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2009.10.05

『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』

まあ見てきたんですよ『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』。端的に言ってしまうと、純粋な映画としては、まあ水準。TOVファン向けコンテンツとしては水準以上っつーところかな。個人的には、ゲームのアニメ化の場合、ゲーム内設定をどれだけ上手くアニメに溶け込ませるかと言うところが重要になってくると思うのだけど、その辺は上手くやっていたんじゃないかなあ。ゲーム中の必殺技とかをアニメでやられても困るしね。また原作につながるいくつかのくすぐりも用意されていて、ファンには嬉しい使用になっている。原作キャラもサービス登場をしていたり、ユーリのブラスティアの由来とか。ただ、いくつか設定上、矛盾が生じているような気もするのだが(ラピードってユーリとフレンで育てたんじゃなかったっけ。あとリタの年齢がおかしい。ラピードのことを考えれば本編より3年以上は年は前の話なので、その場合はリタは11~12才のはずだが…)、まあパラレルワールドか気のせいってことでスルーした方がよさそう。

ただ、一作の映画としては、まあ普通かなあ。アクションはところどころで気持ちいいのだが、作品の軸として、ユーリとフレンのどっちが主人公なのかわからなくて、ブレてしまっているような感じ。視点はユーリの方が重点的なんだけど、物語的な主人公はフレンなんだよな。フレンが自分の父親に対するわだかまりを、ナイレン隊長の行為を通じて解いて行くという物語になっていて、完全にこれはフレンが主役だろう。一方ユーリは活躍そのものはしているんだけど、成長する余地がないというか…。いろいろ匂わされていた騎士団退団の経緯も、結局、肌に合わなくてやめた以上のものではなかったしなー。

まああえて読むとすれば、ユーリは、ランバートを救えなかった自分の無力さを痛感した際に、少女から感謝の言葉を受けたことで、自分の本当にやりたいことは、”国”とかそういう抽象的なものではなく、”目の前の誰か”こそを助けたいのだと言うことを実感した、と言うことなんだろうけどな。でもちょっと言葉が足りないよなー(その分フレンの葛藤にも力が注がれているけど、中途半端な感じだ)。

ただ、テイルズ映画としては退屈とは無縁であるので、ファンは観て損はないだろうと思われます。

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