« 『テイルズ オブ ヴェスペリア』のあれやこれや | トップページ | 『アニスと不機嫌な魔法使い』読了 »

2008.08.26

『きみとぼくが壊した世界』読了

512bgs7koa1l__ss400_

きみとぼくが壊した世界』(西尾維新/講談社ノベルス)読了。

なかなか良い。面白い、と言うより良い作品と言う形容をつけたいな。西尾維新が常に持っている、物語の定型を壊そうとする志向を上手く飼い慣らして、端整な作品になっている。化物語ほどに物語をぶっ壊しているわけでもなく、戯言シリーズほどキャラ小説化もしていない、という表現は自分で書いておいてなんだが妥当とは思えないけれど、まあ位置付けとしては西尾維新の中では非常にニュートラルな位置にある作品だとは言えるだろう。なんというか、作家としての西尾維新が強く立ち現れていると言うか。まあよくわからんがね。

作品については…んー上手く言えないな。様刻くんと黒猫さんの二人のやり取りは面白かったけど、要するに記号なんだもの。虚構の中の虚構。メタメタメタフィクション。これを面白いって言ったら明らかに負けだろ(言っているじゃん)。ああ、でも最後の黒猫さんの服装が、それまでと違っていたところが良かった。あれがあるとないでは作品の方向がぜんぜん違ってくる。やっぱり良い作品だなあ。

|

« 『テイルズ オブ ヴェスペリア』のあれやこれや | トップページ | 『アニスと不機嫌な魔法使い』読了 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29313/42278762

この記事へのトラックバック一覧です: 『きみとぼくが壊した世界』読了:

« 『テイルズ オブ ヴェスペリア』のあれやこれや | トップページ | 『アニスと不機嫌な魔法使い』読了 »