« 『あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―』 | トップページ | 買ったもの »

2010.11.10

『這いよれ!ニャル子さん(5)』

514xa60keql__sx230_

這いよれ!ニャル子さん(5)』(逢空万太/GA文庫)を読んだ。

相変わらず盛り沢山な内容で作者のサービス精神の旺盛ぶりには頭が下がります。アクションにギャグにラブまで詰め込んでは作品としてはもはや崩壊しかかっているような気もするけど、崩壊しかかっていること自体がまたシュールさをかもし出しており、なんか得な作り方をしているなあ、などと思いました。

相変わらずネタが多く、作者はよくここまでネタが尽きないものだと感心してしまいますが、大丈夫なんでしょうか。ギャグの多くをパロネタによる力技で押し切っている感があるので、ネタが尽きる時が作品の終わる時となってしまうような気がするのだけど。ネタを仕込むのも良し悪しと言うことかもしれませんが、まあ余計なお世話以外なにものでもないのであった。

事件については、いつもの通りにコズミック・しょぼい・スケールで展開されており、そのどうでもよさは安心のクオリティ。最初はシリアスっぽく展開していくものの、まあきっとくだらない目的をくだらない手段で成し遂げようとしているんだろうなと予想していたな万全の体制でくだらなかった。お約束って気楽でよいわー、とかなんとか。

あと、伏線が張ったもの勝ちの状況が、作中でも認識されてしまっているところとかおもろいねー。なんか最近、どこもかしこもメタネタが氾濫している気がするけど、”伏線”に特化したメタと言うあたりがいいねー。つまり、事前にどれだけ思わせぶりな、あるいは意味ありげな伏線を張れるかどうかが後半の展開にかかってくるわけですが、5巻目ともなると作中人物もそれなりに学習していて、「あ、これが伏線なんだな?」とか作中で言い出したりするんだけど、ところがどっこい「こっちが伏線だったのかー!」と、メタ領域におけるどんでん返しが演出できるわけです。なんだそれは。

1巻からそんなことをやり続けたせいか、5巻では今までに張りまくっていた伏線と矛盾する描写が出てきたり(作中でツッコミが入ります)、使われないまま放置されてしまう伏線もあるんですが、今回のことを考えると、次巻以降に拾われる可能性もあるので注意が必要かもしれませんね。

|

« 『あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―』 | トップページ | 買ったもの »

コメント

復帰おめでとうございます。
すみませんがケータイでも見れるようにしてくれませんか?家にパソコンがいま現在ない状態なので。

あとブログはじめました。余力がありましたら。
http://dousesuimasen.blogspot.com/

投稿: もじのくまさん | 2010.11.11 13:22

携帯用のアドレスがあったような気がする。たぶんこれ。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/27754/29313

投稿: 吉兆 | 2010.11.11 21:42

すみません(汗)。
ありがとうございます。助かりました。

投稿: もじのくまさん | 2010.11.12 10:59

いえいえ。よろしくお願いします。

投稿: 吉兆 | 2010.11.12 20:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29313/49991798

この記事へのトラックバック一覧です: 『這いよれ!ニャル子さん(5)』:

« 『あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―』 | トップページ | 買ったもの »