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2010.03.18

『蒼穹のカルマ(4)』

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蒼穹のカルマ(4)』(橘公司/富士見ファンタジア文庫)を読んだ。

大変カルマシリーズらしいスケールの大きくもしょうもない話で良いと思いました。カルマ一巻で感じた壮大かつバカバカしい妙味を再び味わうことが出来たような気もする。ラノベのお約束を微妙に外しつつ、カルマがゴーイングマイウエイを貫くという基本ラインは一巻から共通しているものの、ちょいと爽快感に欠けているところがないでもなかった。だけど、今回は徹底してバカバカしい展開に徹しており、魔王再び登場したかと思えば突然の逆転再逆転の流れとか、アリサの勇者バトルとか良い感じにお約束を外してきていたと思う。物語から話の構成まで、非常に生温ーいところを貫いているのは、まあわりといいんじゃね。お約束の外し方も、あさっての方向まではいかない、外れそうで外さないという絶妙な部分で、普通のラノベに慣れている人にも受け入れらそうな窓口の広さを感じさせるのも、ラノベとしては実に正しい。

カルマたちが相変わらずくだらない展開をかます一方で、話の本筋の方も地味ながら順調に進んでいるみたいで、”彼女”の登場は、アリサをめぐる家族コメディ面でも、世界の危機的な面でも牽引していく要素になりそうだ。このあたりはきちんとお約束を踏まえているところであり、一般に批評されるほどには破天荒な作家ではなく、むしろ物語としては王道的な要素を好む作家なのだろう。そのあたりを長所ととるか短所ととるかは、まあ読み手次第のところではあるよな。まったく作者は絶妙なポジショニングをしていますなー。

ところで表紙が実に性的な件について。自分はもうすでになんとも思わないで購入しているが、これ、抵抗を覚える人はいるんじゃないの。余計なお世話だと思うけどなー。

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