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2010.04.08

『ヘヴィーオブジェクト』

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ヘヴィーオブジェクト』(鎌池和馬/電撃文庫)を読んだ。

すいません、最初に断っておきます。自分、これを読んで爆笑してしまいました。あまりにもハリウッド的ご都合主義的ダイハードアクションだったもので、読めば読むほどに抱腹絶倒。ありえない展開にありえない偶然に出来すぎな超兵器の弱点と、とにかくリアリティと言う言葉がすべてむなしくなってしまうほどのスーパーご都合主義。いや、これは本当に皮肉ではなくすごいと思いました。作者もあとがきで書いているけど、「爽快感以外のものをすべて切り捨てている」と言う割り切り方が本当にすごい。良い意味で気が狂っているとしか言いようがないぜ…。まあ、正直なところね、最初はつらかったですよ。そもそも戦争が巨大超兵器(ヘビーオブジェクト)のみに委託される設定に無理が多すぎて説得力なんてまるでないし、主人公がヒロインを助けることにもちっとも共感できないしね(まあ鎌池主人公に共感できないのはいつものことだけど)。けどまあ、最初のヘビーオブジェクトを撃破し始めたあたりから、作者の「ちいせえ事は気にするな!」と言う主張が言葉ではなく心で理解できたので、そこからはもうひたすらゲヒゲヒウヒヒと言いながら読んだ。主人公と相棒のコンビで活躍するあたりも明らかにハリウッド映画を狙ってますよね。軽口と愚痴と冗談を言いながら絶対絶命の死地で繰り広げるアクション!もう本当にアホ。超ボンクラ。そして超おもろい。途中から、牽強付会とさえ言える屁理屈を組み立てる作者は天才かもな!とか思いました。だれかこれハリウッドに企画売りこまねえ?絶対ヒットするって(まあ莫大に費用をかければだけど)。

あー、なんか久しぶりに禁書目録について書きたくなってきた。最近、大分この作者のセンスが理解できてきて、ひょっとしてこれはこれですごい才能なんじゃないかと思い始めてきたので、その辺りがまとまったらなんか書きます。その前に途中で止まっている禁書目録の感想を書こうかな。その辺を書いていれば考えもまとまりそうな気がするしな。

あと、これはどうでもいいことなんだけど、ヒロインの台詞が全部ひらがななのは読みにくくてしょうがないのでなんとかならないかなあ。脳の処理能力を言語野に振り分けるリソースが無いという設定はわかるんだけど。でも、後半はちょっと漢字が混じってたんだけど、アレは誤植?それとも、ヒロインの心理状態を現してたのだろうか?なんかどっちもありそうではあるんだけどね。

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