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2009.05.29

『原点回帰ウォーカーズ(2)』読了

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原点回帰ウォーカーズ(2)』(森田季節/MF文庫J)読了。

超おもろい。いやー一巻に続いて本当に素晴らしいですねー。森田季節がここまでラノベ的記号を使いこなす作家だとは、デビュー作を読んだ時には想像もしませんでしたよ。いや、確かに良く考えれば、デビュー作も構成要素そのものはラノベ以外なにものでもなかったわけだだけど、それでいて明らかに別物だったからなあ。それがこれですよ。もお超ラノベ。記号的に描かれたリアルさの欠片もない登場人物!(褒めてます)荒唐無稽でファンタジーと言うにもおこがましい舞台設定!(繰り返しますが褒めてます)真面目に考えるのがバカバカしくなってくる物語!(しつこいようですが褒めてます)いやー本当に素晴らしい。感動しました。ここまで徹底的にやられるともはや感動するしかない。ここまで徹底してラノベをやっておきながら、これがまた面白いんですよね。なんか、徹底した記号論とご都合主義的な展開の隙間から、森田季節成分とでもいうしかないものがじくじくと滲み出してくる感じ。ようするに頭がおかしい。なあ、冷静に考えて、筆VSイケメンという単語に違和感を感じないか…?感じるだろ?でも読んでいる最中はぜんぜんおかしさを感じないんだぜ!むしろ当たり前の出来事のような気がしてくるですよ。この世界構築力は本当に凄まじいとしか言いようがないなあ…。

以下、各話コメント。

「天ノ下芝蘭よ、愛を描け」
天ノ下芝蘭がイケメン野郎と十哲の座をかけた勝負する話。まあ物語に魂なんてどうでもいいんだよ、みたいな話か?まあそんなことよりも、この世には存在しない男子に恋する芝蘭があまりにもラブかった。なんだこのラブ成分。しかも悲恋っぽい。そんな話ではないはずなのだが…。

「渡会竜太朗は呪い殺す」
ロリ神様と同居したりするどっかのラノベの主人公みたいな元十哲、渡会竜太朗が新十哲、物理火燐に勝負を挑む話…にみせかけたラブ話。え、マジで?まあこの渡会竜太朗は本当にどっかの主人公みたいなんだけど、愛のために過酷な修行に立ち向かう姿は男だったぜ!でもラブ話。お前らちょっといい加減にしなさい。

「久我原いすみはしばかない」
いいっすねー久我原いすみ。暴力的で世話好きな年上の女性なんて最高じゃないですか。まあ暴力の桁が違っているけどな。唯一ラブじゃなくてバカ話のように見せて…え?なに特別な感情って?親友の花笛でさえ持っていない特別な感情ってどう考えても上司と部下の関係を超えているよな…。えーと、つまり、なんだ。百合か。

「足利アキラは嫉妬する」
足利アキラってツンデレよねー。もう典型的なツンデレ。しかもチキン。タイトル通りのお話でごじゃったわ。つまりラブ。お前らとっくに相思相愛なのになんで気がつかねえんだよ二人とも!オレを悶え死にさせるつもりか!ところで総支配人こと森本森とのフラグすら立てる章夫は意外とハーレム体質なのか…。考えてみれば誰でも助ける正義の味方なんてハーレム体質以外なにものでもないよなー。

総括。死ぬほどラブい。

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コメント

なんか話題になってますね。
2巻で猛烈なラブ展開というのは商売の仕方として新しい気が。今後はやるかもわからんですね。

投稿: hatikaduki | 2009.05.31 00:50

いやー個人的には、この作者は基本的に”愛の話しか書かない”だけだと思っているんですけど、今回はわりと幕間的な物語なので、結果的にラブコメ強化されたように見えるだけだと思っているんですけどねー。

投稿: 吉兆 | 2009.05.31 23:48

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