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2013.07.10

『カンピオーネ!(14) 八人目の神殺し』

カンピオーネ!(14) 八人目の神殺し』(丈月城/スーパーダッシュ文庫)

相変わらず、奇人変人カンピオーネさんの奇人変人ぶりを愉しむ話になっている。どう考えてもまつろわぬ神よりもこいつらの方が頭がおかしい。まあ迷惑度では(そんなに)高くないのでその分マシなんだろうね、などと思っていた時期が自分にもありました。

今回登場するカンピオーネはアイーシャ夫人で、彼女は天然でお人好しと言う人間としては非常な美点の持ち主ではあるのだが、これが、彼女の持つ権能『妖精の通廊』と組み合わさると非常に危険な存在となる。過去や異界に移動できるその能力を持ったアイーシャ夫人は、天然ゆえに過去改変の怖さを知らず、お人好しゆえに介入を躊躇わない。こんな人間に歴史が握られているとか恐ろしい話ですね。

まあ、カンピオーネが迷惑な存在であるのはいつものことで、そうしたカンピオーネの迷惑ぶりを愉しむ作品であると言っても過言ではない。もう一人現れた、過去世界のカンピオーネ、ウルディンはいわゆる分かり易い意味での戦国世界の英雄と言う感じで、これはこれで面白そうであるのだが、今回のエピローグで、さらにドニの介入が明らかになることによって、まさに時代は(なんだ時代って)戦乱の様相を呈しているのだった。

これ、次回から四人のカンピオーネがローマ帝国を舞台に国取り合戦をする展開になって、きっとフン族の大移動と関わってくるんだろうな。ローマ帝国衰亡の理由と言われるフン族の大移動だけど、きっと本当の理由はカンピオーネが帝国を分裂させ、ボッコボコに殴り合うからなんだろうぜ!つまりカンピオーネ三国時代の幕開けである(アイーシャ夫人は積極的に戦争をするタイプではないので例外です)。

次回はどんなふうに「ローマ帝国涙目(笑)」になるのか楽しみですね。

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