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2009.07.09

『とある魔術の禁書目録(8)』読了

51kb3jgtlil

とある魔術の禁書目録(8)』(鎌池和馬/電撃文庫)読了。

18巻を読みつつ、8巻の感想を書く。追いつけるのはいつごろになるのだろうか…。

それはともかく、内容。物語としては番外編で、美琴を慕う後輩、白井黒子が主人公の話。どういうわけか、この巻が好きーと言う人を良く見かけるのだが、これは当麻がいない方が素直に面白がれると言うか、あの自分勝手な正義感が苦手と言う人は、意外と多いのかもしれない、と思った。まあかく言う自分も黒子好きだけどねー。黒子かわいいよ黒子。自分の弱さを知りながらも、レベル5である美琴の傍らに立ちたいというその意思の気高さは見事と言うほかない。かっこいいよなー。自分は超人よりも凡人を好む傾向があるのだが(天才よりも凡才ががんばる話が好き)、黒子の場合、そこに高貴な意思とでも呼ぶべきものが付随しているのがいいんだよなー。ノブリス・オブリージュ。力を持ったものの義務。そういう規範を持って動いている人物には、どうも僕は憧れてしまうところがあるようだ。

まあ相変わらず状況説明台詞が多すぎとか、いろいろ不満は無いことないのだが、それが気に入らないなら読むなと言う話なので、あまり言わないことにしょうか。美琴と黒子が可愛いしね(駄目な発想)。

つうか、一方通行さんもダークヒーローとして覚醒してくる回でもあるので、一方通行好きとしてもたまらない。少女のために、自分は最強であり続けなければならない、なんてカッコいいじゃないですか。やっぱ、力が衰えたりと言えど、それを意思で克服せんとするのは、ただ無敵であった頃よりも違う強さを得ているなのだよな。自分の意思で、自分の信念(のみ)を貫くダークヒーローとして覚醒していく一方通行さんには期待。

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コメント

>ノブリス・オブリージュ。力を持ったものの義務。

ああ、そういえばイチオシのオススメ本に『ローマ人の物語』(塩野七生)は如何でしょう?私が読破したシリーズで一番分厚い本がたぶんこれです。高貴なる者の義務をわきまえた方々がたくさん出てきますよー。

…もっとも、歴史好きな自分でも読破には気力が要りましたが(苦笑)。

投稿: 暗黒 | 2009.07.10 00:50

塩野七生さんのローマ人の物語は面白いですよね。ハンニバルとスキピオの話とかどんだけ熱い宿命の対決なの、とか、塩野さんのカエサル大好きっぷりがよくわかる作品でした。いろいろ、史実解釈的には、本筋ではないところもあるようですが、まあ塩野解釈の方がカッコいいので、これはこれで良いのでしょう。一応、5賢帝の時代までは読んだ記憶がありますが、それ以降、記憶がないなあ。機会があれば、全部読み直したいと思っている作品の一つです。

投稿: 吉兆 | 2009.07.10 17:58

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