『這いよれ!ニャル子さん』読了
『這いよれ!ニャル子さん』(逢空万太/GA文庫)読了。
うむ、これはひどい。ラブ(クラフト)コメディらしいが、もういろいろな意味で本当にどうしようもねえな。面白いぞ。正義のヒーロー、ニャルラトホテプさんが、ツンデレヒロインの真尋を守って戦う、えー、まー、なんかいろいろと混じっていてよくわからないことになっている作品。かろうじてコメディと言う点は間違いないが、それだけじゃないぞ…。
まあ、基本はクトゥルー神話コメディなんだけど(ってなんだそりゃ)、さまざまな小ネタ、大ネタがちりばめられており、良い意味で脱力すること間違いない。大変肩の力が抜けていてよろしいのではないでしょうか。ネタについては、ジョジョとガンダムとメタルギアソリッドについては確定だが、1~2頁に一つは入っているネタがあまりにも多すぎて全部は観測仕切れませんでした。適当にページを開くと必ずネタがあるというこの密度は凄まじいものがある…この思い、まさしく愛だ!(うるせえ)CQCについては史実の方かMGSの方か迷ったけど、エンハンサーが出てきたのでMGSネタで確定みたい。ジョジョネタは使いやすいですよねオタクとして。
旧支配者をそのまんま宇宙人にしちゃったのは、ラブクラフト的に許されるのかなあ。なんかそのほら、ありがたみと言うものが無いじゃないですか。まあ、原典の描写を見ても、確かに支配惑星とかあるんだから、宇宙人と言い換えても間違いではないんですけどね…。でもその…コズミックホラーが…(うだうだ)。
冒頭から最後まで、徹頭徹尾くだらない展開がとても良かったと思います。ネタ塗れだからこそ、この本当にくだらない展開が映えますね。ラストのグダグダな感じがまた良かった。悪役が最後まで本当にくだらない人たちなので、笑えないはずのオチも笑ってしまう。なんか読み手である自分のSAN値が下がっているような気もするけど、笑ってしまったのだから良しとしよう。
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