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2009.01.29

『とらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋』読了

51wjxp7ggglとらドラ・スピンオフ2! 虎、肥ゆる秋』(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)読了。

本編では大変なことになっているとらドラ!の外伝短編集。とらドラらしい、なーんも考えずに読める作品あり、実生活にビシビシ響く痛い話もありとバラエティに富んだ内容になっている。たまにはこんなのも悪くない。

以下、各話感想。

「虎、肥ゆる秋」
なんかフィットネスクラブの描写にみょーなリアリティがあるなあ…。内容は、ラノベヒロインにあるまじき”肥満”になってしまった大河が、ダイエットのために竜児を連れてフィットネスに行く話。体験入学してさまざまなカリキュラムをこなしていくのだが、その過程の詳細なこと、まさに見てきたかの如し。まあ見てきたんだろうな。作家というのも大変なのだろう…。とりあえず亜美は世話好き、と。

「春になったら群馬に行こう!」
あれだな。春田はバカだけどかっこいいな。ちがうか。バカだからかっこいいんだ。つーか、コイツ、マジでバカだな。空気読めねえ後先考えねえ裏表もねえ脳を使って喋ってねえと真の意味でバカだ。だからかっこいい。陰に篭らず悩みに囚われずあらゆることに当たって砕けろ。刹那的だ。でもかっこいい。まさにバカッコイイを体現した男と言えよう。
あと、ゆりちゃんせんせーは人望があるなあ、と思った。

「THE END OF なつやすみ」
まあなんだな。なにも起こらない話だったな。単に夏休みの終りの一コマ。日常と地続きの、ある種の区切り。ヘアスタイル一つに右往左往。なーんかどうでもいいよねー。でも、夏休みってそんなもんだよなー。

「秋がきたから畑に行こう!」
ネタだらけの作品、か?なんか分かり難いネタがいろいろあったような気がする。あんま良く分かんなかったけど。竜児が一人でバタバターとする話と言えなくもない。なんだかんだでみんなに受けられている竜児はさすがだなあ、と思った。

「先生のお気に入り」
冒頭における北村の精神的な追い詰められぶりがやばかった。これはゆりちゃんせんせーでなくても腰が引けるわー。言うこと為すことがすべて尋常じゃない。性質が悪いのは、自分が尋常じゃないことを北村は理解していると言うことだよな。理解した上で尋常じゃない行為をしているので言葉が通用しない。その北村にとりあえずも耳を傾けさせたと言う点で、ゆりちゃんせんせーは見事だった。やっぱり経験というのは馬鹿にできんな。んで、その昔話はキツイわー。あれよ、経験が少ないと社会的距離感をつかむのが難しいんだよな。学生じゃない人間関係ってやつは経験しないと理解出来ない。教師と生徒と言うのは一つの例だけど、どうしようもないほどに断絶があるんだけど、それが分かっていないとこうなるんだよなー。あー身に覚えがありすぎるよー。

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