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2008.09.30

スマガをやってます…その3

・例によってスマガを淡々とプレイ。

・スピカ(メインヒロイン?)をクリア。She may go=スマガ、か…。なかなか泣かせてくれる。

・うーむ、完璧なセカイ系の悲恋だな…。

・と思ったら続きがあった。神様(幼女)はまだオレに何かをしろと言うのか。

・『最初からやり直すか』か『生き返らない』の2択。…こ、これはまさか!メタゲーを真面目にやろうというのか!

・俄然、面白くなってきた。スピカのエンディング時よりヒートアップしてきた。クネクネである。変態である。

・当然のごとくやり直すことにする。わくわく。

・しょっぱなから違う展開に。つまりこれはガーネットルートに入ったと言うことだな!?主人公はそれを理解してないでスピカスピカ言っているけど、しかし、どんなにスピカを攻略したくともフラグが立たない!

・…何と言うメタギャルゲー…。

・ふおおおおお。すばらしい!これだ!この展開を待っていた!人生にやり直しなど無い!やり直したところで、それは同じ人生ではない!一回性の人生を生きろ!ってことだな!

・と思ったが、実のところ、まだまだ始まったばかりっぽいので、まだひっくり返されるかもしれない。

・とりあえず、メタとか大好きな人向けのゲームだなこれ。

・うう…しかし、本当に日常描写がイタイタしい…。主人公の空回りっぷりがもう…。

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買ったもの

1.『ミスマルカ興国物語Ⅲ』 林トモアキ 角川スニーカー文庫
2.『ブラスレイター・ジャッジメント(2)』 百瀬千代 角川スニーカー文庫
3.『薔薇のマリア Ver4 hysteric youth』 十文字青 角川スニーカー文庫
4.『ドロヘドロ(12)』 林田球 小学館
5.『ヒメカミ覚醒。~マツロイの剣~』 田代裕彦 ファミ通文庫

田代裕彦がファミ通文庫で書くとは…。しかも、ミステリじゃない…。

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『アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋』読了

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アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋』(須賀しのぶ/コバルト文庫)読了。

アンゲルゼシリーズの3巻目。スマガをやっているからというわけじゃないけど、これ、セカイ系の構図を反転している作品のような気がする。『イリヤの空~』に代表される”戦闘美少女を通じてセカイと接続する少年”の物語のうち、その「戦闘美少女」側から物語を紡いでいるという印象。少年はセカイとは直接つながれないけれども、それでも少女のために行動し、その行動が少女を救い、セカイを救うと言う構図は本当にそのまんま。しかし、戦闘美少女側の視点で物語がすすむため、少年側の満足ってのは本当に自己満足に過ぎず、戦地に赴く少女の現実(セカイではない)はどうしようもないほど冷酷なものなのだ、と言うことが明らかにされている。それでも、少年の行動はたしかに少女を救いうるのだが、その救いの無力さ、欺瞞というものもひしひしを感じられる。だが、無力であってもなお、やらなければならないことではある。無力と知り尽くしてなお行動しなければならないことでもある。彼のやったことはそういうことであり、その行為のもつ意味が、少女側から描かれることによって、より際立って見えるように思うのだった。

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2008.09.29

スマガをやってます…その2

・黙々とスマガ中。

・饒舌なテキストは下倉バイオの特徴だが、これで日常描写をやられるとキツイな。あんまり起伏が感じられない。

・ループが繰り返されてきて、だんだん面白味がわかってきた。面白いのだがつらくもある。ループ前提なので、失敗も繰り返さなければいけないからなあ…。致命的な失敗を何度も見せられるのって、きびしいぜ。

・ループで重複するテキストはスキップできるのはありがたい…が、なにか納得いかないような…。

・完全無欠のセカイ系。セカイを救う=恋をする。

・戦闘は少女の役目。主人公の少年は、戦闘そのものには関われないあたりもまったくセカイ系だな。現実にたいする無力さ。少女を通じてしかセカイに関われない。

・セカイ、セカイって連呼されているのがすこし引っかかるか。セカイ系に自覚的過ぎる?ひっくり返す可能性もあり?

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『晴れた空にくじら 浮船乗りと少女』読了

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晴れた空にくじら 浮船乗りと少女』(大西科学/GA文庫)読了。

浮珠がきちんと技術として確立しているわけではなく、発展途上の技術というところがすごく良いと思ったのだが、これって要するに気球と同じなのか。いちいち浮いたり沈んだりするだけでも浮珠を壊したり、自重を軽くしたりと不便極まりないところが逆に萌える。現実から遊離しないぎりぎりのリアリティを追及しているあたりがたまらない。やっぱり、不足するテクノロジーを、機転と気合で克服していくのってたまらんものがありますな。スチームパンクとか、ああいう擬似テクノロジーものの醍醐味はまさにそれだと思っているんだけど、他の人がどうなのかは知らん。

ボーイミーツガールもの、と言ってしまえばその通りなんだけど、主人公の小市民なのか大人物なのかよくわからん特異なキャラクターが窓口となっているせいか、妙におおらかな物語になっている印象。恋愛関係だけに終始しないというか。広い視野に立ってものを観ているような気もするし、目の前の出来事に右往左往しているようにも思える。面白い主人公だなあ。

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2008.09.28

日記

・部屋の掃除を敢行中。

・でも、やってもやっても終わらない。

・お、ばいばい、アースが出てきたぞ…いやいや読んじゃ駄目だオレ。

・そういや、最近、スカイガールズ、ストライクウィッチーズと島田フミカネデザインのアニメが好評ですな。

・これは…次にアニメになるのは、シュピーゲルシリーズという伏線だな!(ありえない)

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2008.09.27

スマガをやってます

・スマガ。主人公に声が無くていきなりやる気が減退する。僕は主人公に声が無いとしっくりこないのだ。

・演出すげーな。ぐりぐり動く。

・突然、大槻ケンヂの挿入歌が流れ出してヒートアップ。やる気が回復してきたぜ!(単純)

・ふむ…メタエロゲー構造ループものか…。最近の流行なのか?

・なんか演出のオサレ感が異常。まるでペルソナ4でもやっているかのようだ。

・声優が豪華だなあ。石○博也が出てきた時はどうしようかと…。

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買ったもの

1.『ブロッケンブラッドⅢ』 塩野干支郎次 少年画報社
2.『スマガ』 ニトロプラス

ニトロプラススマガを買ってみた(リンク先18禁注意)。現時点では海のものとも山のものともつかないが、月光のカルネヴァーレのライターだし、大丈夫だろ、たぶん。

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2008.09.26

『ヴァンガード』読了

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ヴァンガード』(深見真/スーパー奪取文庫)読了。

ウィザードリィの血統を正しく受け継いでいるのではないかと思われる快作であった。深見真の作品群を見ていると一本ネジが外れている作品が多いが、これはきちんと、爽やかなエンターテインメントになっている。…まあパラペラムシリーズの例もあるので、万が一続編が出たときにどうなっているかわからないが…。ともあれ、ほどほどに百合もありつつ、銃器と重機は大量に出つつ、とつぜん東京に現出した迷宮を探索していく人たちの冒険と青春を描いている。主人公はあるパーティーのリーダーで、適切な判断力と決断力、経験を兼ね備えたタフガイだったりするのがライトノベル的には珍しい。人間的にけっこう完成されている。そんなタフガイが、政府の陰謀が渦巻く中で駆け引きを繰り広げていく。状況の展開の仕方に危なげがなく、深見真の冒険小説家としての確かな力量を感じさせられた。いつもこれぐらいに抑えておけばもっと売れるんじゃねえかなあ、と思わないでもないが、十分に面白く、またソフトに色気もあって非常に楽しかった。

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2008.09.25

日記

・サンデーの表紙に平野綾が登場する時代になったか。「ロリータの温度」の時代からすると隔世の感があるな。結局、大塚英志が正しかったと言うことだな。

21z3cfky6wl ・どうでもいいが、「ロリータの温度」のCDアルバムを持っている自分。このころはまだ平野綾13歳か…。初々しい歌声だなあ…などと感慨に浸れるほど爽やかな曲ではない。陰惨と言うか、背徳的な曲ばかりだ。こんなの13歳の女の子に歌わすなよ!

・オニデレが奇妙に気になる。買うか。

・『アクマ・オージ』を読む。ほんっとうっ~にいつもの岡田節だな。以前よりは落ち着いた印象があるが、やっぱりテンションが高い。ところで、この作者はキャラクターの”動機”が弱いな。”そうであるべき”という方向性を与えられただけで、キャラクターがなぜその方向性に進まなくてはいけないのかと言う点に説得力を与えるつもりがないようだ。頭でひねり出した理屈だけで説明している感じ。ひとはそう簡単に割り切れるものではないと思うけどな。

・『ゼロの使い魔』を読む。いつもどおり瞬読、と言いたいところだが、普段よりも時間がかかった。タバサ関連がちょっとかわいそうで見ていられない…。相変わらずマリコルヌが良い。サイトとルイズだけでは話が回らなくなるところを、上手く緩衝材になっている。ジョセフ王は結局、己のコンプレックスから逃れられぬ人物であったか。狂信者強し。

・古橋秀之の『ソリッドファイター』が復活するという話を聞いた。マジで!しかしグッズ扱いのイベント限定品(通販有り)と言う話も聞いた。マジで!

・水無神知宏の小説が出ると言う話を聞いた。マジで!ガガガ文庫の新刊を見てみるとどうやら確からしい。さすがだなガガガ文庫…。

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買ったもの

1.『ユーベルブラッド(8)』 塩野干支郎次 スクウェア・エニックス
2.『<本の姫>は謳う(4)』 多崎礼 中央公論新社

ユーベルブラッド…ひでえ話だ…。本当に改心して平和のためにその身を捧げるグレンと、かつて裏切られたケインツェルの憎悪。相容れない二人の関係は、どちらにしても悲劇にならざるを得ない…惨いなあ。それはそれとしてアトは可愛い。

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『とらドラ8!』読了

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とらドラ8!』(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)読了。

決して誰かが悪いわけではない。ただ無自覚であったり、空回りをしていたり、変化を恐れていたり、プライドが邪魔をしていたりするけれども、全員が相手を思いやっている。それなのに、すれ違う気持ちはどこまでも残酷な結末を強いる。今回は、前巻で女性陣のスタンス(竜児への態度)が固まってしまったので、そのスタンスに竜児が悩み苦しむ回と言えようか。彼は、突然変化したヒロインたちの態度に戸惑い、何とか改善しようと試みるのだけど、その努力は哀しいまでに空回りしてしまう。それは、根本的なところを竜児が理解していないせいでもあるけど、正直、そんなんわかるか!と男性的な立場からは擁護したくもなる。女性陣の考えていることは本当にわかりにくい。読者の立場からだと一目瞭然ではあるが、竜児の立場におかれたらわかるわけない。これでわかったらよほどの自意識の高いやつだな(そんな器用なヤツがこんな状況に陥るとも思えんが)。彼の空回りっぷりは、正直見ているのがつらい。いつもどおりおかしくて愉快なのに、笑えない。笑えないんだよ。明るいコメディちっくな展開になればなるほど痛ましさが募る。なんとか元通りのコメディ路線を維持しながらも、その裏で張り詰めた緊張感を描写する作者の描写力にはすさまじいものだと敬服してしまう。最終的に、彼女らの問題の中枢が自分であると言うことを悟った竜児が、どのような答えを出すのか、おそろしくもありたのしみでもある。でも、たぶん、彼はやるときはやる奴だと、僕は思っている。無理すんな。でも、がんばれ。

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2008.09.24

買ったもの

1.『アクマ・オージ』 岡田裕信 スーパーダッシュ文庫
2.『あたらしい朝(1)』 黒田硫黄 講談社
3.『大金星』 黒田硫黄 講談社
4.『銃姫 Sincerely Night(4)』 原作:高殿円 漫画:一文字蛮 講談社
5.『ジャバウォッキー(6)』 久正人 講談社
6.『女王蟻(3)』 大井昌和 幻冬舎

岡田裕信の新刊かあ…。冒頭数ページを眺めただけだけど、まあ相変わらずっぽいな。黒田硫黄の新刊も久しぶりだが。何年ぶりに読むんだろう…といいつつファン暦は短かったり。2年ぐらい。銃姫の前日譚は…何と言うか凄い腑に落ちないところで終わったな。ルーカの兄弟たちとの因縁が解消されないままでやんの…。ジャバウォッキーは相変わらずかっけえ。えろい。最高。女王蟻もかっけえ。えろい。女王蟻は2時間映画を観ているような整理された脚本が凄かった。無駄がほとんど無い。

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『さよならピアノソナタ(3)』読了

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さよならピアノソナタ(3)』(杉井光/電撃文庫)読了。

ああ、収まるべきところに収まった感じだなあ。ナオの恋愛事に関する鈍さと言うのは、まさにギャルゲー的なアレであって、非常に読者としてはやきもきさせられるだけど、3人のヒロインがそれぞれ非常に強い個性を主張していて、それぞれが生き生きと動いていくのがとても楽しい。もちろんそれだけではなく、中盤の合唱、後半の体育祭、文化祭のテンションも熱く滾るものがあった。単にテンションが高いというのではなく、主人公であるナオの迷い、葛藤、決意の流れがそれらと結びついていることから生じるダイナミックな衝動を感じるのだ。自分がここにいていいのか。自分は何をすればいいのか。憧れと不安。希望と失望が絡み合い、もつれ合いながら、クライマックスになだれ込んでいく様は圧巻であった。なんだろう。まさに交響曲でも聴いているかのような、というと我ながら陳腐な表現で恥ずかしいが、一連のパートが滑らかに繋がりをもって起伏に富みながら進んでいく展開は、なぜかそれを連想させられるのだった。

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2008.09.23

メモ

・日記

・『ラノベ部』を読む。

・これは…平坂読の新境地と言ってもいいんじゃないか?いや、これは面白い。いつもの急き立てられるような過剰なハイテンションを封印して、じっくりと文章を紡いでいる感じ。

・と思ったら主人公の妹のキャラがいつもの平坂読だった。激しくキャラが浮いている。

・『ブラム学園!』なぜかまた読んでしまう。

・まさか、駆除系や珪素生物に萌えてしまう日が来るとは思わなかった…。

・サナカン先生?あれは本編でも萌えたろ?(真剣)

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買ったもの

1.『ラノベ部』 平坂読 MF文庫J
2.『シュヴァリエⅦ』 冲方丁 講談社

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2008.09.22

『ゴルゴダ』読了

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ゴルゴダ』(深見真/徳間書店)読了。

深見真のライトノベルから離れた一般作…だけど、本質的には何一つ変わっていないのはさすがだった。大儀に基づいた復讐は完璧に肯定されるところなんか(いやー人間のクズをぶち殺すのって文句なしに”楽しい”よね!)(そのまま過ぎる)。ただ、一般作だけに、その楽しさが荒唐無稽なだけではなく、危うさを内包しているのだと言うことがハッキリとわかってしまうところが難しいところだ。

悪を裁くことは爽快で”楽しい”。だが、人が人を殺すことを楽しんでしまっていいのか?と言うところに深見真の危うさがある。まあいつも通りといえばその通りなんだけど、この作品の場合、主人公が復讐を開始する理由があまりにも”正しく””救いが無い”。すべては、復讐という、ある種の悟りに到達してしまった主人公は、あらゆる社会的通念から解き放たれ、復讐鬼と化している。そして、読者の心情的には文句無く正しい。悪を裁く正義が存在しないのなら、自分が悪となって悪を裁く。…主人公の選んだ道と言うのはそういうことなんだろう。

ただ、深見真がどこまで意図しているかは別として、主人公は、果たしてどこまで自分の道が悪であると認識しているのだろう?と疑問には思う。悪を裁く悪というのは、たやすく変質し、堕するものであり、復讐の対象を惨殺し、殺しつくす主人公の行動は、歯止めが無いように思える。自らが正義と言う想いは、テロリズムの温床だ。主人公はその闇から逃れる術は無いように思える。少なくともラストの展開を見るに、絶対の虚無を抱え込んだ主人公は決して救われることは無く、血塗られた暗黒の道を、虚無の落とし穴を歩み進めるしかないように思えるのだ。そこには救いも、報われることも無いのだろう。”答えを出してしまった人間”は、もはやその道を進み続けるしかないのかもしれない。たとえそれが破滅の道だとしても。

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メモ

・日記

・祖母の米寿のお祝いがあったので実家に戻った。高い店で食事会をしたのだが、コースだと新しい皿がなかなか届かなくていらいらしてしまった。すっかり貧乏暇無しが身についてしまったようだ。食事に時間をかけるなんて信じられない。せめて本が読みたい。

・実家の本の整理をする。一人暮らしを始めてから一年と六ヶ月を経過しているが、未だに終わらぬ。とはいえ、7割方終了しており、我ながら良くここまで…と自画自賛した。だってだれも褒めてくれないんだもん。

・整理していると『電波的な彼女』の一巻を発掘した。自慢ではないが初版帯付きである。手に取るのも何年ぶりだろうか(なぜか一巻だけどこぞに消えてしまっていたのだ)。

・思わず読みふける(整理が進まない原因)。

・あまりにヘビーな展開にそこはかとなくショックを受ける。こんなに惨い話だったのか。そりゃ、紅も相当に惨い話だけど、あっちは荒唐無稽レベルも上昇しているからなあ。そこまで無残と言う感じはしない。鬼の角を使えばなんとかなるじゃん、みたいな救いがある。『電波的な彼女』には、スーパーヒーローは存在しないからなー。やっぱり残酷さと言うのは、規模の問題じゃあないな。

・帰宅。『SH@PPLE』をとりあえず放置して、『ハーフボイルド・ワンダーガール』を読み進める。

・あ、ありえねえ~…。なんだこの話…。事件の謎に関するミスリード情報を主人公しか知らないってどういうことだよ…。主人公しか知らない情報でミスリードされても、読者が知らない情報なんだからミスリードされるわけねえじゃん…。当初の予想がそのまんま正解とは。…意外性が無いのが意外性か。

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コードギアスについて雑文

・アニメ。なんとかコードギアスだけ観ている。他は観る余裕が無い。

・シュナイゼルはあれだな。仮面の内側には表も裏も無かった人なんだな。完全に私心の無い人物。状況にとってよりベターな選択を取るだけの”機械”。すげえ。敗れはしたが、その凄まじい天才(異常)ぶりは揺らぐことは無いな。

・私心が無い分、その本質を理解したルルーシュにとっては読み易くなったんだろうね。今までルルーシュが勝てなかったのは、シュナイゼルの本質を理解していなかったが故(ルルーシュは想定外に弱いからな)。

・問題は、どのようにしてルルーシュはシュナイゼルの本質を理解したのかと言うことだなあ。まあ視聴者たる自分の理解力が追いついていないせいだろうが。DVDが出たらもう一度見直そう…。

・それにしてもフレイヤって一体どんな兵器なんだ?生きている人が多すぎる。

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2008.09.20

メモ

・日記

・所用あって東京に出たついでに秋葉原による。寄った時に限ってなんでこんなに本が出ているのかな。ひとしきり買い込む。

・帰って来て、ぐったり。何でこんなに本屋をはしごすると疲れるのかな。最近、体力が落ちたせいもあるだろうが。

・節約のために、自炊。まだ炒めるスキルしか所有していないので、もっぱら肉野菜炒めばかり食っている。早く煮込むスキルを身につけて、カレーとシチューぐらいは作りたいが。

・黙々と本を読む。レギオス、面白いが、今更のエピソードだな。バイオメガでは、とつぜん造一が仮面ライダーになってて吹いた。弐瓶勉って、実はかなり特撮が好きだな。

・『SH@PPLE』を10ページほど読んだところで休憩。と言うか本を読むのに疲れた。

・寝る。

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買ったもの

1.『鋼殻のレギオスⅩ コンプレックス・デイズ』 雨木シュウスケ 富士見ファンタジア文庫
2.『レジェンド・オブ・レギオスⅢ レギオス顕現』 雨木シュウスケ 富士見書房
3.『ハーフボイルド・ワンダーガール』 早狩武志 一迅社文庫
4.『ROOM NO.1301(10) 管理人はシステマティック?』 新井輝 富士見ミステリー文庫
5.『ゼロの使い魔(15) <忘却の夢迷宮>』 ヤマグチノボル MF文庫J
6.『SH@PPLE(3)』 竹岡葉月 富士見ファンタジア文庫
7.『暁と黄昏の狭間 甲蛇の書』 西魚リツコ トクマノベルズ
8.『バイオメガ(5)』 弐瓶勉 講談社
9.『ブラム学園!アンドソーオン 弐瓶勉作品集』 弐瓶勉 講談社
10.『午後の国の物語REMIX+』 富士宏 徳間書店

・買うたった。レギオス新刊出たーイエー。レジェンドオブレギオスの新刊も出たーイエー。

・一迅社文庫の作家の集め方はなんかおかしい。おかしいのだが凄いような気もする。とりあえず妥協して一番無難なヤツを買った。他のもそのうち買うかも。

・『ROOM NO.13011』の新刊が出たーイエー。…まだ富士ミスで出てるのか。

・ゼロの使い魔ー…SH@PPLEー…とりあえずイエー。

・しかしブラム学園のフリーダムさは異常。

・『午後の国の物語』って、これは2回目の復刊か?2回絶版になって、そのたびに復刊というのも相当に珍しいな…。

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2008.09.19

メモ

・面倒事が続いて疲れた。相変わらずアニメは観れない。

・本はいつでもどこでも読めるから、消化しやすいな。やっぱり。

・と言いつつ積読が増えるのは何故だ。答え)買っているからです。

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『メタルギアソリッド GUNS OF THE PATRIOTS』読了

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メタルギアソリッド GUNS OF THE PATRIOTS』(伊藤計劃/角川書店)読了。

おお、メタルギアソリッドだ。当たり前だが。しかし、伊藤計劃がここまで当たり前にメタルギアソリッドを書くとは、意外なようでもあり、意外なようでも無しと言った感覚だ。しかし、ほぼ原作の脚本そのままであるはずなのだが、作者の分身として設定された語り手たるオタコンの視点から見ているためか随分印象が変わっているように思う。ソリッド・スネークは英雄である。本人はそう認めないであろうが、紛れも無く英雄なのだ。ゲームにおいては、プレイヤーはその英雄に成り代わって行動するがゆえに、逆説的にスネークの英雄性が際立たないのだが、今作ではオタコンの視点から見るがゆえに、スネークの英雄性が理解出来るようになっている。戦争に翻弄される凡人である我ら(≒オタコン)には、強大な暴威を前に何ほどの行動を起こすことは出来ないのだが、スネークには出来る。老い、朽ちて、滅びつつある一人の男には出来るのだ。挫折を噛み締め、敗北を味わいながら、それでもなお不屈。これは、そんな男が”戦争”に対して為す、わずかな、しかし、乾坤の一滴を描いた、希望の物語であるのだ。たとえ結果は何ほどのことは無かったとしても、その行為こそが希望であり、祈りのようなものであるのだろう。これはそんな物語であると思うのだった。

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2008.09.18

メモ

・近況

・『されど罪人は竜と踊るDD』の3巻を読んでいたら徹夜しかけた。面白れえ~。

・なんか日常パートで新キャラが増えたと思ったら、前シリーズで日常の象徴だったジヴーニャが、”こっち側”にも関わって来るからなのね。3巻の展開からして、二人の関係が、前回のようには行かないだろうなあ。

・いつのまにか群像劇になっていた。ガユスが一応主人公だけど、モルディーン側の描写が増えて、政治的な側面も増えて、何より脇キャラにものすごく描写が費やされていて、すごく魅力的だった。

・テイルズ。なぜか2週目。ちまちまとやってる。今度はシークレットミッションを中心に取り逃したイベントをつぶす予定。まあ、力を抜いてやってます。

・『戦場における<人殺し>の心理学』を読んでいた。面白れえ~。

・「人殺し」と言うものにまつわること。人が人を殺すと言うこと。フィクションでの人殺し。我々が親しむエンターテインメントは、どんな背景に立脚しているのか、とか。いろいろ刺激的な本だった。もう、エンタメであろうと「人殺し」という概念が自分の中で変質してしまったな。

・アニメ。コードギアスはすげえなあ、とか(芸の無い発言)。一見すると小物化が激しいシュナイゼルだけど、どうも裏がありそうな気がする。裏に見えて表。表に見えて裏。どっちか”仮面”か、っちゅー話だよな。

・取り溜めていたソウルイーターを少しずつ消化中。よく動くなあ…という以外の感想が出てこない。これはこれでいいのか。

・『RD』も溜めているし、なんか観れてねえなあ。

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買ったもの

1.『絶対可憐チルドレン(14)』 椎名高志 小学館
2.『月光条例(2)』 藤田和日郎 小学館
3.『クロスゲーム(13)』 あだち充 小学館

『絶対可憐チルドレン』は面白いなあ…なんでこんなに隙がないの?完璧なの?

藤田和日郎はフリーダム過ぎるなあ…。読者のことを全然考えてないような気がするなあ…。

あだち充はマンネリなのに波乱万丈。不思議な作家性だ…。

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『水滸伝(1) 曙光の章』読了

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水滸伝(1) 曙光の章』(北方賢三/集英社文庫)読了。

北方水滸伝を初めて読んだ。面白い。北方先生は何を書いても北方小説になってしまうが、これもまた北方小説であった。志を秘めた熱い男たちが権力にた対して反抗を繰り広げる、と言う話で、登場する男たちはどいつもこいつも超絶に格好良いのだが、時代背景とか水滸伝とか関係なくね?と思わないでもないが、まあ面白いからすべては許されるのだろう。”塩の道”など、梁山泊の補給経路の構築に非常に紙面を費やしていたりするなど、作者はどんな作品を書いても現代的な小説にしてしまうのだな、と感心する。生真面目な作家性だなあ…。この巻の実質的な主人公は林冲なのだが、宋江、晁蓋、魯智深と言った人物も異様に格好良く描かれており、とにかくナイスガイ過ぎてくらくらする。ストイックな文体も相変わらずだし、とにかく格好良い小説を求めている人には大変にオススメです。

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2008.09.17

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(6) 嘘の価値は真実』読了

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(6) 嘘の価値は真実』(入間人間/電撃文庫)読了。

ん?これひょっとして最終巻?なんかあらすじを読んでも本編を読んでも良くわからんのだが、もし最終巻だとすれば、まことにこの作品らしいラストであったと言わざるを得ない。と言うか、すごく面白くて、こんなに素直に面白いと思ったのは1巻以来だぜ!2巻以降も悪いわけではないのだが、あまりにも言葉遊びが行き過ぎて、僕には理解できなくなって(読めなくなって)いたからなあ。みーくんの比喩表現は独特すぎるよ。今回は、みーくんが追い詰められているせいか、そのへんがやや控えめだったこともあり、余裕を持って読めた。また、過去のキャラクターの後日談もあり(まあ後日談と言ってもどん詰まりの人生を後日談と言っていいのか良くわからんが)、なかなか楽しい。みーくん文体以外もちゃんと書けるんだな(激しく失礼)。

内容。僕の好きなぐちゃぐちゃにとっちらかった内容でした!ラブ!で終わってもいいかな。ストーリーなんてあって無きが如しで、ひたすらどん詰まりの人生を歩んでいる人々のとっちらかった独白をひたすら読ませられるという展開。今までで一番駄目人間の描写が濃くて、作者を正直見直した思いだ。いや本当に。どうもこの作者の悪意はうすっぺらいというか、悪意を表層的にしか描かない(それゆえにポップな語り口につながっているから、一概に悪いは言い切れない)印象があったのだが、今回はラストと言うこともあってか、ノンストップでノンブレーキに駄目人間描写が冴えていた。平凡ゆえの地獄と言うべきか。どん詰まりの人生を、それでも明るく生きている絶望感。ああ、明るい絶望とは、まさにこのシリーズそのものをあらわしているものでもあったなあ。終わってみると、この明るい絶望感に満ちたストーリーの、比類なさを実感する。電撃文庫の懐の深さを実感するとともに、このシリーズが終わってしまうことへの寂寥感でいっぱいである。作者にはただお疲れ様と言いたい。

嘘だけど。

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買ったもの

1.『パンプキンシザーズ(10)』 岩永亮太郎 講談社
2.『スクールランブル(22)』 小林尽 講談社
3.『エア・ギア(22)』 大暮維人 講談社
4.『されど罪人は竜と踊るDD(3) Silverdawn Goldendusk』 浅井ラボ ガガガ文庫
5.『七歳美都と虚構の王』 陸凡鳥 ガガガ文庫

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2008.09.16

『空の境界 未来福音』読了

『空の境界 未来福音』(奈須きのこ/TYPE-MOON)読了。

コミケで買った『空の境界』の外伝。ずいぶん前に買ったはずなのに、読み終えるのにずいぶんかかった。なんかもったいなくて、少しずつ読んでいたような気がする。

今までタイトルとあらすじのみ判明していたものの、実際に描かれることのなかった『未来福音』だけど、実際に本になって出てきてみれば、本編+マンガ短編が3編入っていてお徳感がある。さすがTYPE-MOON、ファンサービスに抜かりが無い。

マンガは、いつのまに武内崇ってこんなに綺麗な線が書けるようになったんだ(超失礼な発言)、と驚いた内容だった。もしや、とは思ってはいたが、武内崇の絵は、マンガのように動きのある絵だと映えるのだな。清潔感のある存在感がある。

それぞれ、式と幹也の日常を描いた作品が2作と、浅上藤乃がメインが一作。マンガだと(映画でもそうだけど)式の表情がころころ変わるのが良く分かりますね。普通以上に女の子らしくて不思議な感覚を覚える。浅上藤乃は、その後の藤乃がわかる貴重な作品。視力を失ったと言う描写がたしかにどっかであったような気もするが、本当だったのか…。もっとも、透視を持っているから別に日常生活には困らないんだろうなあ(むしろ見え過ぎて困るのかも)。式とは異なる歯止めを持たない殺人鬼であった彼女がどのような心境にあるのかが垣間見えるのが良かった。何しろ、原作だと一番救われない人だからな…(アルバは除く。ありゃ自業自得だ)。他の人は、たとえ死んだとしても、それになりに納得していると言うのに、彼女は自分で選択すら出来なかったわけで…。

『未来福音』は、幹也と未来視の少女がしゃべくって終わる話と、式VS爆弾魔が平行して語られる。空の境界らしい、無意味に入り組んだ構成になっていて、なんとなく安心してしまう。そうそうこれこれ。本編の方は、いかにも空の境界、と言う感じだったのだが、問題なのが『未来福音・序』(と書かれているくせにエピローグなんだぜこれー。まったくどんだけー)。おい…TYPE-MOONは空の境界の”続編”を出す気満々のようだぞ…。エピローグで短編だってのに伏線がてんこもり…(主人公の処女作とか、とにかく不自然な描写だらけ)。これはTYPE-MOONにはなんとかしてもらわなければなるまいなあ!!

ちなみに『未来福音・序』の時間軸は2008年となっております。主人公は絵本作家兼探偵。相棒の少女とさまざまなトラブルを解決していく話になりそうな。ちなみにこの少女と言うのが、ほれ…あれだ…まあ読んでのお楽しみと言うやつでんな。素でびっくりして『未来福音・序』を3回ぐらい読み返しちゃったよ。

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2008.09.15

『サラン・故郷忘じたく候』読了

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サラン・故郷忘じたく候』(荒山徹/文春文庫)読了。

文庫化されていたのでようやく読んだ。なるほど、ひどいひどいとは聞いていたが、こういう作品だったか。確かにひどい。良い意味で(たぶん)。

以下各話感想。

「耳塚賦」
ちょっぴりいい話のように見せかけて最悪の読後感を演出する作者の手腕に痺れた。直接的な表現でないところも良い。本当にろくでもない。

「何処の是れ他郷」
男同士の熱い友情が文化の枠に囚われ崩壊していく姿を描く。文化的対立って恐ろしいですわホンマ…。最後の、己の人生すべてを否定されてしまった男の放つ絶望が恐ろしい。相手に対する無理解こそが真の悪意か。

「巾車録」
SFかよ!と思わずツッコミ。とある朝鮮官吏が日本に渡り、艱難辛苦に耐え、日本に仇なそうとする(ある側面からは)美談になるところを突然のSF展開で全部ぶち壊しになる話。ようするに作者はぶち壊す事が主題だったんだよね!ぶち壊すためだけに日本の政情と朝鮮の高慢を微にいり細に渡り描いていたんだよね!凄いや!(ヤケクソ)

「故郷忘じたく候」
これは…えーと、あれ?普通に良い話?たぶん間違っているが、荒山伝奇に犯されたわが身では判別つかぬ。たぶん、良い話…なわきゃねーぞ。まあ毎回のことだけど両班はクソの中のクソであると言うことはよくわかりました。あと、故郷ってのは場所だけではなく人も意味するのだ、という文化、国家を超えた思想もまた、荒山伝奇にはあるのだ、と言うことを思いました。考えすぎかも。

「匠の風、翔ける」
これは熱い。匠の業にかける男たちと、それを阻む国家権力との戦い。立ち向かうことなどありえないはずの身分差の中で、それでも誇りを貫こうとする意地。素晴らしい。……まあ、相変わらず両班はク(略。

「サラン 哀しみを越えて」
この短編集中、最大の問題作…怪作?まあネタバレすると大変なことになってしまうので何も言えない。とにかく、えーと、オマージュと言うかなんと言うか。パロディか?なんにしても厄いなあ。

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2008.09.14

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』読了

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ/電撃文庫)読了。

……面白いなあ……面白いのだけどなあ…。美人で優秀な妹に、エロゲーオタクを投影するあたり、もう見てらんない気恥ずかしさと言うか、やっちゃった感があるのだが、そこに一定の快楽が生まれることは否定できない…(オタクとしての自己を投影できるからか)。しかし、そんな”美少女な妹に自己を仮託する”と同時に、”兄として妹を助ける”ことで、読み手のオタクとしての自分自身を救わせると言う、二重三重に複雑極まるナルシズム(自己陶酔)の地獄と言う感じだ。物語としては、非常にオーソドックスと言うか、普通に良い話。きっとそこが重要なのだろう。誰にでも感情移入しやすい設定に、過剰に感情移入が可能な妹の設定。そんでニュートラルな主人公。これだけ揃えば、オタクには面白がるなと言うほうが無理だ。あー畜生、わかりやすいなあ!!(こんなわかりやすい話をなに深読みしているのか…と、自分が嫌になる)これを面白いと感じている時点で、自分的にかなり駄目だろうと思うのだが…否定しきれない。複雑な心境である。

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2008.09.12

『とある飛空士への追憶』読了

51hv322cmolとある飛空士への追憶』(犬村小六/ガガガ文庫)読了。

ロマンティックなラブストーリーとして非常に面白かったのだが、僕があまり摂取しないタイプの作品なので、非常に感想が書き難い。つうか、僕の人生には必要のないタイプの作品なんだよな。ロマンティックな雰囲気やラストの描写の美しさとかは理解出来るのだが、根本的に「………それで?」と言う感覚を否めない。いや、好きな人がいるのも理解出来るし、水準以上に面白いとは思うのだが、僕とは興味の方向性が異なっているようだ。僕がこの作品を読むとしたら、「己に対する社会的制約を憎悪する主人公たちが、何もかも自分とは異なる相手と出会い、お互いに欠けたもの見出し、世界と対峙する」という作品としてであり、ロマンスそのものにはさしたる興味が沸かないのだった。ただ、あまりこの作品の志向性は基本ベタであって、ロマンス小説の枠内を越えていないため、僕の興味とはすれ違うのは致し方ないことなのだろう。

あと、心底どうでもいいことで大変申し訳ないのだが、冒頭、ヒロインの容姿についての描写が延々と2頁に渡って続けられているのに、思わず二次元ドリーム文庫(ノベルズ)を連想してしまった自分は心が汚れているのかもしれない(わかっちゃいるのだが、書かずにはいられなかった)。

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買ったもの

1.『ブレイク ブレイド(4)』 吉永裕ノ介 ソフトバンククリエイティブ
2.『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 伏見つかさ 電撃文庫

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『テイルズ オブ ヴェスぺリア』のあれやこれや(その6)

・ラスボスを撃破。めちゃくちゃ苦労した。が、コツさえわかれば簡単に倒せる。ラピードとリタとリミッツボトル必須。むしろシークレットミッションクリアのために、一気に倒さないほうが難しくなる。

・物語的には、それなりの落とし処に落ちた。主人公の”罪と罰”の問題については、ややわかりにくいが、やはりザウデ不落宮で一通りの決着がついているようだ。それ以降の展開は、その意味では蛇足とも言える。まあ、蛇足をつけないと、主人公死んで終わりだけどね。

・結局、世界滅亡の危機というマクロな状況と、主人公の個人的な罪の問題を両立させようと言うこと自体に無理があるわけで、その中ではわりとがんばっていたシナリオではないかと思う。

・ユーザーに優しいゲームシステムに、なかなか意欲的なシナリオなど、非常な力作であると言うことは間違いない。とても楽しいゲームでした。

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『狗牙絶ちの劔(1) -刀と鞘の物語-』読了

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狗牙絶ちの劔(1) -刀と鞘の物語-』(舞阪洸/角川スニーカー文庫)読了。

『サムライガード』と同じく、本当に作者の趣味だけで小説を書いているなー。作者の欲望がストレートすぎて吹いてしまった。ヒロイン(長髪黒髪セーラー服刀)のキャラの崩し方が、あまりにもあざとすぎて感心するわッ!(呆れつつ)2面性にもほどがあるだろう…と思いつつ、まあこれはこれで…。他にもゴスロリ師匠系ヒロイン(もちろん刀付き)、妹系ヒロイン(当然刀付き)まで出てきて、どこまでフリーダムなんだ?編集部は誰も止めなかったのだろうか…。ヒロインの描写と、もう一方の作者の趣味100%である”居合い”についての内容が全体の80%(推測)を占めており、1巻丸ごとかけても起承転結の”承”までしかたどり着いていないのまで『サムライガード』と一緒とは…。もう、作者はまともに書くつもりがありませんね!?とにかく自分の好きなことだけかければそれでいいと思っていますよね!?これだから生活に余裕のある(独断と偏見)作家は困る…。読者の食いつきとか何も考えてやがらねえ…。

ま、僕のような作者と同じ性癖の持ち主だけ喜べればいいんじゃねえの?と言う話だった。

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買ったもの

1.『チャイルド44(上)(下)』 トム・ロブ・スミス 新潮文庫
2.『虚空の旅人』 上橋菜穂子 新潮文庫
3.『神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン』 榊一郎 GA文庫
4.『神曲奏界ポリフォニカ エンシェント・ホワイト』 高殿円 GA文庫
5.『神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎』 あざの耕平 GA文庫
6.『ばけらの!』 杉井光 GA文庫
7.『アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋』 須賀しのぶ コバルト文庫

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2008.09.11

『疾走する思春期のパラベラム[デイドリーム]』読了

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疾走する思春期のパラベラム[デイドリーム]』(深見真/ファミ通文庫)読了。

深見真…!自重してねえ…ッ!!思春期の少年少女たちの男女…女女…男男関係がてんこ盛り。なんと言うか、非常におおらかでいいですよねー。あっけらかんとした、人を食ったような深見真らしさが充溢している。人を好きになることは、性別とかそういうのは関係ないんだぜ、と言わんばかりだ。読んでいると、だんだん性差などと言うものはたいしたことではないような気がしてくるぜ(そんなこたーない)。

パラペラムたちと敵対する、すなわち人類の敵である灰色領域との緊張が高まる中、パラペラム内部抗争が勃発。主人公たちもまたそれから無関係でいることは出来ず、物語は混迷を深めつつある。新キャラも登場して、主人公は相変わらず内相的に自省を繰り返し、女性陣はパワフルではあるものの、しかし、流動する状況に翻弄されざるを得ない。追い詰められつつある主人公たちの閉塞感が青春の閉塞とリンクしていて、改めてこの作品の本質がジュブナイルであるということに気づかされた。基本には、ひどく”まっとう”なものを大切にしている作家なのだなあ、といまさらながら思う。

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2008.09.10

『ダークナイト』についてメモ

・『ダークナイト』を形容する言葉としては、「アメコミ映画として傑作なのではない。犯罪映画として傑作なのだ」というのもありか。いや、今、1分で考えたフレーズだが。

・前作『バットマン・ビギンズ』で、格闘シーンがガン=カタみたいだと思った理由がわかった。この監督のアクションシーンは、ものすごく泥臭い。言い換えると、地に足を突いたアクションなんだよな。

・バットマンは超人じゃない。武術の達人かもしれないし、最新式の防護服に身を包んでいるけれども、ただの人間。大人数と戦うには、あるいは銃を相手にするにはあまりにも無力だ(なにしろダークナイトでは、バットマンをもっとも直接的にダメージを与えたのは”犬”だもんな。やっぱ動物は怖い)。

・だから、バットマンは絶対に多対一では戦わないし、戦う状況になったときは分断するための策を講じるし、何より奇襲戦法を旨としている。この徹底した合理性。この合理性はガン=カタの合理性に通じるものがあると思う。

・あまりにも合理的すぎて派手さが無いので、アクション映画を観ようと思った人には評判が悪くなってもおかしく無いよなあ…『ビギンズ』。

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『テイルズ オブ ヴェスぺリア』のあれやこれや(その5)

・タルカロン攻略中。攻略にやたらと時間がかかっているのは、難易度の問題ではなく、武器の合成三昧の日々を送っていたためである。ふと気がつけば20時間ぐらい合成に費やしてしまった。一体、オレは何をやっているんだ…。

・放置していたサブイベントもこなすものの、すでに条件が足りないのか、中途半端で終わるのも多い。うーむ、これは二週目もやれと…。

・何やかやでラスボスまで到達。しかし、ここで罠が。

・うっかり魔装具を全部そろえてしまったため、ラスボスが強化。マジかよ!隠しアイテムがラスボス強化アイテムなんてわかるかよ!!<確認不足です。

・見事に全滅。

・力押しは無理だな。と言うわけで戦術で勝てるよう、作戦を練らなければ…。

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『疾走する思春期のパラベラム[灰色領域の少女]』読了

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疾走する思春期のパラベラム[灰色領域の少女]』(深見真/ファミ通文庫)読了。

このシリーズは深見真にしてはまともだ。そう考えて時期が僕にもありました。2巻目にして早速やっちゃいましたよ!本当に深見真って同性愛大好きなのな!(あえてレズとは言わない。だってねえ…女同士だけじゃなくて男まで…)なにこれ?作者は『ヤングガン』と勘違いしてない?あまりにもガチ過ぎる描写にこっちがびっくりですよ。まあ、主人公は相変わらずナイーブな自己言及を繰り返し、女性陣ははっちゃけまくって不敵で無敵だし、なんかもーやっていることが全然変わらないのでした。まあ面白いから文句無いんだけどさ。

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『疾走する思春期のパラベラム』読了

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疾走する思春期のパラベラム』(深見真/ファミ通文庫)読了。

思春期のドロドロと銃器で綴られる深見真の超中二センスが爆発ストーリー。某シリーズと異なり、ちゃんとライトノベルの範疇にとどまっているところがえらい。自重という言葉を知っていたんだな…作者…。一般人の主人公が、非日常に触れることで巻き込まれていくという学園異能のお約束を踏まえながら、やたらと詳細な銃器(なんてかわいいもんじゃねえが)描写、冷たく乾いた世界の描き方、焼け付くような虚無を抱えた登場人物たちといい、やっぱり深見真らしかった。少年を主人公にすると、この作者はひどくナイーブなものを前面に押し出してきますよねやっぱり。少女は圧倒的に強いんだけど。わかりやすいなあ。

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2008.09.09

メモ

・『シャングリ・ラ』がアニメ化だとう!?しかも村田蓮爾キャラデザで!

・まあ荒唐無稽でバトル美少女(美女)(ニューハーフ)がいっぱい出てくるからアニメ化しやすいといやあ、まあしやすいかもしれない。

・でも、それなら『マルドゥック・スクランブル』を…いや、なんでもないです。

・つうか、『テンペスト』も買わなくちゃな。

・つくづく考えたが、『ダークナイト』はやっぱり大傑作だな、と数日経ってから思う。

・もう一回ぐらい観に行っておこう。

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2008.09.08

最近のアニメ

・『コードギアス』。ええええ~。前回、ナナリーの笑顔はなんのためのものだ!といって皇帝を論破したのにこの展開かよ。スタッフマジ容赦無い。どこまでルルーシュから奪えば気が済むのか。やめて!ルルーシュのHPは(以下略。

・ところで、わざわざルルーシュがアシュフォード学園にやってきたのって、ひょっとしてニーナを手に入れるためか?フレイヤを手に入れることで、冷戦構造を作り出すためか?(先手を打たれた、って言ってたもんな)

・『夏目友人帳』。あやかしの描き方が非常によろしいですねえ。人間の姿をしたあやかしは、すべて仮面をかぶっているのは、現世とのつながりを意味しているのかしら。仮面をはずすのは、消滅するときか、他者に括られる(式神になる)ときだけとか。

・あとは『マクロスF』とか『ワールドディストラクション』とか『セキレイ』とか。

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『円環少女(8) 裏切りの天秤』読了

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円環少女(8) 裏切りの天秤』(長谷敏司/角川スニーカー文庫)読了。

やっぱり全然勝てませんね主人公。メイゼルを守るために組織を離れた仁は、個人となることで巨大な組織に翻弄される駒でしかなくなっている。まあそんなことは、主人公だって読者だってわかりきっていたことですが。巨大な嵐の中に投げ出された主人公がよすがとするのは、それまでの戦いの中で培ってきた、ほんのわずかなつながりのみ。きずなとのつながり。メイゼルとのつながり。しかし、それさえも大きな力が叩きつぶしていく。エレオノール・ナガンとの出会いが無ければ果たしてどうなっていたことか。それすらも溺れるものの藁に過ぎなかったにせよ。しかし、くじけかけていた仁が、再び再起するきっかけになり、そして彼を真の意味で再生させるのが、メイゼルの意思であると言うことが判明する展開が熱い。奮起し、単独で”戦争”を始めることになってからの仁は、それまでの迷いが嘘のように凄まじい爆発力を見せており、見事なカタルシスがあった。以前、彼が公館を裏切ってまで得たものは、無為では無かったのだ、と思える。まあ、結局、メイゼルがいないとダメダメなんだけどな。仁ときずなは相性が良すぎるので、お互いに相手を駄目にしていくタイプだからなあ。仁にはメイゼルぐらい、背中を蹴っ飛ばしてくれる相手の方がいいのかもしれない。このロリコンめ。きずなもがんばれ。あとエレオノールは今後もレギュラーになってくれると嬉しいのう(願望)。

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『ダークナイト』を観て来た

・バットマンの新作『ダークナイト』を観た。

・こんな悪意と不安と緊張に満ちたアメコミ映画を初めて観た気がする。

・160分という長丁場ながら、ほとんど弛緩するところが無いのが凄いのだが、何より、「アメリカ、一体どうしちゃったの?」感がバリバリ。今のアメリカは、もはや”正義が勝つ”と言うことが、幻想でしかないということを知ってしまったとしか思えない。

・正確には、幻想(正義は勝つ)と現実(しばしば正義は敗北し、不条理がこの世を支配する)のせめぎあいが、この作品には満ち溢れていると言えようか。

・バットマンがいかに全力でジョーカーに立ち向かっても、この世の悪の象徴とも言えるジョーカーは、まともに勝負さえしてくれない。ジョーカーは、バットマンとは次元の違う場所に泰然としてあり、たとえ彼を捕縛しようとも、その悪意は逃れることが出来ない。この世の悪とは目に見えないものであり、バットマンの力は、悪そのものには手が届かないのだ。

以下、自分が面白かったところをメモ。

・バットマンもジョーカーがフリークス(怪物)として描かれているところが、あまりにも悲壮だった。フランケンシュタインズモンスターの悲哀にも似た、哀切さを感じる。滅びの美学とでも言うものか。

・民主主義に対する深い疑義が差し挟まれているところが興味深かった。ネタバレになるので詳しくは書けないのだが、市民の多数決で決められたことが、しかし、市民の暗黙の内に破り捨てられる。しかし、それこそが本当に正しいことだったのである。これはちょっとびっくりしてしまった。

・正義の味方の崩壊が描かれていることが圧巻だった。正義を為すためには積極的に悪を為さねばならぬ矛盾。人を救うためには人を殺さなくてはならない矛盾。何より、正義を為すためには、正義とは幻想であることを受け入れなければならないという矛盾。バットマンは最後までその矛盾に苦しめられ、最後にある一つの決断を下す。ここが、もう、なんと言うか言葉にならない。

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買ったもの

1.『戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争』 高木徹 講談社文庫
2.『闇の公子』 タニス・リー ハヤカワ文庫FT
3.『天の光はすべて星』 フレドリック・ブラウン ハヤカワ文庫SF
4.『アンナ・カレーニナ(1)(2)』 トルストイ 光文社古典新訳文庫
5.『狼と香辛料Ⅸ 対立の町(下)』 支倉凍砂 電撃文庫
6.『ツァラトゥストラの階段(3)』 土橋真二郎 電撃文庫
7.『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(6) 嘘の価値は真実』 入間人間 電撃文庫
8.『電撃コラボレーション NW号の悲劇』 電撃文庫記念企画 渡瀬草一郎他 電撃文庫
9.『ギャンブルフィッシュ(8)』 原作:青山広美 作画:山根和俊 秋田書店
10.『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(5)』 原作:佐藤大輔 漫画:佐藤ショウジ 角川書店
11.『夢渡りプルチネッラ(1)』 大岩ケンジ 角川書店

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2008.09.06

メモ

・今日は『空の境界第5章』を鑑賞してきた。感想としては、一緒に言った友人と合意した「原作みたいに分かり難い」映画だった、と言うにとどめておこう。まだ、肯定も否定もしにくい。

・そのあと、6時間ぐらいぶっ続けでカラオケ。さすがに疲れた。

・気力が沸かないので、本日の感想はなし。

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2008.09.05

『テイルズ オブ ヴェスぺリア』のあれやこれや(その4)

・タルカロン突入寸前まで。

・世界を大きく変容させてしまう主人公たちの世界救済プランを、最高権力者たちが素直に受け入れてしまうのには、ちょっと拍子抜けした。まあ、これまでも天然殿下をはじめとして、ギルドの首領の面々の真摯な為政者ぶりは強調されているので、違和感というものではない。むしろ、主人公たちのこれまでの”正義”が、決して独りよがりのものではなかった、という意味では一貫した描写であると思う。

・ただ”正義”を貫くRPGという初期テーマからすると、ここで社会というか権力の信頼を得られる展開よりも、誰にも理解されないまま、それでもなお己の正義を貫く、という方がよりテーマが強調されるような気がする。…さすがに悲劇的過ぎるが、そちらの方が、冷たいリアリティを感じさせられるのだが…まあ、これは趣味の問題だな。

・ただ、主人公の”罪”の問題はどうするのかなあ。ザウデ不落宮での一件で、うやむやにされてしまった感じもあるが…。ラストダンジョンで”罰”のテーマまで踏み込んだらこの作品は神域の作品になるだろうが。さすがに無理かな…。

・そうそう、書き忘れていたが、この作品のOP曲はかなり好き。初めに聞いたときはそれほど思わなかったけど、これは繰り返し聞くことで良さがわかってくるタイプだな。歌詞の意味を考えるながら聞くと、ちょっとゾクっとするほど良い。ゲームを起動するたびに聞いてしまう。

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『コピーフェイスとカウンターガール』読了

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コピーフェイスとカウンターガール』(仮名堂アレ/ガガガ文庫)を読んだー。

わかる、わかるぞ!この作者、実は森見登美彦を目指しているだろう!?詭弁論部とか出した時点でハッキリとわかったもんね!間違いないね!と勝手にヒートアップするオレ。文学なのかライトノベルなのかさっぱりわからん曖昧なところとか、もうオレの大好物よ!作者も編集者も好きなようにやってくれれば良いと思う。オレはこの方針を支持するからさ!うひひ、こういう作品が出るからガガガ文庫はやめられんのじゃあ!

内容について。”コピーフェイス”のくだらなさ、バカバカしさはなかなか好みなのだが、もう少し、とぼけたユーモアを追求した方が良かったのではあるまいか。僕は文学とライトノベルの融合という点について、肯定的に捉えているのだけど、この設定はややライトノベル的作風から浮いてしまっている。ラノベ的文脈から外れているとも言える。そのあたりが、前半をちょっと変わったラブコメと捉えていた読者には、ウケが悪くなってしまうのではないかと心配になってしまうのだ。だって理由がないんだもんなあ。文学では、雰囲気と文体で押し切ることが可能なのだけど(森見登美彦はその典型的な例だ。あの人のデビュー作品も、ストーカー小説と思ったら幻想小説だったしな。未読の人は何を言っているのかわからないと思うが、本当だ)、ラノベ読者は、背景に奇妙にこだわるタイプが多いので、マイナスになってしまうかもしれない。文体で押し切るにしても、ラノベ的簡潔な文体になってしまっていることもあり、難しい。まあ、繰り返すが僕は凄く面白いんだけどな。くだらない想像力(褒め言葉)を見事に作品に昇華していて、一風変わったラブコメに仕立て上げている。見事なセンスだ。

”カウンターガール”のラブリーさもなかなかのもので、これはラノベ的にもウケが良さそう。もっとも、この”カウンターガール”という設定が生きているかというと…まあ生きていないわな。これまたラノベ的文脈から外れてしまっている。だって普通(とも言い切れないが)の女の子じゃん。まあ普通なところが可愛いんだから問題ないんだけど、この辺も設定が生きていないという人が多そうだなあ。そこら辺を突っ込ませないだけのオレワールドが展開されていないところが、その辺の説得力の無さにつながってしまっている可能性はあるかも知れない。

だから、作者の次回作以降は、ラノベ的文脈を受け入れるのではなく、より一層文学方面の方向を強くして、オレワールドを展開していただきたい。いっそ、田中哲也レベルで突き抜ければ、さらに面白くなるんじゃないかな(オレにとっては)。

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買ったもの

1.『ワンピース(51)』 尾田栄一郎 集英社
2.『銀魂(25)』 空知英秋 集英社
3.『スティール・ボール・ラン(16)』 荒木飛呂彦 集英社
4.『飛狐外伝(2) 愛憎の父娘』 金庸 徳間文庫

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『マーベラス・ツインズ契(2) めぐり逢い』読了

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マーベラス・ツインズ契(2) めぐり逢い』(古龍/ゲームシティ文庫)読了。

相変わらず絶好調に面白い。親馬鹿五大悪人が登場したり、ノー説明で燕南天が復活したり、燕南天のあまりの英雄っぷりに登場人物全員が大困惑したりと見所が多すぎて処理仕切れませんパラダイス。なんていうか、幸せってこういうことを言うのかなあ(言い過ぎです)。力の上下関係がはっきりしていて、ぶいぶい言わせていた悪人が、更なる超悪人の前に滑稽にして悲惨な目に会わされるや、さらなる超英雄の登場で超悪人もガクブル状態で逃げ惑うわ、お前ら本当はギャグでやっているだろ!?みたいな展開があまりにもおかしすぎて抱腹絶倒。いやー描写自体はグロいとさえ言えるのに、この爽やかさは一体なんなのか。突き抜けたグロはギャグに通じるな!と思った。

見所は本当にたくさんあるので説明しにくいのだが、やっぱり小魚児と花無缺の心の変遷もまた注目。前巻で、自分の弱さから立ち直り、失った誇りを取り戻そうとした小魚児は、やはり考え方にも大きな変化があるようで。無理難題を吹っかける相手に対し、正々堂々、己の実力と器量のみで打ち負かしていく花無缺の姿を見て、”正しく生きる”こと、つまり結果のみを追い求めるのではなく、正しい過程を歩むことの強さとしなやかさ、美しさを知る。悪知恵でもって相手の裏を掻くだけではたどり着けない境地があることを悟ったわけですね(この瞬間、”悪たれ”から真の”英雄”への飛躍を為した)。また花無缺もまた、奔放な小魚児の健やかさに憧れを抱き続けていたことが明らかにされている。彼らの心の変遷が思いのほか丁寧で細やかで、感動的だった。なんと言うか、古龍ってこんな細やかな描写をする作家だったんだな。てっきり行き当たりばったりでストーリーを作っているのかと思っていたよ。

それにしても、真の英雄になっても女性問題で苦労する小魚児…。ナイスガイ過ぎるのも問題だな…。

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2008.09.04

『彼女は眼鏡HOLIC』読了

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彼女は眼鏡HOLIC』(上栖綴人/HJ文庫)読了。

HJ文庫ってこういうのもありなんだな。なかなか懐が深いなあ…と思わされた一作。というかありなのこれ?確かに、眼鏡に対する作者の愛情は良くわかる。愛情が高じて眼鏡を使ったサイキックバトルを作りたいという欲求も理解出来るつもりだ。だが…その…なんと言うか……何が書いてあるのか良くわからん!本当にこの作者はオレと同じ言語を使っているのだろうか?たぶん、作者は格好良い言い回しを目指しているんだとおもうんだが…実に頭に素直に入ってこない文章だと思った。なんかこの文章の匂いに覚えがあるぞ…と思ったら、すぐにわかった。築地俊彦じゃねえか。読者に対して嫌がらせとしか思えない表現や、趣味爆発のオレ様ストーリーといい、これは築地俊彦クリソツ!フォロワーと言ってもいいぐらい。つうかフォロワーが出るタイプの作家だったのか…(そこに驚くか)。

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『ヴァルプルギスの後悔 Fire1 Warning Witch』読了。

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ヴァルプルギスの後悔 Fire1 Warning Witch』(上遠野浩平/電撃文庫)読了。

『ビートのディシプリン』の裏話みたいな話。ピート・ビートが怒涛のごとく迫り来るディシプリンに、大変な目にあっていた裏では、炎の魔女をめぐる一連の物語があったのだ---。というわけで、ディシプリンの最後にあった伏線をようやく回収するつもりらしい。随分長く待たせたものよ。講談社の『事件シリーズ』などで、”魔女”に関する逸話がちらほらあったり、その他”魔女”に関する伏線はあったけれども、ここまで世界観そのものに関わって来るとは思わなかった。これを初期から構想していたら凄いなあ。一巻時点では、凪に潜む魔女の存在と、周囲の人間の関わりに終始しているので、話がどういう方向にいくのかわからないのだが、どうもブギーポップがどのような干渉を行ってくるのかで決まりそうだ。凪を世界の敵として認識するのかどうか…。まあ、本人の言葉を信じれば、あまり積極的な干渉はして来るとも思えんな。すると”対決”の物語になるのか。何を信じて何を戦うのか。凪の方向性の問題なのかなあ。どうせ素直なエンタメにはならないと思うので、存分に哲学バトルを繰り広げてくれることを期待したい(歪んだ読み方)。

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2008.09.02

『プリンセスハーツ 乙女の涙は最強の武器!』読了

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プリンセスハーツ 乙女の涙は最強の武器!』(高殿円/ルルル文庫)読了。

ええっと、どのあたりが最強の武器だったんだっけ?まあそんなツッコミはどうでも良くて、ツンデレ仮面夫婦がようやくお互いに歩み寄りを始めたという話(デレ期とも言う)。ここまでくるのも長かったなあ。前回は、お互いに対する素直でなさゆえに陥ってしまったピンチを(しかし、夫婦の痴話喧嘩に巻き込まれる国家って…いや、何も言うまい)、お互いの非を認めることで、克服していく話になっていて、結構カタルシスがあった。とりわけルシードに紙面が費やされていて、今までよく言えば正直で不器用、悪く言えば単純バカ(直球!?)だったルシードが、国王としての自覚を得ていき、行動する姿はまさしくヒーローと言えよう。ジルに対する感情も理解し、さあついに物語は最高潮にっ…行こうとしたらジルの超鈍感ぶりに阻まれるのであった。なんと!ジルがいわゆるギャルゲ主人公の超鈍感スキルを発揮するとは!などとどうでもいいことで大喜びをする吉兆でした。まあこの調子でしばらくはちぐはぐな関係が続きそうです。結構引っ張るなあ。もっとも、”あの人”の存在が物語を陰惨な方向にもって行きそうな不穏な空気もあり、波乱含みの終わり方でしたな。まあこれからも大変そうだけど、この夫婦なら何とかなるんじゃね?と思えるのは二人の人徳というものか。

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買ったもの

1.『JINKI-真説-(3)』 綱島志朗 メディアワークス
2.『偽物語(上)』 西尾維新 講談社BOX

『JINKI』のピンナップはエロ過ぎる…。作者はチラリズムをどこまで極めるつもりなのか。もはやチラではすまない領域に到達しつつあるが…。ところで元の作品をばっさばっさに内容を再構成しているな。まあ単に時系列に直しているだけだけど。つうか元々の構成がひどすぎたんだよなー。掲載誌の問題があったとはいえ、ひどいもんだった。何しろ話が、現在(を無印とすると)→未来→過去→過去のさらに回想→現在、みたいな構成だったからなあ。読んでいるこっちが混乱するわ!まあ、こうやって時系列どおりに構成されると、非常にすっきりした内容になっていて良いですね。ところどころ、エクステンドの情報が混じっていてこれまたわかりにくいけど…。

西尾維新の初めてのアニメ化!監督は新房昭之!開発元はシャフト!…完璧な布陣じゃないか。

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『テイルズ オブ ヴェスぺリア』のあれやこれや(その3)

・ザウデ不落宮攻略まで。ザウデがクライマックスかと思ったらまだ先があるとは…。

・ユーリが刺されるというのは、これは”報い”なんだな。己の正義(感情)にのみ基づいて罪を犯したユーリは、同時に他の誰かの正義(感情)によって裁かれることになる。それは当然のことなんだよな。社会の法に従わぬということは、己もまた社会の法に守られぬということなのだから。

・その辺はきちんとわかっている主人公なんだけど。だから刺されたこと自体は恨みに思うことは無い。何故と問うこともしない。彼自身、誰でも自分の正義で裁いてしまってかまわない、と考えている。なぜなら彼は罪人だからだ。

・なんか、この先の展開でも、ユーリの”正義”を貫き通すことになると…ユーリ、死ぬんじゃねえか?世界規模の危機を前に、とるべき手段は多くない。世界を破滅させないためには、なにかの代償が必要だ。正義とはすなわち、天秤の測り手であり、”とるべき犠牲を選択する”ものなのだから。

・つまり、ユーリって衛宮切継なんだな。あれよりもずっと俗っぽい(言い換えれば大人だ)けど。

・スキルの付け替えがメンドイ。そのメンドイさが楽しいと言えなくも無いが。でもやっぱりメンドイ。

・術技を覚えさせるのがメンドイ。奥義はともかく、変化技をマスターさせるとなるととてもメンドイ。

・やはり、テイルズシリーズは、時間の有り余っている人向けのゲームなのだな、ということを強く感じるのだった。

・覚えにくい術技セット、とかをDLCでやられたら買ってしまうかも知れん。

・精霊の誕生…ってあれ?これってテイルズの他シリーズと繋がっている?最古の話だったりするのか?

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『バットマン・ビギンズ』を観た

51hwqqtbbvl 『バットマン・ダークナイト』が傑作らしいという噂を聞いたので、予習の意味を兼ねて『バットマン・ビギンズ』を観た。面白かったのだが、やや溜めに欠ける印象があった。一場面が短く、頻繁に切り替わるので、非常に慌しい印象を受けてしまったのだが、これは原作物には不可避な問題だろうか。つまり、原作のエピソードを少しでも多く入れようとして、ぶつ切りになってしまっているのだろう。そのように、大量のエピソードが投入されているにもかかわらず、映画という枠組みがある以上二時間強で収めねばならないための結果、としてスピーディーに物語が流れすぎてしまうことになっているように思った。

ところで、主演がクリスチャン・ベールであるという先入観が邪魔しているのか、格闘シーンがあまりにもガン=カタ過ぎる。格闘シーンでも、バットマンが圧倒的な力で叩きのめすわけではなく、敵な集団であれば分断し各個撃破、または密集した状況下では懐に飛び込んで乱戦に持ち込むなど(ここが非常にガン=カタくさい)、戦術を駆使しているところが奇妙にリアルで面白かった。

この”リアルさ”というのは映画全般にも言えて、まあ、チベットの奥地に忍者軍団がいるというのはさすがに無いだろ、というツッコミ処はあるものの、徹底してシリアスに、アメコミの荒唐無稽さを廃し、犯罪への恐怖と怒りの物語と言う側面を強調しているように思う。なんというかバットマンを”スーパーヒーロー”にはしない、ただ犯罪を憎むただの男というところを強調しているように感じるのだった。それゆえに、彼の意思が尊いものとなるような気がする。

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