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2010.02.18

『レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女』

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レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女』(林トモアキ/角川スニーカー文庫)を読んだ。

いや…林トモアキは本当にすげえなあと思った。楽しすぎる。何が楽しいって、もう活かす気があるのか無いのかさっぱりわからん伏線の張りまくり具合とか、異常にキャラの立ったヒデオの右往左往する日常とか、平凡を愛しながら、どこまでも非日常に愛されたヒデオの活躍とか、成長したものの男性に免疫のない睡蓮とヒデオのやりとりとか、とにかくなんだか知らんが面白い。アレー?なんかヒデオと睡蓮が一緒にいるだけで面白いよ?この二人の関係が面白いというのはすごくびっくりしたな…。なんだ、最初からこの二人のコンビを組ませることが決まっていたかのようなフィット具合じゃないか。見た目と眼光の凶悪さに反して温厚な、しかし、芯には修羅場をくぐり抜けた靭さを持った(まあ世界を一度救っているしな)ヒデオと、神殺しの力を秘めたものの日常では世間知らずの睡蓮。一方的にヒデオが虐げられたり、ときどき気合の入ったヒデオの覚悟に睡蓮が戸惑ったり、まあなんだ、面白いぜ?そこはかとなくラブの香りもするが、まあその辺はまあいいや。とりあえずこの二人がいろいろ動いてくれるだけでも満足です。

まあもともとそうだと言われればそうだけど、今回はとりわけキャラ小説の側面が強く、『お・り・が・み』や『マスラヲ』のキャラの後日談的な側面が強いよな。ある意味、背景にはストーリーは流れているみたいなんだけど(この作者のことだからどこまで真面目に考えているのかわかんねえ…)(信用してねえなー)、基本的に、ひたすらヒデオを中心として繰り広げられるグダグダ話が中心。ま、正直、ヒデオの話がもう一度読めるということだけでもわりと嬉しいので、ネタが尽きるまでは続ければいいんじゃねえかなー、と言うぐらいの姿勢で付き合いますよ。さすがにマスラヲのような奇跡的なバランスで成立した作品を何度も作るのは無理だろ。まあでもどうせ無理矢理にでもやっちまうんだろうな、作者は…。あとがきでは「惰性で書いています」とか書いていたけど、どうせこんなの韜晦だろ。一気にぶち上げる機会を狙っているに決まっている。それで作品をグダグダにしようとも、気にしないんだろうな。さすが林トモアキ、パンクロッカーだぜー(注:勝手な妄想です。本気にしないように)。

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コメント

こちら風四号。
先に言わせてくれ。翔希氏ね。沙穂に即刻斬られてくれ。鈴蘭狙ってたのに俺。

投稿: | 2010.02.19 14:47

まあまあ。その気持ちはわからんでもないけど、鈴蘭はあの性格だから、むしろ翔希は見込まれてしまって大変かもしれないですよ。

投稿: 吉兆 | 2010.02.19 23:47

信者の癖にコメント遅れました。すんません。
僕はてっきり貴瀬とくっつくモンだと思ってましたがね。美奈子がなにげに忘れ去られてるので個人的にはしめしめです。吉兆さんは誰派ですか?

投稿: シロ | 2010.02.25 21:58

別に美奈子さんは悪くないと思うけどなあ…。まあメインヒロインを張るにはキャラが薄いけど。

この巻の睡蓮はやたらとヒロインヒロインしてて好感が持てました。このままメインヒロインになってもおかしくないキャラ立ちぶりだと思います。…といいつつ、自分はヒデオがとにかく好きなので、誰派と言われればヒデオ派といわざるをえない。睡蓮でも美奈子さんでもウィル子でもいいけど、とりあえず幸せになればいいと思うよ。

投稿: 吉兆 | 2010.02.25 22:51

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前回からまたしばらく記事があいてしまいましたね。今回は林トモアキ特集です。(とは [続きを読む]

受信: 2010.02.19 03:44

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