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2009.10.25

『コピーフェイスとカウンターガール(3)』読了

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コピーフェイスとカウンターガール(3)』(仮名堂アレ/ガガガ文庫)読了。

シリーズ完結編。結局、タイトルの意味がよくわからない感じだったのだが(コピーフェイスはともかく、カウンターガールの意味がよくわからない)、そのぬけぬけとしたところがこの作品の魅力だったのやもしれない。などど総括して語ってはみたものの、最後までふわふわしたところがあって評価がしにくいなー、と思った。面白いか面白くないかで言えば面白かったのだが、なにかすごく新しい事をやっているという気もしないしなー。ただ、作品のテーマとしては、コピーフェイスと言うタイトルからもわかるように、誰もが同じ”平凡さ”の中に落とし込まれていくことに対して、どのように取り組んでいく必要があるのかと言うところに結実しているところが見えて、良いものだと思う。他人は他人で自分は自分のやり方がある、と言うところからもう一歩踏み込んで、自分のやり方があるという認識そのものが他人を意識していることに他ならないというところは、納得の帰結であるよな。

まあ基本的にそういう細かいところを突っつく作品ではなく、全体を漂う脱力した感覚を楽しむ作品であろうとも思うので、最終巻におけるラブコメ展開に落とし込もうという何らかの外圧を感じられて、あまり感心はしなかった。別にラブコメにする必要は全然無いような気がするんだけど…やっぱりラノベ的に物語のオチをつけるためにはこういう落とし方しかないのかなあ。まあ平凡との対峙と言う意味ではぶれてはないと思うけど、微妙なラインではないかなー、と思うのだった。

まあきちんと収まりの良いところに収まったとは言えるので、その点はよかったのかな。収まりの良いところに収まったということ自体がそれでいいのか分からんのだが…ま、いいかー。

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