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2009.02.21

『狼と香辛料Ⅹ』読了

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狼と香辛料Ⅹ』(支倉凍砂/電撃文庫)読了。

”狼の骨”を探して旅をする一行が辿りついたのはブロンデル大修道院。そこにあるとされる”狼の骨”を求めてやってきたロレンスたちだったが。というわけでまたしても現地のゴタゴタに巻き込まれるのであった。なんか行く先々でトラブル多発でたまんねえ!なんこのひどい旅は!…とはいえ、今回のトラブルにはわりと自発的に首をつっこんだところもあるので仕方のないところか。物語もいつも通り、一見単純そうに見える状況が、当事者たちの思惑が絡み合ってややこしくなっている。そこにロレンスたちが関わって状況を動かしていく、と今回のロレンスはわりと積極的な印象。大勢の中、己一個を賭けて立ち回るタフさに、ロレンスを凄みを見た。仕事の中に熱い情熱を隠し持ったロレンスは男だなー。そのくせ自分と他者を比較して自嘲するところもあったり、ギリギリの交渉で追い詰められる焦燥感を感じたり、なんか仕事に賭けるエネルギーが妙にリアリティがあってよかった。仕事をするときって、こんな風にありたいよなーとか思う。

ロレンスとホロの関係も、変わらないようで変わってきたようで、ホロが大分弱いところを見せてくるようになったのはなかなか微笑ましい。ロレンスの立場がちょっと強くなってきたような。泣く場面もあったり、ずいぶん作者はホロのイメージを壊しにかかっているのかなーと思う。けど、ここで壊すのは早すぎじゃないかなー。それとも少しずつ変えていくつもりなのだろうか…。

ずいぶん長く続いてきた寄り道編もそろそろ終りが見えてきたかな、という印象。まあ、まだそれらしき兆候が出てきただけで、実際どうなるか全然わかんねーなー。まあ会話だけでも面白いから問題ないといえば問題ないんですけどねー。と言うわけでやっぱり面白かった。

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