記
先日、と言うにはいささか前のことになるが、仕事を辞めて実家に戻ってきたのであった。実家と言っても、自分が一人暮らしを始めた時とは別の住所であるので、実家でありながら見知らぬ土地という不思議なことになっているが、都会人としては別に不思議でもなんでもない。ともあれ、最近は周辺を散歩しながら地理を調べるのが趣味となりつつある。地図を見るのが楽しい、というのは生まれて初めてのことかもしれない。
そろそろ親から食費を請求されそうな気配を感じる。なにか就職を探す振りぐらいはしておかないと、際限なく扱いが悪くなっていきそうだ。これがニートの肩身の狭さというものか。あるいはただの食べすぎなのかもしれない。
ブログで本の感想を書くのは面白いのだが、いささか抽象的なことを書きすぎた気がする。理屈を捏ね回すことばかり先行して、写生文をおろそかにしてしまった。小説的な文章を書こうとしたが、これがもうびっくりするぐらいに書けない。ひどい。ありえない。なので、もう少し、直接的かつ現実的な文章を書くように心掛けたい。
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コメント
僕も、東京にいるうちに実家が引っ越ししてしまいましたな。あれからもう10年近くになるのに、帰省すると、いまだに家の中のどこに何があるのか分からなかったりします。
投稿: ub7637 | 2011.10.28 04:30
僕の場合、実家も都会にあるもので、もともと”故郷”という感じがないんですよね。ただ、両親が住んでいる家、という感じで。なので、実家に戻ってきたにも関わらず、少しも帰ってきた感じがしません。なんか奇妙な気分です。
投稿: 吉兆 | 2011.10.28 20:33