の中で物語は多様な動き方をする。あっち行ったりこっち行ったり、その運動の持つダイナミズムが面白さの通じている。しかし、クライマックスに入ると、多くの物語が運動を失い、単調で一本調子なものになる。盛り上がるクライマックスには”怒涛の”とか”一気呵成”とか表現されることがあって、そこには激しい運動が起こっているような表現だけど、実際には”怒涛と言う名の一本調子”に過ぎないとも言えるわけだ。自分が面白いと思う運動とは、時に緊迫したり時に弛緩したり、あるいは別の方向についふらふらと動く曖昧さ、それらがバラバラに配置されているものなののように感じられる。

最近、アニメとかでも、最後の数話あたりで見なくなってしまうことが多くて、なんでかなあ、とつらつらと上のようなことを考えていたのだった。

・ドラゴンズクラン。自分も大概ドラクラ好きだなあ。なんというか、キャラの動き方が気持ちいいんだよね。動かしているだけで快感がある。で、エルフもノーマルクリアしたのでソーサレスをやってんだけど、こりゃまた癖のあるキャラだった。同じ魔法系なのにウィザードとはまたちょっと違った動き方をする。感覚的な書き方をすると、ウィザードは「硬い」がソーサレスは「柔い」感じ。なんかこう、投げると不規則で良くわからん動き方をするボールみたいな絶妙なバランスの悪さがある。ちょっと面白いかもしれない。

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2013.09.08

日記

・今日は昼間からやたらの眠かったのを我慢して作業していたら夕方になった時ひどい眩暈を覚えるようになっていつのまにかがっくりと疲れていた。どうも自分は休憩が下手だ。

・『戦闘破壊学園ダンゲロス(4)』(架神恭介/横田卓馬)は相変わらず面白いのだけど、なにより短いエピソードの挿入が物語の流れを壊さないどころかリズムが生まれているところがゴイスー。

・カッとなってつい『だかボックス コンプリートガイドブック』を買ってしまったが西尾維新は自分で用語事典やら人物紹介やらを全部書いてしまうあたりほんと意味わかんないぐらいすごいな。

・『愛の徴』(近本洋一)のラストは久しぶりに感情を大きく揺さぶられてしまったのだが、これは感動というだけではなく、希望というもの、あるいは絶望というものの持つ力が世界を動かしていくという作者の強い意志に圧倒されてしまったという側面もあるが、もちろん最後の「少女の話」にはただひたすらに涙してしまうほどに感情を揺さぶられてしまうのだった。

・今回、ピリオドを置かないように書いているのは体調不良のために一度文章を区切るとそれ以上に文章を続ける気力がわかないためなのであまり大した意味はありません。

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2013.09.07

晴れでも涼しい

・日差しが出ていても暑くないと言うのは素晴らしいことだな。生きていることが苦痛ではない喜びと言うものは確かにそれだけで幸福なのだと思う。

・本の感想を相変わらず書いてないのだが、これはたぶん感想を書く必要性があまり感じないからだと思う。面白いものは面白かったでいいんじゃないか、そう感じるようになったというか。もちろん、その面白さがどういうものかを考えるのも面白いのだけど、そこまで考える気があまり起こらない。これがそこまで考えたくなる作品に出会えていないのか、単に考える気力がないのかはわからないけれども。

・まあぶっちゃけた話、日記を書いているとそれだけで他に書く気が起こらないのだった。

・ガッチャマンクラウズ、累がカッツェと対立したあたりから佳境に差し掛かってきている感じなのだが、どこまでも緩やかで何事かが起こっているようで、逆になにも起こっていないようにも感じる。それは盛り上がりに欠けるというのとは別の感覚で、確かに大きく動き出しているように感じられるのだけど、何が動いているのかが目に見えてこないというか。もちろんクラウズによるテロとかカッテェの暗躍とか動きはあるのだけど、それが直接戦いにつながるというわけでもない。不思議な感じだ。

・ドラゴンズクラウン、エルフでノーマルエンドをクリアした。あとソーサレスをクリアすれば、一通りクリアとなる。まあ、それからも全職業をレベル99にするとかもあるし、もっと他キャラを極めてみたいし、まだまだ先は長い。

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2013.09.06

もうクーラーもいらない

・昨日はすさまじい蒸し暑さで地獄のようだったが、今日こそは本当に涼しくて安堵した。これで寝不足でふらふらな一日を過ごすこともない、といいな。

・ドラゴンズクラウンを引き続き。一カ月くらいこれ以外のゲームをやってない。まあ、アクションゲームとしてすごく良く出来ているから仕方がないね。

ウィザード、ドワーフ、アマゾン、ファイターと来て、今はエルフでプレイ中。遠距離主体ながら近距離も魔法も使えるオールラウンダーながら、低い防御力と決定力不足が深刻な問題で、いわゆる器用貧乏タイプ。この戦法をしていれば安定、というのがなく、常に戦況を把握して遠近魔法を使い分けて行かなくてはならない。いやーすごい楽しいね。緊張感がある。

キャラが変わるだけで難易度も戦い方もゲーム性もまったく変わってくるあたり、実に良く出来たゲームだなあ、と思う。

・『愛の徴』(近本洋一)がそろそろ佳境に入ってきた。すごく面白い。量子論を用いているけど、決して理屈に寄りかかっているわけではなくて、そういう理屈になる前の、曖昧な感覚みたいなものを描いているのだと思う。写真では描けないもの、絵画でしか描けないもの。そういう感覚的なものを、なんとか言葉に(あるいは理論に)していこうとする話なんだろうな。

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2013.09.05

・スコールのような土砂降りになったかと思えば夏の日差しが差し込み、かと思えば叩き付けるような雨がまた降るという、 にわか雨と言っても極端すぎる一日だった。雨が降るから涼しいのかと思えば、むしろすごい湿気で蒸すような暑さ。ひどい。

・『巡る結魂者』(秋田禎信)を読んだ。あらすじからは美少女たちの中に一人男が入り混むといういまどき流行りのハーレムものかと思わせるところで戦々恐々としていたが、秋田先生らしく、女子たちが非常にめんどくさい性格をしていて安心した。めんどくさいというのは、それぞれ信念や個性があって、主人公に対して都合の良い行動をするとは限らない、と言ってもいいが、それだと意味が狭い。とにかく、めんどくさい女子、いいよね。

主人公の周囲にいる女子たちのキャラクターにどこかデジャヴを感じたのだが、たぶんこれは『オーフェン』シリーズのチャイルドマン教室のメンバーから引っ張ってきているんだと思う。明らかにコミクロンの女子版みたいな子がいたし、主人公の担任教師の天然強面なところはコルゴンを思わせる。まあ他はまだ良くわからないけど、主人公の鉄面皮で冷静な天然と言うのは、チャイルドマンっぽくはあるな。まあ、戯言ですけどね。

・なんか今年二回目の夏バテになりそうだ。疲れた。

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2013.09.04

ようやく夏も終わりか(前にも同じことを書いた気がする)

・ゲリラ豪雨みたいな雨がざっと降って、そのあとの風は明らかに夏のそれとは違っていた……などとカッコつけて書いてみても、前にも同じ事を書いた気がするので台無し感。まあ、人間の感覚など近視眼的なものに過ぎないのだな(などど再び謎のドヤ顔感)。

・ともあれようやく涼しくなってきたので、作業一つするにしてもわりと快適。まあクーラーをつければいいんだけどね。

・『俺の教室にハルヒはいない』(新井輝)を読んだ。明らかにホワイトアルバム(1の方)へのオマージュと言うか、まああれなんだけど、もともと新井輝と言う作家はそういうオリジナリティにまったく拘らないタイプだからな。誤解を恐れずに言うと、新井輝と言う作家は私小説向きの作家で、なんというか物語を書いているというよりも新井輝を書いているという感じなのだった。だからエンタメとして見ると、どうしようもなるグダグダした話になってしまうのだが、そうしたグダグダも含めて新井輝と言う作家であって、エンタメとかそういうものとは別の領域でそれを経なくては語れないものもあるということなのだ。

・『めだかボックス』(西尾維新・暁月あきら)の最終巻も読んだ。最後まで非常に面白かったのだが、週刊漫画としてこれは許されるのか、と言うレベルで危うい作品だった。まあこのグダグダした感じの最終巻とか非常に西尾維新らしいし、自分はこういう終わらせ方はとても好きなんだけど、少年ジャンプを読んでいる層に受け入れられるとも思えないね。まあ、何か異質なもの読んだ、みたいな感触を読者に残すことが出来れば作者としてはオッケーなのかもしれない。

しかし、作画担当の暁月あきら氏のキャリア的にはどうなんだろう。西尾維新は今更周囲に影響を受けるとも思えないが、こんな異質な漫画を描いてしまった時点で、まったく影響を受けないとも思えないが…。まあ、余計なお世話ではあるよね。

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2013.09.03

貴腐ワインうめー

・今日は父親の誕生日だったので、皆でお祝いをした。自分は食事と手伝いをしただけだけど。

・母親が奮発して2007年ものの貴腐ワインを買ってきた。値段は聞いてないけどすごい高いやつ。俺、こんな高いワインなんて飲んだことないよ。そして値段に相応しいまろやかさで、超うまい。重層的で濁ったような甘い香りはなるほど貴腐ワインってこんな感じなのか、と勉強になった。味もまろやかでひどく甘いがべたべたはしていないところが高級な感じ。

・今日はドラゴンズクラウンのアップデートがあった。ついに、ついに我がメインキャラであるウィザードの性能に上方修正が行われた。感無量である。最大火力(笑)、などとはもう呼ばせないぜ。

プレイ時間は150時間。これでもまだまだやり切った感じはしない。まだまだ遊べそうだ。

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2013.09.02

やはりマーボー地獄

・麻婆豆腐をパンの上にのせて食ってみた。悪くはないが良くもない。ごま油の匂いとパンはいまいち合わない気がするな。

・今日は一日頭が痛い。首を痛めたせいかもしれない。

・ふと気が付けば日記が一カ月継続していた。感想と違って非常に気楽に書けて良いねこれ。飽きるまでは続けることにする。

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2013.09.01

マーボー三昧

・昨日作った麻婆豆腐を消費するために食い続けている。この調子では明日も麻婆豆腐だな。

・twitterに書いたものをコピペ。

ライトノベルとは文章を簡素化していくかを突き詰めたジャンルだと思うのだが、同時に簡素化された(悪く言えばスカスカな)文章にいかに”意味”を持たせるかを追及しているジャンルでもあるのではないか。例えばアニメや漫画の意匠を持ち込むことによって情報を極限まで圧縮することによって。

だから単に文章を簡素化しただけでは、ライトノベルとしては成り立たない。成り立つにしても面白くはならない。それはただ小説をスカスカにしただけだからだ。それでもなお面白い小説を作るとすれば、文章以外でいかに情報を詰め込むかが勝負になる。おそらく本来はイラストもその一つなのだろう。

つまり他ジャンルの共有化された意匠が前提にあって(いわゆる属性と言う形で情報が圧縮されている。ツンデレと書けば人格を表現できるように)、それらの圧縮されたツールを用いることで小説として初めて成立し得る。そうした共有化されていない人には書けないジャンルなのだとも言えるのだろう。

・共有化された意匠ってのは別にライトノベルに特有のものではなくて、実は他のジャンルの小説も持っている。SFならばSFの、ファンタジーならばフファンタジーの、ミステリなミステリの、それぞれジャンルのお約束、圧縮された情報の鍵のようなものがあって、それを理解していないと描写が読み取れない。まあ、ライトノベルほどにそれに偏重しているわけではないけどね。ただ、初めてのジャンルを読もうとするとき、上手く頭に内容が入ってこないような時は、そうしたお約束を理解出来ていないだけのことが多いのだと思う。

・あと、別にこれはライトノベルの定義をしているわけではなく、ただライトノベルを他ジャンルの劣化品(ただ密度を減らしただけ)ではないとしたらどういうところなのか、ということの一つの意見に過ぎない。

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