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2008.09.29

『晴れた空にくじら 浮船乗りと少女』読了

51kh7iybul

晴れた空にくじら 浮船乗りと少女』(大西科学/GA文庫)読了。

浮珠がきちんと技術として確立しているわけではなく、発展途上の技術というところがすごく良いと思ったのだが、これって要するに気球と同じなのか。いちいち浮いたり沈んだりするだけでも浮珠を壊したり、自重を軽くしたりと不便極まりないところが逆に萌える。現実から遊離しないぎりぎりのリアリティを追及しているあたりがたまらない。やっぱり、不足するテクノロジーを、機転と気合で克服していくのってたまらんものがありますな。スチームパンクとか、ああいう擬似テクノロジーものの醍醐味はまさにそれだと思っているんだけど、他の人がどうなのかは知らん。

ボーイミーツガールもの、と言ってしまえばその通りなんだけど、主人公の小市民なのか大人物なのかよくわからん特異なキャラクターが窓口となっているせいか、妙におおらかな物語になっている印象。恋愛関係だけに終始しないというか。広い視野に立ってものを観ているような気もするし、目の前の出来事に右往左往しているようにも思える。面白い主人公だなあ。

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