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2009.02.24

『とある魔術の禁書目録(1)』読了

516whaxxixl

とある魔術の禁書目録(1)』(鎌池和馬/電撃文庫)読了。

けっこう読むモチベーションを維持するのに苦労したけど、なんとか読み終わった。一巻は本当に読むのに苦労するなあ…。だが、昔に読んだ時と比べると、幾分かは理解しやすくなっているような気がする。いや、まあ、結局、上条さんの動機がさっぱりわからないのは変わらないんだけど…。思えば、過去の出来事を背負った上条さんと言うのは、この巻しか出てきてないんだよね。この巻以降、記憶を失った上条さんは、ある意味において別人である(はずなんだがそういう描写はないな…)。だから、この時点の上条さんを見れば、彼がどのような人物であるかわかる…かと思って気をつけて読んだんだけど、全然わからんかった!結局、目の前のものはとりあえず助けて、助け続けて、ひたすら助け続けると言う、やっぱこの人、普通に考えて頭おかしいんじゃないかしら、と言う結論に達した。ありえねえよなあ、この人物…。火織に対する熱い説教も、お前、人生を生きてきて、そういう挫折って味わったことないのかっ?と思わずツッコミを入れてしまったし…。いや、もしかして無いのか!?上条さんには、自分の力不足を嘆き、無力感に苛まれ、何かを諦めたことがまったくないとでも言うのか!?…だとすると、上条さんは想像以上の英霊レベルを保持していると言うことになる…。これは決して悪い意味だけじゃないけど、狂人の一種だなーやっぱり…。上条さんの言うことを全部真に受けると(嘘なんていうタイプじゃないんで本当の事なんだろうけど)、ひたすらすべてを無自覚に無意識にくじけることもなくすべてを助け続けると言うそれなんてアーチャー?を実現している男と言うことになるわけで…やべーこれは人間としてのレベルが高すぎる!と言うのは半分冗談だが(半分は本気で言っている)、作者はどこまで本気でこういう人物造型にしたんだろう…。深く考えて上でのものなのか、あるいは物語的に駆動しやすい人格を作っただけなのか。そのあたりはけっこう興味深いと思う。それはそれとして、一巻は文体が非常に癖があって読みにくかった。造語や独特の言い回しとか非常に趣味的なので、なかなか意味が読み取り難い。まあ、入間人間をくぐりぬけた今ではそれほどたいしたことは無いけどな!あとインデックスさんの脳の容量についての話は、最初に読んだ時もアニメを見た時も思ったけど、なんでだれも気がつかねえのかなあ…と違和感が強い。普通に気がつかないのかなあ…。現代に生きていれば、そういう情報はいくらでも入っていると思うんだけど…。ステイルたちは悲壮な覚悟でがんばっていたけど、実はインデックスは全然大丈夫でした!と言うのは、ちょっと物語としては良くないと思う。ステイルたちの過去を全否定ですからね。僕はこのトリックは肯定出来ないかなー。また上条さんの記憶については、過去記憶が全部消えてしまったとすれば、人格さえ変わってしまうと思うので、実はあんまり良くない処理だと思うんだけど(せめて詳細な過去の記録があって、演技するだけの時間があればよかったんだけどね)その辺は突っ込みを入れないほうがいいんだろうなー。大体予想通りだが、一巻はあんまり褒めるところねーなー。ただ、文体に慣れたのか後半はかなり調子よく読めるようになったので、この調子で続きを読んで行こうと思う。

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