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2009.12.26

『ソードアート・オンライン(3)フェアリィ・ダンス』読了

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ソードアート・オンライン(3)フェアリィ・ダンス』(川原礫/電撃文庫)読了。

相変わらずオタク妄想をドストレートにブチ抜く豪腕がすげえ。顔が良くて才能もあって運動能力も高くそれでいて一途なキリト先生は当然の如く女の子にモテモテだがそのすべてのフラグをあっさり折るあたりイケメンの余裕なのかしら。本当にぱないの!主人公はあくまでもかっこよくて強く、ヒロインは可愛くもけなげ、悪人は反吐が出るほどクズと、まことに妄想ドリーム小説の面目躍如。いかに読者を心地よくさせるかのみを追及されており、そのエンタメの追及のやりかたの衒いのなさに、作者は本当にエンタメ大好き作家なんだなー、と感心するのでした。川原礫は基本的に小説を書いて自己表現することにはあまり興味がないみたいですねー。基本的に”絵空事を紙面に表現する”ことにしか興味が無いみたい。フィクションを構築することそのものが好きなタイプ、って感じ。構築したものに意味は求めない。ただ構築することだけに力を注いでいる。うーん、かっけーなー…。しかも、その構築の手つきにありがちな自己装飾がほとんど見られない(ように感じる)のがまたすげえ。「オレはこれが好きなんだ!」ってのがダイレクトに伝わってくる。ちょっとねー、この辺り作者が異常に上手いから”ただの職人”と考えられているケースが多いみたいだけど、自分はそっちの意見には賛成できないな。ただの職人にはここまで妄想ドリームを構築できないよ。キリト先生のドリームっぷりの構築力は、生半可の妄想では作れない。四六時中、妄想を張り巡らさなくては出来ない領域だと思う(自分でも妄想したことがあるからわかる)。作者の場合、本来は自分の中でこっそり育むはずの妄想(ヘンリー・ダーガーみたいなもん、と言うのはさすがに言いすぎかな)を、ノーガードで作品に仕上げてしまっていると言うところが、まあその、なんと言うか、えー非凡だなあ、と思いました。だってオレ、これ読んだ時に最初に感じたのは、「エロ過ぎる!18禁にしなきゃ!」だもん。エロいシーンはほとんどないけど、設定があまりにも妄想エロを掻き立てる内容なんだけど(オレだけかもしれん)、それを隠そうと言う意図が全然見えないもんなー。洗練されているとはお世辞にも言えないけれど、これはこれですごい。『アクセル・ワールド』はこれに比べればまだラノベとして作られていたんだなー。

とりあえず妹ちゃんがエロい。非常にけしからんので今後も活躍して欲しいものだと思いました。

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コメント

アスナも従妹ちゃんも何かエロい。テンプレヒロインのハズなのに。そして挿絵は何でこんなに性を感じさせる描き方してるんだ…大賛成だがw

投稿: 暗黒 | 2009.12.27 11:06

なんかヒロインが異常にエロいですよね。作者の描写がエロを掻き立てるところがあるんだろうと思います。ついうっかり行間を読んで「妹ちゃんはお兄ちゃんのことを考えて絶対自慰とかしているよな!」とか妄想させられてしまう感じ(最悪だ)。まあ作者の掌の上ですが。

投稿: 吉兆 | 2009.12.27 11:26

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