『MA棋してる!(1)』読了
『MA棋してる!(1)』(三浦良/富士見ファンタジア文庫)読了。
将棋魔法というアイディアがすべてだよなー…これ。基本は魔法少女ものの正統というかスタンダードを突っ走っていて、まったくブレがなく、真っ向から面白さを追求しているところは褒めるべきところか。その通常の魔法少女に、将棋魔法と、それに付随して巻き起こる丁々発止の駆け引きが新しい面白さにつながっているように思う。バトルする相手がC+魔法という言わば異種格闘技戦になっているところも興味深く、将棋魔法とのどのような噛み合いをするのかというところも面白かった。こんな変な設定なのに、少女の友情と勇気の物語になっているというのも不思議なものだなあ…。まあ、駆け引きの部分の面白さについては、この作者に不安はないわけだけど、”女の子の物語”としてどんなものになるのかは、まだ分からないかな。一定以上には面白くなりそうだけど、作者の新しい次元が見えてくるのかどうか…。ちょっと様子見ということにしておこう。
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