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2009.04.05

『カンピオーネ!Ⅲはじまりの物語』読了

カンピオーネ!Ⅲはじまりの物語』(丈月城/スーパーダッシュ文庫)読了。

冒頭における護堂のエリカに対するスタンスが語られていたのが良かった。ちゃんとエリカに対して憎からず思っているどころか、流されるままに行って彼女の管理下に置かれるのも悪くないとか思ってはいるのねー。そう思っている部分があるからこそなおさら流されるわけには行かないと。いやー護堂には自己抑制が強すぎて下半身がついているのか心配なってきてたからなあ。彼も普通の(駄目な)男の子だったんですね。安心しました。

はじまりの物語と言うだけあって、この物語がはじまった発端を描いた物語になっている(…ってそのまんまだな)。護堂が未だカンピオーネではなかった、ただの人間であったことの物語になっていて、彼がいかにして神殺しをなしたのかが語られている。本来ならばこれこそが第一話になるはずの物語なのだが、このシリーズの基本コンセプトが常にラスボス対ラスボスのガチンコであることからすると、今回のような圧倒的強者に立ち向かう卑小な人間という構図はやはりイレギュラーになってしまうのが面白かった。こっちは普通のライトノベル的には普通なのだが、シリーズとしては外伝以外なにものでもないのだよな。

物語の人間関係も初期状況となっており、エリカがまだツンツンしていたころが描かれており、ああエリカって本来ツンデレだったんだな、などと言うことを思うのだった。ツンデレと言うのは属性と言うよりも一過程に過ぎないということなのかもしれない、などと思ったのだが、まあどうでもいい話だ。ともあれ、ツンツンしながらも護堂に少しずつ心を開いていく過程が丁寧でよろしゅうございました。以上。

あと、ラストにとある神が再登場してきて嬉しかった(と言っても該当するのは一柱しかいないが)。護堂の決断がなんらかの影響を物語に与えているという感じがでていてよいのではないかな。どのように登場するのかよくわからないが…。と言うかこの世界の神と言う存在が未だによくわからんなあ。

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コメント

レアアイテムと油断だけでは厳しい、と思ってたんですが、なるほど、もう一柱の神がいて噛み合わせたと。神殺しの方法がそれなりに考えられてて面白かったです。

てっきりサルバトーレと引き分けるところまで描いてくれると思ったので、そこはちょっと肩透かし感があったけど、駆け足で語られるよりはいいか。過去編その2も出そうだし。

登場人物の心情の変化をちゃんと描いてるのは相変わらず好印象です。

投稿: 暗黒ファンタジー | 2009.04.06 20:45

神殺しとサルバトーレの話を同時に行うのはさすがに難しいでしょう。物語が分散してしまいます。過去編パート2に期待ですね。

投稿: 吉兆 | 2009.04.06 21:27

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