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2009.01.12

『彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる』読了

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彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる』(雪乃紗衣/角川ビーンズ文庫)読了。

紅黎深の更迭に伴い、紅家官吏すべての離反を招いてしまった状況を立て直すため、必死の調整を続ける劉輝たち王一派。王の官吏として紅家官吏の離反を画策する黒幕を暴くべく、調査に明け暮れる秀麗は。そして王の決断とは。と言うわけで、相変わらず陰謀と策略に塗れまくった話。秀麗側は完璧に後手後手にまわっているので、挽回が絶望的な感じがありありと出ている。官吏内部の敵味方関係もはっきりしてきて、暗闘は最終段階に入りつつあるようなのだが、どう考えても情報戦で遅れをとっているので、勝てそうな気がしないんだよなー。秀麗が頑張っているのは読者にも伝わってきているのだけど。さらに黒幕とみなされる鳳鱗の正体についてのサプライズもあり、王側の不利は確定的に。もっとも、まだ”彼”の動向には不穏なところがあるので、今後の展開にはまだ予断を許さなそうだけど。どうも個人的な思惑がありそうなんだよなー。はっきりとその存在が明らかになっている政敵たる”彼ら”は、どうもブラフのような気がしてならない…。そういえば、ついに劉輝と秀麗の間の関係に大きな変化が訪れたわけだけど、どう考えてもこれは悪手だよな。本編中でも言及されているけど。明らかに選ばされた選択なわけで、敵をもっとも喜ばせる選択だ。そんな選択にうかうか乗ってしまった劉輝はやっぱりアホ王としか思えないのがなんともはや。まあ本人も分かっているわけだけど、分かっているから許されるわけではないわけで。主人公側がぜんぜん有能そうに見えないのが問題だなーとは思う。

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