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2008.11.06

『僕僕先生 薄妃の恋』読了

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僕僕先生 薄妃の恋』(仁木英之/新潮社)読了。

前作から5年。久方ぶりに再会した僕僕先生と王弁くんが、妖怪とか神様とかと出会いながらのほほんと旅をする話。それだけで説明が終わってしまうような気がするのだが気のせいだろうか。とは言えただのほほんとしているだけでもなく、どこか毒も秘めた物語が良いですね。もちろん美少女仙人に萌えるのも自由な闊達さが好ましい。

以下各話感想。

「羊羹比賽―王弁、料理勝負に出る」
当然、料理なんてまったく出来ない王弁くんだけに、適当なことを言って煙に巻くあたりは成長したのか堕落したのか。まあタフになったよなあ…。

「陽児雷児―雷神の子、友を得る」
本当に雷神さまの子が友達を得る話だった。タイトルですべて物語を語っているな…。オチは本当にそれでいいのか、と言う気もするがみんな納得しているからいいのか。

「飄飄薄妃―王弁、熱愛現場を目撃する」
これもタイトルそのまま。あんなひどい登場をしておいて、薄妃が仲間になる展開は正直ずっこける。この脱力感、さすがだな…。単行本タイトルからして、さぞかし重要な役目を果たすのかと思ったら…。本当にさすがである。

「健忘収支―王弁、女神の厠で妙薬を探す」
今回のはほんのちょっとビターな味わい。なにが正しいかなんてわかりゃしねーぞ。

「黒髪黒卵―僕僕、異界の剣を仇討ちに貸し出す」
なんか僕僕先生がハヴィランド・タフっぽくなってきたのは気のせい?求められれば手を貸すけど、その結果には決して関わらないあたりのドライさが好みだった。結末の笑えないバカバカしさも好み。

「奪心之歌―僕僕、歌姫にはまる」
まったく仙人が俗世にかかわるとろくなことがありませんな。魏夫人がちゃんとしていれば問題なかったような・・・。

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