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2008.09.14

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』読了

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ/電撃文庫)読了。

……面白いなあ……面白いのだけどなあ…。美人で優秀な妹に、エロゲーオタクを投影するあたり、もう見てらんない気恥ずかしさと言うか、やっちゃった感があるのだが、そこに一定の快楽が生まれることは否定できない…(オタクとしての自己を投影できるからか)。しかし、そんな”美少女な妹に自己を仮託する”と同時に、”兄として妹を助ける”ことで、読み手のオタクとしての自分自身を救わせると言う、二重三重に複雑極まるナルシズム(自己陶酔)の地獄と言う感じだ。物語としては、非常にオーソドックスと言うか、普通に良い話。きっとそこが重要なのだろう。誰にでも感情移入しやすい設定に、過剰に感情移入が可能な妹の設定。そんでニュートラルな主人公。これだけ揃えば、オタクには面白がるなと言うほうが無理だ。あー畜生、わかりやすいなあ!!(こんなわかりやすい話をなに深読みしているのか…と、自分が嫌になる)これを面白いと感じている時点で、自分的にかなり駄目だろうと思うのだが…否定しきれない。複雑な心境である。

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コメント

再読して印象が変わった(暇だな、とか突っ込んではいけない)。

この作品は、ある意味、恋愛関係に陥らない関係性を描いていると言う点で、非常に稀有なライトノベルであるよな。

妹のツンケンぶりは、いかにも可愛げの無い可愛らしさがあってよいと素直に思った。

投稿: 吉兆 | 2008.09.17 19:54

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