麻婆豆腐を食った
・なにかすごく重要なことを考えていたような気がするのだが、日記を書こうを思った時には忘れてしまった。まあたいしたことではないのだろう。
・豆腐が賞味期限ぎりぎりだったので麻婆豆腐を作った。作ったはいいが作り過ぎた。食いきれるかな…。
・『愛の徴 -天国の方角』(近本洋一)を読んでいる。まだ途中だけど、自己組織化マップあたりの話はすごくリアルな実感として感じられる。分節化という言葉が出てきたけど、これは乱雑な情報の山の中から自分が実感できるものを切り取り、その切り取ったものを”基点”として全体を理解していくのだけど、そうやって基点からの相関関係によって情報を体系化していくのが自己組織化であり、それが花のような模様を描く地図になる。このあたりはつまり物事を”理解する”という脳内のイメージそのもので、こうして説明されると、なにかを理解しようとするときはまさに自分の中でこのような作業をしているのだ、という確信があるのだった(そもそもこれ自体が分節化そのものであって、これを基準にして、自分はこの作品を読もうとしている感覚がある)。
・そんなことを考えていたら疲れたので、気分転換に『“花散里" ヒカルが地球にいたころ…(8)』(野村美月)を読んだ。朝衣に対して「初恋は実らないっていうし」とか幼馴染とはいえひどいことを言うなヒカルは。葵に肩入れし過ぎだろ。まあ、現在のところ競争に参加できてさえいないから仕方ないんだけどな。
基本的に是光が少女たちにかける言葉はヒカルの言葉を翻訳して伝えているわけだが、それは是光自身の言葉であるのか、というのは最後になんらかの形で現れそうではある。ちょっと自分でも上手く言葉がまとまっていないが、たとえ言葉そのものは借り物でも、それを自分の中で咀嚼して口に出せば、それは本人の言葉になるのだと思うのだけど。どんなに元々と言葉が正しくても、口にする人間の誠意がなくては他人には通じないものだし。
・今日は風が強かった。駅前の道を歩いていると崖のようなところがあって、一面にびっしり張り付いている蔦が風に煽られてザワザワと動いていた。するとまるで壁全体がうごめいているように揺らめいていて、いつも眺めているはずなのに、初めて見るもののように思えた。この一瞬、風に煽られた瞬間だけに見せる、隠れた様相。どことなく不気味で、それでいて珍しいものを見てしまったような不思議さがあった。
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