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2009.09.19

『ピクシーワークス』読了

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ピクシーワークス』(南井大介/電撃文庫)読了。

びっくりするぐらい硬派な物語だったなー。あちこちで引用されていることからもわかるけど、神林長平リスペクトのところがあるのも興味深い。モチーフをいくつか使用しているだけで物語としては別物なんだけど、ぶっちゃけ物語の基本が戦闘妖精と言うか戦闘機のAIが重要な役割を果たすあたりなんか、とても神林長平っぽい気がする。マシンに魂が宿る、と言うのは基本よねー。

ただ、そのマシンと出会うのが女子高生たち、と言うのが非常にライトノベル的ではある。この女子高生たちが実にタフでまっすぐなところは、本当にいまどきだよなあ。すでに機械知性との邂逅も、もはや男の子の専売特許ではなくなってしまっていると言えるのかもな。もっとも自分は別に機械知性に対するロマンチックさと言うものを感じたことはないので、別に気にならないんだけどね(じゃあ言うなよ)。

しかし、この女子高生たちは本当にタフだなー。どんな困難があろうとも、諦めるどころか闘志を燃やし続ける女の子たちが強すぎる。無理を通して道理が引っ込む。もちろん、その無茶を通すだけの実力があっての話だけど。そういうタフで前向きな主人公たちが、一心に戦闘機を飛ばすと言うためだけに力を注ぐと言うだけの物語なのだが、それが面白いのは、彼女らの明るさに起因するところが大きいのだろう。なにかにひたすらに打ち込むことの美しさと言うものがそこにはあるように思えるのだった。

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