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2010.07.02

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6)』

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6)』(伏見つかさ/電撃文庫)を読んだ。

この作品の基本コンセプトは、超キモイオタクの行動、言動を美少女キャラにさせることにより、読者の嫌悪感を起こさせないようにすることで、オタクの面白おかしくてちょっぴり切実な日常を描いているとても技巧的な作品だったんだな、と言う一巻の時の感想を思い出しました。何でかと言うと、赤城兄と京介のエログッズコーナーがさすがに際立って変態的だったからです。いやー美少女じゃないだけで、ここまで変態的に見えるというのは、さすがに美少女パワーってのはすごいですね、と改めて感心したのでした。まあ変態的と言っても、性欲に溢れた高校生としては普通だと思うけど、なんつーか、いちいち描写がいちいちマニアックなバカさ加減に溢れていて良かったと思います。

あとはー、激写!沙織さんの素顔!とか、まあ無理矢理笑わせられたエピソードとか、まあ楽しくてキャッキャウフフな展開がさすがでございましたよ。しかし、要所要所で桐乃さんは正直お兄さん好き過ぎだろうという描写が溢れておりましたな。もう立派なブラコンぶりでありますが、まあ前巻であそこまで桐乃の心を救った京介に対してなんら感情が変化しないと言う方がおかしいので、大変物語的には正しいのではないかと思われました。だが、マジ妹なんだよな…。このままでは本気で妹エンドにまっしぐらなような…。あ、でもいくつか選択肢をミスったみたいだから、このまま肉親エンド回避なのかしら?(選択肢とか言うなや)

前回で弾け過ぎた黒猫さんが今回は比較的大人しくてオレしょんぼり。まあところどころで黒猫さんは京介のこと好き過ぎだろう(そして京介は鈍すぎだろう)という描写があって微笑ましかったですな。前回の告白を無理矢理うやむやにしてしまったことには正直驚いたけど、あれ、ありなん?京介さんはホンマどうやってフラグを立てているのか、よくわからんぜ。ついにあやせたん(たん言うなや)にまでフラグを立てるとは、京介先生の主人公っぷりはパネエな、と思ったのでした。

あ、個人的にはリアさんが良かったと思います。天才の持つ理解不能な不気味さ(オレ天才嫌いなのよ)と、小動物系の妹キャラっぷりの立ち方がなかなか魅力的でした。リアさんマジ恐い。オレなら即座に逃げ出すけど、意に介さず対等に接している京介さんの大人物ぶりに改めて感心した。だっておめえ、あんな子供っぽいくせに怪物的な精神的志向性とか、普通だったらビビるぜ。だって気持ち悪いもん。せめて、普通の人間ならビビらなくても嫉妬ぐらいはするんじゃねえかと思うんだが、その怪物性を認めた上で、きちんと接している京介さん偉いよなー。器でかいなー。その意味では、桐乃もきちんと”妹”に対する”姉”として接しているあたり、なるほど兄妹と言うことか、なんてキャラ設定の巧みさを思ったりした。

まあそんな感じか。あと最終ページは何度読んでも吹く。なんなんだあれは。

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