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2009.07.25

『百舌谷さん逆上する』の3巻がすごすぎる

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百舌谷さん逆上する』の3巻を読みながら、最初は爆笑につぐ爆笑でものすごい話だ!と思っていたら、後半にさしかかる怒涛の展開に涙があふれて止まらなくなった。な、なんだこれ!?そんな自分に動揺が抑えられなかった。オレ、なんで泣いてんだ?

すごいところは最後までギャグと感動的な部分がまったく乖離していないということ。描写は明らかにギャグだし笑えるのだが、同時に深い愛情に満ちた行為でもあるという矛盾が両立しているのである。番太郎くんの「僕はドMになりたい」と言うシーンは作品きっての、…いや、もしかしたら僕の漫画読み人生の中でも屈指の名場面と言ってもいいかもしれない。本当にしょーもない大爆笑シーンでありながら、どうじにどこよりも感動的な告白。爆笑しながら感動したのなんて初めての経験だよ。人間っていろいろな感情を同時に発現できるものなんだな。人間ってすげえ。

と言うか、漫画を読んで泣いたこと自体、何年ぶりだろう?ここまで心の奥に切り込まれた作品自体が無かったのような気がする。これはギャグでこちらの心の壁を取り払われたあと、こんな直球が叩き込まれたことによる、ギャップによるものだろうかね。緩急を自在にコントロールされた直球はうち難いもんね…なんて冷静に判断しているふりをしていますが、本当に動揺しています。えーと…どうなってんだろ、この漫画?判断つかねえや。

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コメント

物語上かなり重要と思われる展開の中で、ギャグとシリアスを同軸で描いていることが衝撃でした。中盤カラーは特に。自分は笑うよりも先に感動してしまいましたが。

ちょっと熱くなりすぎたときは、いそいそとカバーを外してドM師匠を拝観すればクールダウン(いろんな感情が吹っ飛びますね)の効果を得たり。なんと無駄がない仕様なのかと。

ゆーじ君の中に己と同種の寂しさを見つけた百舌谷さんの今後が気になります。

投稿: isaki. | 2009.07.26 00:03

>自分は笑うよりも先に感動してしまいましたが。

あれは、最初の一瞬だけ看護婦さんたちとシンクロして吹いたんですが、その後の番太郎くんの語りには、並々ならぬ気高い覚悟を見せられて、感情のメーターが「笑い」→「感動」へ大きく振り変わった感じです。爆笑したと思ったら、次の瞬間には感動した、みたいな。

ドM師匠の雄姿は、言われて初めて気がつきました。本編を読んだ後だと、これもまたスーパーヒーローなんだと感動的な気分に…いや、無理だな…。

もう本当にこれからの展開に大期待ですね。

投稿: 吉兆 | 2009.07.26 08:06

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