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2009.01.31

『晴れた空にくじら2 戦空の魔女』読了

51o2ob5qk5l晴れた空にくじら2 戦空の魔女』(大西科学/GA文庫)読了。

おもっしれえー。ロマン溢れる空へ冒険と言う基本ライン(ようするにラピュタですな)はそのままに、格段にエンターテインメント度が増している。すっとぼけた主人公が相変わらずいい味をしているのだが、今回は脇役も大活躍だ。どっちかと言うと寡黙で職人気質なヒロインも、ようやくヒロインらしい動き方(まあなんとなくだけど)をするようになってきて、萌え度も急上昇だぜ。新キャラも登場してきて物語の舞台は整いつつあるって感じ。なりゆき軍属になってしまった主人公たちが、敵のエースに立ち向かうって、展開的にはツボを抑えている感じだが、それをことさらに意識しないストーリーテリングに痺れる。燃える展開をやっているのだが、それに囚われていないというか。なんかこの主人公だと熱血展開が熱血に見えないんだよなー。読んでいても、実は生死を賭けた戦場だと言うことを忘れかける…のだが、行間ではやっぱり人死にまくっていると言うところが恐ろしい。これが主人公補正…じゃない人徳と言うもの言うものかー。さりげなく見えるが、この人徳が読者と同様に乗組員の恐怖心に対する緩衝材となっているのだとすれば、戦場における主人公の功績は甚大なものであると言える。将の器とはこういったものか。と言うわけで、全然ライトノベルの主人公らしくないが、こういう魅力の出し方も全然ありだなーと思うのだった。

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