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2013.08.15

平々凡々

・暑い。なんかこれしか書いてない気がしてきた。

・『リビジョン』(北条遥/ハヤカワ文庫JA)を読む。なんだか物凄く狭い話になっている感じ。いや、面白いことはすごく面白かったんだけど、前回のようなすさまじく不条理な感覚と言うよりも、”嫌”な話って言うか。主人公の母親の凄まじく自己中心的な考え方に不快感を覚えはするけれども、不条理と言う感じではなかったかな。この作者がどういう方向に向いているのか、もう少し読んでみないとわからないかな。

あと、二人の保彦の関係が良くわからなかったな。別に同一人物と言うわけではなくて、その時空での”保彦”と言う存在に位置している、と言う解釈でいいのかな。

・『百合×薔薇 薔薇妹戦争』(伊藤ヒロ/スーパーダッシュ文庫)も読んだ。このシリーズの作者は、魔王の方と違って、なんか全体的に不健全と言うか、不健康と言うか、そういう嫌な感じがあって良いと思う。熱血でバトルもあるんだけど、どこかいびつなところがある。そういうところに、伊藤ヒロと言う作家の面白いところなのだと感じる。

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