雑記のようなもの
・かんなぎ騒動について、あまりにもバカバカしいのでコメントは控えていたが、連載が休載という事態になったと聞き及び、さすがになにか言っておきたいような気持ちになった。なんというか絶望的だ。
・処女非処女の問題以前に、お前らちゃんと”かんなぎ”を読んでいるの?と言う印象しかない。まともに読んでいれば、そんな解釈が成立するわけないと思うのだが。正直、これで騒ぐような人は話にならん、と思う。思うのだが、マンガ商売としては、そういうタイプのファンを相手にしていく必要があることは間違いなく、大変だ。
・個人的には、これで”かんなぎ”と言う作品が本来あるべき物語を捻じ曲げられてしまうことがないよう、祈るばかりである。
以下、読書メモ。
・『激辛夏風高校カレー部(いもうと付)』が面白かった。テンプレなラブコメに飽きている人にお勧め。部活の先輩や幼馴染の反応が、ラブコメとしてはちょっと変わっている。
・『夢渡りプルチネッラ』が面白い。ちょっと絵柄を幼くなっていて、大岩ケンジの作風の幅の広さを楽しめる。健康的な色気があるのも良し。
・『ルー=ガルー 忌避すべき狼』のコミック版が良い。絵が非常に魅力的なのだ。原作の持つ緊張感を保持しているのも好感が持てる。
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コメント
積読を一掃して、以前お勧め頂いたマルドゥックシリーズをやっと読み始めることが出来ました。面白すぎて寝不足すぎて風邪気味です。というか管理者さんは読むのが早くて羨ましいです。以上、個人的な話ですいません。
「かんなぎ」はなんだか波乱の予感(?)ですね。そこまで心酔するっていうのは良いことなんだろうか。悪いことなんだろうか。
「君たちは映画を観ることが出来るのか?」というゴダールの言葉を思い出しました。肝心なところは見て(理解して)貰えないんですよね。いえ、受け手に理解する義務は無いのですけれども。
投稿: ユミカ | 2008.12.09 19:32
ユミカさんこんにちは。
マルドゥックシリーズを気に入っていただけたようで何よりです。オススメした甲斐がありました。お体には十分お気をつけ下さい…ってひとのこたぁ言えないんですが。
かんなぎ騒動については、あんまり言及したくないんですけど…さすがに腹が立つというか、荒涼たる大地に対するむなしさと言うか哀しさと言うか…とにかくあんまりすぎると思うのです。
かんなぎの展開については個人的には想定内ですし、物語として非難されるべきところは何一つないと考えているのですが、それで批判されて、休載にまで追い込まれている現状は、異常だとしか言えません。
受け手には誤読する権利があるとは言いますけれども、それに基づいて批判することに果たして正当性があるかといえば、それは違うと思うのです。
投稿: 吉兆 | 2008.12.10 00:06
台詞回しというか、韻の踏み方がスタイリッシュで読んでて楽しいですね>マルドゥック
最近SFの風当たりが悪いような気がするので、頑張ってほしいところです。
>受け手には誤読する権利があるとは言いますけれども、それに基づいて批判することに果たして正当性があるかといえば、それは違うと思うのです。
ふうむ。確かに。西瓜の皮を食べて「不味い」と言われても・・・・・・ですね。今回のは完全に誤爆というかなんというか。作者には早く復帰してもらいたいものです。
混ぜっ返すような話ですいませんでした。
投稿: ユミカ | 2008.12.10 21:56
>台詞回しというか、韻の踏み方がスタイリッシュで読んでて楽しいですね
そこからさらにスタイリッシュを極めて超進化を遂げたがマルドゥック・スクランブルの続編、マルドゥック・ヴェロシティなんですが…これは読んでのお楽しみです。SFが元気が無いとは言いますが、ひと頃に比べればずいぶんよくなってきていると思いますよ。
>混ぜっ返すような話ですいませんでした。
とんでもない。こんな愚痴にお付き合いいただきまして、こちらこそありがとうございます。また、ツッコミをお願いします。
投稿: 吉兆 | 2008.12.10 22:16