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2008.09.16

『空の境界 未来福音』読了

『空の境界 未来福音』(奈須きのこ/TYPE-MOON)読了。

コミケで買った『空の境界』の外伝。ずいぶん前に買ったはずなのに、読み終えるのにずいぶんかかった。なんかもったいなくて、少しずつ読んでいたような気がする。

今までタイトルとあらすじのみ判明していたものの、実際に描かれることのなかった『未来福音』だけど、実際に本になって出てきてみれば、本編+マンガ短編が3編入っていてお徳感がある。さすがTYPE-MOON、ファンサービスに抜かりが無い。

マンガは、いつのまに武内崇ってこんなに綺麗な線が書けるようになったんだ(超失礼な発言)、と驚いた内容だった。もしや、とは思ってはいたが、武内崇の絵は、マンガのように動きのある絵だと映えるのだな。清潔感のある存在感がある。

それぞれ、式と幹也の日常を描いた作品が2作と、浅上藤乃がメインが一作。マンガだと(映画でもそうだけど)式の表情がころころ変わるのが良く分かりますね。普通以上に女の子らしくて不思議な感覚を覚える。浅上藤乃は、その後の藤乃がわかる貴重な作品。視力を失ったと言う描写がたしかにどっかであったような気もするが、本当だったのか…。もっとも、透視を持っているから別に日常生活には困らないんだろうなあ(むしろ見え過ぎて困るのかも)。式とは異なる歯止めを持たない殺人鬼であった彼女がどのような心境にあるのかが垣間見えるのが良かった。何しろ、原作だと一番救われない人だからな…(アルバは除く。ありゃ自業自得だ)。他の人は、たとえ死んだとしても、それになりに納得していると言うのに、彼女は自分で選択すら出来なかったわけで…。

『未来福音』は、幹也と未来視の少女がしゃべくって終わる話と、式VS爆弾魔が平行して語られる。空の境界らしい、無意味に入り組んだ構成になっていて、なんとなく安心してしまう。そうそうこれこれ。本編の方は、いかにも空の境界、と言う感じだったのだが、問題なのが『未来福音・序』(と書かれているくせにエピローグなんだぜこれー。まったくどんだけー)。おい…TYPE-MOONは空の境界の”続編”を出す気満々のようだぞ…。エピローグで短編だってのに伏線がてんこもり…(主人公の処女作とか、とにかく不自然な描写だらけ)。これはTYPE-MOONにはなんとかしてもらわなければなるまいなあ!!

ちなみに『未来福音・序』の時間軸は2008年となっております。主人公は絵本作家兼探偵。相棒の少女とさまざまなトラブルを解決していく話になりそうな。ちなみにこの少女と言うのが、ほれ…あれだ…まあ読んでのお楽しみと言うやつでんな。素でびっくりして『未来福音・序』を3回ぐらい読み返しちゃったよ。

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