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2012.05.19

『デート・ア・ライブ(4) 五河シスター』

デート・ア・ライブ(4) 五河シスター』(橘公司/富士見ファンタジア文庫)

どうも作者が何を意図しているのかが良く分からないというか、実はこれ素直にセカイ系的なラブコメとして読んだ方が通りが良いのかしらん、と言うのはちょっと投げやりすぎるか。まあ、もともとそういう要素があるのは確かだけで、一方でそれに対立するような要素を排していて、そのあたりをどうやってすり合わせていくのかと思っていて、まあそのあたりはあまり進まなかったかな、と。ま、今のところはキャラクターを配置している段階なのかもしれないね。

ただ、個人的に読み取りを阻害する要因として、ラタストクの存在が、完全に恋愛パートの障害物としてしか機能していないと言う点で、こいつらがいなければ精霊をデレさせる(今回は妹だけど)のはもっと簡単だったろうと思ってしまう。まあ、恋愛には障害がつきもので、障害があればあるほど恋愛は燃え上がると言うのは理解できるし、ラタストクの本来の(あるいは裏の)存在意義というのはそういうものだろうとは分かるのだが。つまり、そのままだとふつーのラブコメになってしまうところを、こいつらが不要な介入をすることで、ただのラブコメをセカイ系的純愛に高める効果があるんだろうね。ただ、そのための障害がほんとに邪魔と言うか、単に自分が理不尽な恋愛のドラマティックな障害が嫌いなだけかもしれないけど、目障りに感じてしまうのだった。特に今回は、ほんとにラタストクのアドバイスはいらなかったよな……。

このままセカイ系的な恋愛要素ばかりが強くなると、ちょっと個人的に厳しいと言うか、あまり興味が持てなくなるので、そろそろ対立項を作って欲しいなーって思うんだけど、そういう需要はあまりないのかなあ。

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