« 『きみとぼくが壊した世界』読了 | トップページ | 『地球人類最期の事件』読了 »

2008.08.26

『アニスと不機嫌な魔法使い』読了

515thzixlcl__ss500_

アニスと不機嫌な魔法使い』(花房牧生/HJ文庫)読了。

海外のライトファンタジー的な雰囲気をめざしているのは良く分かるのだが、話に寓意性が足りないのがちょっと不満。永遠の子供であるシドや、アニスの過去などにいろいろな物語が詰まっていそうな雰囲気は好きなのだが、結局それらの雰囲気が雰囲気だけで終わってしまった感じ。抽象的な表現になってしまうけど、細部に物語が宿っていないんだよなあ…。まあライトノベルにそういうのを求めるものではないのは重々承知のはずだったんだけど、冒頭の雰囲気がとても良かったので騙された…というのはさすがに言い過ぎとしても、期待しすぎてしまったようだ。結局、ヒロインの力とシドの設定にはなんら因果関係はないわけだから、二人が一緒にいる必要はないと思うんだけどな。まあ物語中で説明はされているが、本当に一緒にいる必要があるのかと言われれば疑問。いや、シドとアニスの不器用な関係を描写したいという意図はわかるんだけど、どうもしっくりこないなあ。

|

« 『きみとぼくが壊した世界』読了 | トップページ | 『地球人類最期の事件』読了 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29313/42231264

この記事へのトラックバック一覧です: 『アニスと不機嫌な魔法使い』読了:

« 『きみとぼくが壊した世界』読了 | トップページ | 『地球人類最期の事件』読了 »