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2012.09.07

『カンピオーネ!(13) 南洋の姫神』

カンピオーネ!(13) 南洋の姫神』(丈月城/スーパーダッシュ文庫)

どうやら完全にヒロイン当番回を消化し始めているらしく、前回がリリアナ回だとすれば、今回は祐理の回にあたるようだ。恵那もけっこう活躍シーンが多いけれども、これは単独では動きが鈍い祐理を強引に引っ張っていくために恵那の存在があるのだろう。そう考えると祐理が美味しいとこ取りをしたずるい女になっているような気もするが、まあ、否定は出来ないように思う。この子、口では品行方正なことを言っているけど、実際には他のヒロインと方向性が変わらないと言うか、結局、護堂にいかがわしいことをされたいんじゃねえか!みたいな。まあ、正論を吐く人間が一人はいないと、集団としての健全さが維持できないから、彼女はそういう役割を担っているってだけの話だ。別に彼女が悪いわけではないね。ただ、恵那は今回、かなり割りを食ったよな……。

内容は、まあ、最初にも書いたとおりのヒロイン当番回で、護堂さんと祐理のいちゃいちゃが続くというあまりにも潔い内容。もちろん新たなまつろわぬ神が出てきてバトルがあったりもするけれど、そんなにメインにはならないって言うか、二人が力を合わせ、絆を深めるための試練になっちゃっていると言うか、そんな感じ。権能を奪われたりとけっこうピンチになっているんだけど、ちゃんと反撃してくれる安心感みたいなのもあるしね。神との戦いそのものよりも、戦いのシチュエーションの方が大事だというのは前巻にも通じるものがあって、ますますヒロイン当番回という予想に信憑性が備わってきたようにも思えるが、まあ別にそれはどうでもいいか。

しかし、こうなると次の当番に当たるヒロインは誰になるのだろう?とにかく今回は恵那がかなりの不憫な扱いになってしまったので、どこかでフォローされると良いのだが。あと、半ば空気ヒロインと化しつつあるエリカさんにもスポットを当てていかないと。エリカはヒロインの中で恵那と並んでもっとも精神的に自立しているので、護堂がいないところでも色々やってしまうところがあるので、あんまりラブコメ要因としては不憫な扱いになってしまうのだろうね。ハーレムの女主人を自負するエリカは他のヒロインたちのフォローに奔走してしまうところがあるので、ハーレムの主たる護堂はきちんとケアしてあげないと駄目だぞ。彼女は他に依存できる相手がいないんだしね。

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