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2008.09.11

『疾走する思春期のパラベラム[デイドリーム]』読了

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疾走する思春期のパラベラム[デイドリーム]』(深見真/ファミ通文庫)読了。

深見真…!自重してねえ…ッ!!思春期の少年少女たちの男女…女女…男男関係がてんこ盛り。なんと言うか、非常におおらかでいいですよねー。あっけらかんとした、人を食ったような深見真らしさが充溢している。人を好きになることは、性別とかそういうのは関係ないんだぜ、と言わんばかりだ。読んでいると、だんだん性差などと言うものはたいしたことではないような気がしてくるぜ(そんなこたーない)。

パラペラムたちと敵対する、すなわち人類の敵である灰色領域との緊張が高まる中、パラペラム内部抗争が勃発。主人公たちもまたそれから無関係でいることは出来ず、物語は混迷を深めつつある。新キャラも登場して、主人公は相変わらず内相的に自省を繰り返し、女性陣はパワフルではあるものの、しかし、流動する状況に翻弄されざるを得ない。追い詰められつつある主人公たちの閉塞感が青春の閉塞とリンクしていて、改めてこの作品の本質がジュブナイルであるということに気づかされた。基本には、ひどく”まっとう”なものを大切にしている作家なのだなあ、といまさらながら思う。

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