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2008.09.18

『水滸伝(1) 曙光の章』読了

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水滸伝(1) 曙光の章』(北方賢三/集英社文庫)読了。

北方水滸伝を初めて読んだ。面白い。北方先生は何を書いても北方小説になってしまうが、これもまた北方小説であった。志を秘めた熱い男たちが権力にた対して反抗を繰り広げる、と言う話で、登場する男たちはどいつもこいつも超絶に格好良いのだが、時代背景とか水滸伝とか関係なくね?と思わないでもないが、まあ面白いからすべては許されるのだろう。”塩の道”など、梁山泊の補給経路の構築に非常に紙面を費やしていたりするなど、作者はどんな作品を書いても現代的な小説にしてしまうのだな、と感心する。生真面目な作家性だなあ…。この巻の実質的な主人公は林冲なのだが、宋江、晁蓋、魯智深と言った人物も異様に格好良く描かれており、とにかくナイスガイ過ぎてくらくらする。ストイックな文体も相変わらずだし、とにかく格好良い小説を求めている人には大変にオススメです。

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