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2008.09.08

『円環少女(8) 裏切りの天秤』読了

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円環少女(8) 裏切りの天秤』(長谷敏司/角川スニーカー文庫)読了。

やっぱり全然勝てませんね主人公。メイゼルを守るために組織を離れた仁は、個人となることで巨大な組織に翻弄される駒でしかなくなっている。まあそんなことは、主人公だって読者だってわかりきっていたことですが。巨大な嵐の中に投げ出された主人公がよすがとするのは、それまでの戦いの中で培ってきた、ほんのわずかなつながりのみ。きずなとのつながり。メイゼルとのつながり。しかし、それさえも大きな力が叩きつぶしていく。エレオノール・ナガンとの出会いが無ければ果たしてどうなっていたことか。それすらも溺れるものの藁に過ぎなかったにせよ。しかし、くじけかけていた仁が、再び再起するきっかけになり、そして彼を真の意味で再生させるのが、メイゼルの意思であると言うことが判明する展開が熱い。奮起し、単独で”戦争”を始めることになってからの仁は、それまでの迷いが嘘のように凄まじい爆発力を見せており、見事なカタルシスがあった。以前、彼が公館を裏切ってまで得たものは、無為では無かったのだ、と思える。まあ、結局、メイゼルがいないとダメダメなんだけどな。仁ときずなは相性が良すぎるので、お互いに相手を駄目にしていくタイプだからなあ。仁にはメイゼルぐらい、背中を蹴っ飛ばしてくれる相手の方がいいのかもしれない。このロリコンめ。きずなもがんばれ。あとエレオノールは今後もレギュラーになってくれると嬉しいのう(願望)。

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