『私立!三十三間堂学院(8)』読了
『私立!三十三間堂学院(8)』(佐藤ケイ/電撃文庫)読了。
面白い。婿を探しに転校して来た喧嘩番長お嬢様がやっぱり誤解に誤解を重ねてどうしようもなくなってしまうのをスールの誓いとガチバトルによって何とかしてしまう話。我ながらなんて的確な要約だろうか。かるらことガル子は男として育てられたわりには、その性根は見事なまでに女の子なのはギャップ萌えを狙ったのだろうか。内面が少女マンガ的妄想に満ち溢れていて、お嬢様としては間違っているようなむしろ正しいような…。まあ乙女なんだからいいのか。複雑怪奇な人間関係が上手く理解出来ないで、どんどん追い詰められていくのは、スラップスティックに描かれているけど、深刻なディスコミュニケーションの話ではあるので、つらいところですねえ。それでも、いかなる状況にあってもガル子の味方をしてくれる存在がいた、というところが彼女の最大の救いであったのだな。持つべきものはスールっすねー(違う)。
これでヒロイン全員集合か。31人?あれ2人足りないような気がするけど…なにかの仕込みかしら。ここからどのように話を展開していくのか、今ひとつ読めないのだが、まさか本当に権謀術数群雄割拠な恋愛戦国絵巻に移行するのだろうか。ありえない話じゃないか…。
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