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2009.02.21

雑記のようなもの

・この一週間、電撃文庫ばかり読んでいる。

・『狼と香辛料Ⅹ』を読み終わった。けっこう分厚いのに、全然読むのにストレスを感じなかったことに驚く。あまり長い話という印象はなかったけどなー。

・いまさら大きな波乱もなく。感想を書いているライトノベルサイトをめぐっていて(自分は読む前の本の感想を先に読んでしまうことがある。忍耐力が足りんなー)、どうもみんな語り口が重いなー、なんか重度のネタバレでもあんのかなーと思っていたら、普通にいつもどおりの話だったから書くことがとくにないのね。前巻があまりにも緊迫しすぎていたことの反動かな。

・続いて『ラプンツェルの翼』を読み始める。うーん、『ツァラトゥストラの階段』の続きはどうなってんのかなー。アレで終りとか言われたらさすがにブーイングだぜ。まあ気長に待つか…。

・「本やテレビのニュースで言葉を覚えたからな」ってのはあれか。寄生獣のオマージュか。

・「人間を殺せと言う本能だけが残っていた」って。…やっぱ寄生獣なんだな、これ。ミギーを可愛い女の子にしてみました、と言うのがアイディアの根本と見た。

・この作者はキャラクターの心情描写が極端に少ないか、表層的な部分しか追わないので、感情移入を拒否しているところがあるのだが、今回は一際それが目立った。可憐な少女に見えて、内面はまったく別物である”彼女ら”の描写に必要なことなのだろうが、会話と言う会話に”ズレ”としか言いようの無いものを仕込んでいるところが巧妙。上手く言えないけど、萌えキャラとして描いているキャラが、内面ではまったく異なる”化物”であるかのような不気味さを感じる。まあ、それはその通りではあるんだけど、もっと別の言い方をすると、人間なんてものは他の人間の内面を知ることは出来ないので、未知というのは恐怖の対象になり、他者の恐怖と言うものにつながっている。”彼女”たちに感じる不気味さは、それと似たようなものなのではないかなと思ったのだが、ちょっと違うかもなー(おいおい)。昆虫と日本語で話しているような隔たり、と言うのが一番しっくりくるかも。

・読了。やっぱマジで寄生獣だった。もっともこのレベルならばオマージュというレベルかな。細かいシュチュエーションや台詞回しにネタが仕込まれているけど、寄生獣では、新一とミギーに恋愛をやらせたりはしなかったもんな(当たり前だ)。

・あと、寄生獣と違って、人間批判も人間賛歌も全然無い、ものっそい不毛(貶しているわけではない)な話であるところも大きな違い。生産的なことなにもしてないもんなー。

・続けて『雪蟷螂』を読む。面白すぎる。冒頭50頁ですでに面白い。面白いんだけど、これは全然電撃文庫らしくない。はたして紅玉いつきは電撃文庫という枠内におさまる器なのだろうか疑問の余地がありそうだ。ライトノベルの皮をかぶる気すらないみたいだしなー。ちょっと荻原規子か上橋菜穂子っぽいところがあると思う。電撃文庫としては異端だけど、ファンタジーとしては王道中の王道だよな。

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