『2008年下半期ライトノベルサイト杯』の結果
反応が遅れたけど、『2008年下半期ライトノベルサイト杯』の結果が出てた。
自分の投票した作品は、結果を観れば以下の通りとなった。
【新刊】
ラノベ部 27票
此よりは荒野 12票
幽式 11票
晴れた空にくじら 7票
機械じかけの竜と偽りの王子 4票
【既存】
アンゲルゼ―永遠の君に誓う 16票
円環少女 (9)公館陥落 15票
ANGEL+DIVE〈3〉LOVENDER 14票
マーベラス・ツインズ契 (4)貴公子の涙 6票
七本腕のジェシカ2 1票
うーん、ラノベ部とジェシカを除けば、見事に総得票数の中の上から中の下くらいに投票したことになった。この結果を分析するに、自分の嗜好はライトノベルサイトのメインストリームから外れたところにあるようだ。もっとも外れすぎていると言うほどでもないと言う、実に微妙な位置ではあるが。
正直なところ、アンゲルゼが16票も取っているとは予想していなかった。大体打ち切りを食らっている作品なんだから、世間的には好評とはとても言えないはずなのだから、この一点だけでもこのイベントは一般の民意を反映していないと言うことは自明であるな。ラノベ読みの間では好評と言うわけか。ラノベ部の躍進は意外なようでもあり、当然のようでもあり。平坂読がラノベ読者にデレた作品なので、評価されないはずも無いか…。もっとも、これもまた重度のラノベ読者以外に好評かどうかは不明。感想を見るとラノベ初心者に読んで欲しいとか言っている人が多いけど、絶対無理だって!こんなの初心者じゃネタがわかんねーよ!幽式11票。これは意外な数字。11票も集まったのか。まあ僕は傑作だと思っているけど(昔の乙一をよりホラーに振った感触がある)、ライトノベル読者に読まれてるとは思ってなかった。まあ微妙な数字ではある。晴れた空にくじらが7票と言うのはある意味納得。ラノベ的には評判がいまいちかもねー。ラノベの作法で書いてないもんな。マーベラス・ツインズが6票と言うのはけっこう驚いた。自分一人かと思っていたくらいだ。読んでいる人もいるんだな。許しがたいのが七本腕のジェシカ。1票ってなんやねん!あの傑作もライトノベル読者はスルーか!クソ、クソ!呪われろ!…ちょっと動揺してしまいました。あー、やっぱ自分はライトノベルサイト的にはメインストリームを外しているということを実感したぜ。
全体を見てみると、少女小説系が弱いのが良くわかった(アンゲルゼの16票と言うのがむしろ異常で、他は1票、多くて3票)。少女小説系は、やっぱりライトノベルとは認められにくいのだろう。まあ、ライトノベルとは独自の進化を遂げてきたジャンルなので、無理も無いといえなくも無いが。かく言う自分もあまり詳しくないし。だが、こーゆーところに金鉱と言うものはあるものなので、もっと読んでみるべきではないかと思う。とりあえず、野梨原花南とか読んでみようかな。
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