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2009.01.19

『マーベラスツインズ契(4)貴公子の涙』読了

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マーベラスツインズ契(4)貴公子の涙』(古龍/ゲームシティ文庫)読了。

花無缺と小魚児、それぞれの戦い。などと悠長に構えている場合ではないほどの二転三転のどんでん返し。新キャラも大量投入されているものの、人員整理に定評のある古龍先生のことだから誰が生き残るのかぜんぜんわからなくておそろしいぜ。清廉にして潔白な花無缺は、やはりどす黒い悪意には弱かった。さまざまな悪辣な手段を弄され、ついには遊絲針を打ち込まれ、その武術を封じられるどころか命すら危険な状況に陥ってしまう。しかし、報われぬと知りつつも、鉄心蘭への想いを貫き通すため、自らの命を顧みずに武術を振るう花無缺は見事なヒーローだと言えよう。すごいぜ男だぜ。しかし、そうまでしながらも結果として鉄心蘭を失い、失意のどん底へ。これから再生への前振りとは言え、情け容赦のない作者の突き放しぶりに恐怖を感じるのですが、新キャラ蘇桜の存在で少しは持ち直すかと思いきや、誤解とすれ違いによってますますピンチに。どーすんだこれ。一方、小魚児は、育ての親たちを助けるため魏無牙のアジトへ突入する。予想を上回る実力に追い詰められるも、そこは小魚児、不敵にやりあい、駆け引きを仕掛ける。この狡猾さが花無缺にもあれば…とは思うものの、とにかく九死に一生を得た小魚児は蘇桜と出会い、またしてもフラグを立てるのであった。お前またかよ!少しは花無缺を見習え!と言いたいところだが、彼の場合、勝手に女の子に惚れられてしまう上に、女の子がことごとく一筋縄ではいかない曲者であるところが不幸なのだな。女難の相もここに極まれりだ。蘇桜はプライドが高くて気の強いけど惚れた男には弱いと言うまあ絵に描いたようなツンデレ美少女なんですが、性格もものすごく悪いせいもあって、またしても小魚児を困らせることになりそうだ。彼女がもう少しなんとかしてくれれば花無缺は…まあ、それは言いすぎかも。あとどうでもいいけど江玉郎は相変わらずクズ。最悪のゲス。いっそすがすがしいですね。新しく登場した白夫妻の悪辣ぶりもいやらしいけど、やっぱクズという意味でははるかに上回っています。褒めていません。とにかく話が混乱するだけしてぶった切られているので、続きが強烈に気になる。早く続きをお願いします…と思ったら携帯配信だと!?まさか紙媒体では発表しないとでも言うのか!!?もしそうだとしたら編集部を呪う。マジで抗議のメールを出す。読者をなめんな。

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