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2012.10.11

『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(1)』

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(1)』(ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ/エンターブレイン)

サイバーパンクニンジャ活劇小説というジャンル名の通り、そこにあるのはテクノロジーの発達と人心の荒廃とニンジャがはびこる狂った未来。人々は嘆き苦しみ怒り、そのすべてをニンジャたちが蹂躙する。ニンジャにあらずんば奴隷なるべし、あるいは死すべし。人々の怨嗟と慟哭は天に君臨するニンジャたちには届かない。

しかし見よ!ニンジャたちが撒き散らした骸を!血河を!その中から生まれ出た者を!ニンジャによって妻と子を殺され、自身をも死の淵に追いやられたフジキド=ケンジの元に、名も知れぬニンジャソウルが舞い降りたのだ!かの者の名はニンジャスレイヤー!ニンジャに対する無窮の憎悪と殺意から生まれた絶対なる殺戮者!ニンジャよ、彼を恐れよ!彼こそは塵芥の如き民の絶望から生まれた復讐者なり!

ゴウランガ!彼は憎悪のままに暴走し、ニンジャを狩る悪鬼である。その憎悪は、しかしてあまりにも巨大すぎ、彼自身をも滅ぼすかに思われた。心せよ!暗闇を覗き込むものは、暗闇からも覗かれているのだ!みさかいのない憎悪はニンジャを殺し、ニンジャに虐げられた民を巻き込み、己自身をも破滅させる!サツバツ!

しかし、彼は一人の老人と運命の邂逅を得た。その老人の名はドラゴン=ゲンドーソー!最後のリアルニンジャであった!彼のインストラクションを受けることで、ニンジャスレイヤーは己の憎悪と対峙する。邪悪なるニンジャソウルに身を任せるのではなく、彼こそが憎悪の主となるのだ!waashoi!

だが、彼の戦いは常に悲劇と隣り合わせ。憎むべきはソウカイヤのボス、ラオモト=カン!そして彼の臣であるダークニンジャ!彼らこそがニンジャスレイヤーの仇である!彼らの卑劣なる魔の手は、ニンジャスレイヤーの新たなる光さえも打ち砕く!これまでと同じように、そしてこれからも!彼らの手によって、新たなる師ドラゴン=ゲンドーソーは無残にも殺害される!なんという悲劇か!コワイ!

だがニンジャスレイヤーよ!悲嘆に暮れることは許されぬ!お前の身体、五臓六腑のすべては理不尽に対する怒りによって動くのだ!立ち止まることは許されぬ!立ち止まることは死を意味する!憎悪を己の力とし、殺意によって前に進む!それがニンジャスレイヤーに許される唯一のものなのだ!

戦え、ニンジャスレイヤー!己の憎悪の導きのままに!妻子の仇を討つそのときまで!

ニンジャ、殺すべし!!

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